納涼会
15日、甲府市下石田のカフェ・ラ・トゥーシェで、ヴィニュロンズクラブの納涼会が開かれました。
栽培している品種がメルローですから、当然、ワインもメルローです。真夏日だろうがお構いなく、ひたすら赤ワイン、メルローを味わいます。
ワイン愛好家で弁護士の山本博さんも近著で「山梨県の人がワインを知らなすぎる」と指摘していましたが、ブドウ栽培者が造りたいワインをイメージすることは大切なことだと思います。
フランスワイン中心の前回と異なり、今回は結果的に国産、新世界(ニューワールド)のワインがそろいました。10人足らずの参加者で、計4本を楽しみました。
以下、参加者の感想を踏まえコメントをまとめました。
▽キャネー万力メルロ2007(金井醸造場)=山梨
メルローというよりも赤い果実のニュアンスを強く感じました。デキャンタをしていただきましたが、時間の経過とともに印象が変わります。
▽NACメルロー樽熟2006(井筒ワイン)=長野
今年の国産ワインコンクール金賞ワイン。バランスがとれ、エレガントな味わい。塩尻産メルローの品質の高さを見せつけられました。
▽グレイスメルロ2006(中央葡萄酒)=山梨
今年のジャパンワインチャレンジ銀賞・最優秀日本ワイン賞。以前も書きましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンのニュアンスも感じます。果実味やミネラルなど複雑な味わいが印象的でした。
▽サンダルフォード・メルロー2002(オーストラリア)
西オーストラリア州。パワフルでありながら、繊細さを兼ね備えているように感じました。フルーツ感たっぷりの味わいは女性に人気。アルコール分は14%と高め。牛フィレの肉料理とよく合いました。
(2008年08月20日更新)