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 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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【山岳館便り】

祇園祭に「ヤグラ」復活

芦安・小曽利地区 5年ぶり、協力隊員ら提案

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 南アルプス市芦安芦倉の小曽利地区(名取秋男組長)の祇園祭に、ちょうちんを飾る「ヤグラ」が5年ぶりにお目見えした。地域の人手不足などで設置が途絶えつつあったが、地域おこし協力隊員らの協力を受け“復活”。当日は子ども向けの出店もあり、大勢の住民でにぎわった。

 祇園祭が開かれたのは14日の夜。地区の道祖神前に高さ約5メートルのヤグラが立てられ、上部に飾られた大小14個の長ちょうちんが祭りの夜を彩った。道沿い約20メートルには丸いちょうちんが並べてつるされ、道行く人を照らした。

 同地区の祇園祭では、ヤグラが祭りの目玉だったが、住民の減少や高齢化による人手不足などで5年前から立てるのをやめ、沿道のちょうちんだけ飾っていた。芦安地区で活動する地域おこし協力隊員の一人がヤグラを見たいと提案したことなどがきっかけで話が進み、設置が実現した。

 ヤグラは当日の朝、地域の住民約20人に協力隊員ら協力者も加わって立てた。夜はあいにくの雨だったが、組の宴席のほか、協力隊員や若手住民らがポップコーンや綿あめの出店を開くなどしてもてなし、集まった子どもたちや大人の楽しそうな声が響いた。

 祭りを運営した組長代理らによると、昔は祭りの際に酒の量り売りやくじ引きなどの店が出て、にぎわったという。組長代理は「大勢の人が祭りに来てくれてよかった。地域の風習がこのまま忘れ去られていくのは寂しいので、今後も続けられたらと思う」と話した。

 【写真】小曽利地区に5年ぶりに立てられたヤグラと集まった住民=南アルプス市芦安芦倉

【山梨日日新聞 7月20日掲載】

[南アルプス市芦安山岳館]
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