南アルプス市みどり自然課主催の「南アルプスネイチャーウォッチングツアー」に参加してきました!
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北沢峠にて |
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土や砂が堆積して… |
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岩塊は周氷河地形 |
“北沢峠で会いましょう”がキャッチフレーズのこのツアーでは、長野県伊那市からの参加者と山梨県南アルプス市からの参加者が、県境でもある北沢峠に集合しました。自己紹介やそれぞれのお国自慢などで交流をした後は、お互いに握手をして、仙水峠へ出発です。
今回のツアーは、地質学の専門家による解説付きです。かつて甲斐駒ケ岳につながっていた北沢の上流は、大武川の浸食によって流れが寸断され、今は大武川へ流れています(河川争奪)。また、登山道から見える断層も角度や厚みが変わっていき、山の隆起の様子を物語っているということなどを詳しく教えていただきました。
足元に転がる何気ない岩を指さし、「この一筋が1000年分。この岩は1億年~3億年かな」とおっしゃる先生の言葉に、自然のスケールの大きさを実感し、一同驚きの声を上げました。
仙水峠までの道のりは、何度も通ったことがありましたが、今回のツアーで新たな視点で見ることを教えていただき、もっと知りたい、もっと歩いてみたいという思いがわいてきました。自然の不思議はまだまだ奥が深そうです。