芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

 南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。

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【山岳館便り】

カザフ・エコパーク管理議長来県

南ア関連施設を視察 市民への周知方法評価

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 カザフスタンで国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」を管理する「人間と生物圏(MAB)計画委員会」のローマン・ヤシェンコ議長が来県し、27日、南アルプス市内のエコパーク関連施設を視察した。ヤシェンコ議長は28日以降、南アルプスエコパークの構成市町村である韮崎、北杜両市や早川町も訪問する。

 ヤシェンコ議長は、カザフスタン国内にあるアルファラビカザフ国立大学の教授で、同国内の六つのエコパークを管理する政府代表者。27日は、南アルプスエコパークの管理事務所になっている同市芦安山岳館や南アルプス自然保護官事務所を訪れたほか、市内を中心に鳥獣害対策を行うNPO法人「甲斐けもの社中」の事務所などを視察した。

 芦安山岳館では、開催中の企画展や、図書スペースなど館内の設備を見学。シカやサルによる食害によって、南アルプスの植生が変わってきていることなど、市担当者から説明を受けた。

 ヤシェンコ議長は「自然に対する捉え方がカザフスタン人と違い、日本人は芸術的な側面が強いと感じた」と感想。「カザフスタンでは、研究者向けの施設が多い。(同山岳館は)リラックスして専門図書を読めるし、美術館としても楽しめる。エコパークの理念について、一般に周知する良い方法だ」と話していた。

 【写真】カザフスタンから来県し、視察するローマン・ヤシェンコさん(右から2人目)=南アルプス市芦安山岳館

 

【山梨日日新聞 7月28日掲載】

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