“事件”
それは17日の畑作業時に起きました。以下は、先の記事で触れました“事件”の経緯です。
その日の参加メンバーが怪訝な顔で、木の周りに集まりました。よく見ると、幹の根元に小さな穴を発見しました。木を引き抜いての原因究明が始まりました。
幹を切り刻んだところ、害虫被害が明らかになりました。それも警戒していたはずのコウモリガの幼虫でした。一様に大きなショックを受けました。すかさず根元の一斉点検です。
残念なことに、さらに他の1本に被害の兆候が見られました。食入口が糞(ふん)で覆われるのが特徴のようで、この木には応急処置を施しました。
マンズワインの中山さんからは後日、「被害が少ないときは穴に針金を差し込んで防除する」などのアドバイスがありました。
木を枯らしてしまうほどの被害ですから気になって、県内ワイナリーの栽培担当者らに話を聞いてみたところ、幼木は狙われやすいとのことでした。聞いた範囲では、どこでも被害の経験があるようです。「コウモリガは6月ごろ、空爆のように卵をまき散らす」というので、やはり対策としては幼虫が伝わりやすい根元周辺の草をこまめに取り除くことが大切だということでした。
それにしても、害虫の怖さを思い知らされた出来事でした。
(2008年08月28日更新)