第9回「南アルプス芦安渓流釣祭り」が3月4日(日)に開催され、この日を待ちかねていた渓流釣りファン130名が芦安に集いました。
当日は、ヤマメ、イワナの体長を競い合う催しも行われ、優勝者が釣り上げた50.6cmのイワナに歓声が上がっていました。
宿泊パックを利用して前日に芦安温泉郷に宿泊された参加者の中には「仲間と久しぶりに旅館で食卓を囲み、思い出話に花を咲かせたり、当日は仲良く渓流釣りを楽しんだり。にぎやかで心温まるひと時を過ごすことができて、人と人とのつながりの大切さをしみじみと感じた」というお声もいただきました。
釣れても、釣れなくても芦安の風景の中で渓谷にたたずみ、自然と同化することが釣り人にとっては、充実した時なんでしょうね。
南アルプス保護司会八田芦安支部と南アルプス市更生保護女性会八田支部主催の「篠笛と朗読・琵琶のつどい」が、3月8日(木)に芦安山岳館で開催されました。
鶴旺会(薩摩琵琶)の清水えみこ先生と甲府囃子(甲府市無形文化財)保存会・やまなし横笛会代表の山口徹先生の2名による演奏でした。
美しい琵琶と横笛が上品な音のハーモニーを奏で、日本の和楽の原点を教えていただいたような気がしました。また、語りの雰囲気が素晴らしく、琵琶の原点はここにあるかと初めて知りました。琵琶の音色は本当に悲しげですが、その中に温かさと優しさを感じられました。篠笛も素朴で柔らかく、繊細で澄んだ音色は神秘的で心地よい演奏会でした。
芦安に春の訪れを知らせる写真をお届けします。
[南アルプス芦安山岳館]