紅葉
久々の更新です。ブドウ畑も秋の深まりとともに、葉が紅葉しています。
秋晴れの23日、全体作業がありました。草取りと殺虫剤の散布です。
畑を歩き、今シーズン唯一残った小さな房を見つけました。実はしおれています。
落葉植物のブドウは、秋から冬にかけて芽が休眠状態となります。これから落葉期、休眠期に入っていきます。
先日、山梨大ワイン科学研究センターで、岡山大名誉教授の岡本五郎さん(果実学)による講義を聴く機会がありました。岡本先生によると、必要とされる冬季の低温の量は、5度以下に800~1200時間、もしくは0±1度で3週間とされ、低温が不十分だと、発育不良が起こるそうです。
ブドウ樹は秋、デンプンや糖などを根にため込み、来春の開花期まではその貯蔵養分を使うそうです。根に栄養を供給するのは葉の光合成なので、最後の最後まで葉の役割は大きいです。ちなみに、葉と果実のバランスとして、果実1キログラムに対して、葉面積を1万平方センチメートル確保するのが望ましいとのご説明がありました。
(2008年11月25日更新)