芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

 南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。

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2011年11月

【山岳館便り】

甲斐駒ケ岳で初冠雪

 甲府地方気象台は21日、甲斐駒ケ岳で初冠雪を観測したと発表した。平年と比べて25日、昨年よりも19日遅い観測で、過去4番目に遅い初冠雪となった。
 気象台によると、職員が同日午前9時ごろ、同気象台から山頂付近が白くなっている甲斐駒ケ岳を確認した。20日から冬型の気圧配置が強まり、雪が降ったとみられる。過去最も遅い初冠雪は、1993年の11月24日。
 ことしは太平洋高気圧が張り出して偏西風が南下しにくく、冷たい空気が入ってこない状態が続いた。
 同気象台による初冠雪の観測対象は、富士山と甲斐駒ケ岳の2カ所。ことしの富士山の初冠雪は、9月24日に観測している。

【山梨日日新聞社 11月22日掲載】

【山岳館便り】

南アルプスの山岳信仰を解説

20111120_020 南アルプス世界自然遺産登録山梨県連絡協議会は19日、韮崎市役所で「南アルプス学講座」を開いた。
 南アルプスの世界自然遺産登録を目指した活動の一環で、この日の講座は2回目。県山岳連盟名誉会長の高室陽二郎さんが「甲斐駒ケ岳、鳳凰、北岳の山岳信仰について」と題して講演し、約70人が話を聴いた。
 登山が修験道を通して広まったことを解説。南アルプス・甲斐駒ケ岳への登山道「黒戸尾根」が修験者によって開かれ、100体以上の石像が残ることも紹介した。
 山が昔から人間の生活に深く関わってきたことについても触れ、「人間は山の恵みを受けて生活してきた。農耕民族だった日本人にとって生活に密着した存在だった」と説明した。
 同講座は今後、来年3月までの間に学識経験者や山岳関係者らを招いて8回開く。

(写真)南アルプスの山岳信仰について語る高室陽二郎さん=韮崎市役所

【山梨日日新聞社 11月20日掲載】

【山岳館便り】

紅葉とともに登山シーズンの終了を迎えた芦安

 11月3日にカメラを携え夜叉神峠の登山口まで行ってきました。

 紅葉の最盛期を迎えた南アルプス林道は素晴らしい風景が広がり、途中何度も車を止めて写真を撮りました。芦安山岳館から登山口までは車で20分ほどの道のりですが、ゆっくりと車を走らせながらのドライブには最高の場所です。

【写真】夜叉神峠登山口付近の紅葉-1_(11月3日) 【写真】夜叉神峠登山口付近の紅葉-2_(11月3日)
夜叉神峠登山口付近の紅葉(11月3日)

 南アルプス林道(夜叉神-広河原-北沢峠)が11月9日で冬季閉鎖となり、登山バスの運行が終了。芦安ファンクラブが管理している山小屋もオフに入りました。シーズン終了とともに芦安の温泉施設も一部冬季閉鎖となり、南アルプス温泉ロッジ・白峰会館は11月13日で今年の営業が終了、金山沢温泉も11月27日までの営業となります。

 中旬には紅葉は見頃を終えて葉が散ってしまっているかと思いますが、南アルプス林道も夜叉神峠の登山口まではマイカーで行けますので、これからの時季は夜叉神峠周辺で落ち葉のじゅうたんの中を歩きながら自然散策を楽しんでいただきたいと思います。

 さて、10月25日には南アルプス市観光協会主催による夜叉神峠のトレッキングイベントが開催され、多くの方が参加し紅葉を楽しみました。帰りには山岳館で地元の旅館のご主人が作った豚汁が振る舞われ、心も身体を温まっていただけたことと思います。具だくさんの豚汁を山岳館の職員もいただきました。

【写真】市観光協会夜叉神ハイキング-山岳館にて_(10月25日) 【写真】旅館のご主人手作りの豚汁
夜叉神峠トレッキングイベント(山岳館にて)。写真右は具だくさんの豚汁

 市観光協会主催のトレッキングイベントは、夜叉神峠のほかに櫛形山、高谷山などいくつかのコースで行われてきましたが、その都度、芦安の旅館やペンションの方々が参加者の皆さんに自慢の手料理などを振る舞ってくれました。こうした心遣いによって南アルプスや芦安へ興味を持っていただける人たちが確実に増えていると感じます。多くの方々に再び芦安へ足を運んでいただければと思います。

【山岳館便り】

南アルプスの歴史や芦安の文化を紹介

20111105_021-3 南アルプス市立櫛形図書館(深沢知恵美館長)は12月20日まで、同館ロビーの展示スペースで、同市芦安地区の文化や南アルプスの歴史について紹介する企画展を開いている。
 市民に地元の魅力を見直してもらおうと企画。南アルプス芦安山岳館(塩沢久仙館長)と協力し、南アルプス・北岳、間ノ岳などの山々や登山史について解説した資料などを展示している。1902年に北岳登頂に成功したことで知られるイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンや登山家の故深田久弥さんについて紹介するコーナーも設けている。
 同館は「多くの人に来館してもらい、南アルプスの歴史や信仰について興味を持つきっかけにしてもらいたい」としている。
 開館時間は、午前9時半~午後7時(土日、祝日は午後5時まで)。月曜休館。問い合わせは同館、電話055(280)3300。

(写真)南アルプスの歴史や信仰などについて紹介した企画展=南アルプス市立櫛形図書館

【山梨日日新聞社 11月5日掲載】

【山岳館便り】

「地区い・ちっくいまつり in 芦安」開催

 今回は芦安小学校のグラウンドで行われた「地区い・ちっくいまつり in 芦安」についてご紹介します。

【写真】ちっくい祭りボランティアバザーの様子
ちっくい祭りのボランティアバザー

 昨年もご紹介しましたが、今年は昨年より1カ月ほど早い開催となりました。今回は南アルプス市災害・防災ボランティア地区連絡会による「バザー」も行われ、売上金は活動の支援金と東日本大震災の義援金に充てられました。さらに、会場には東日本大震災のパネルが展示されるなど昨年とは少し趣が変わった内容になりました。

 フードコーナーにはお祭りに欠かせない豚汁や焼きそば、クレソンの天ぷらなどが並び、子どもが楽しめる射的やヨーヨー釣り、クイズ大会のほか、みんなで芦安音頭を踊るなど、盛りだくさんのイベントになりました。グラウンドの半分ほどのスペースを利用した小さなお祭りですが、芦安地域の住民が世代を超えて触れ合える楽しいイベントでした。

【写真】夜叉神峠の紅葉
  夜叉神峠の紅葉[10月20日]

 さて、芦安周辺の紅葉の状況ですが、10月20日に芦安ファンクラブのメンバーが夜叉神峠を訪れた際には、色づいてはいたものの、まだ少し早いとのことでしたので、11月上旬までが紅葉の見頃ではないでしょうか。一方、10月24日には白鳳渓谷の紅葉が素晴らしかったという報告がありました。もしかしたら、もう見頃は過ぎてしまっているかもしれませんが、9日までは広河原まで登山バスやタクシーが走りますので、車窓から晩秋の白鳳渓谷の景色を楽しむのもお勧めです(10日から冬季閉鎖のため夜叉神ゲートから先は通行止めになります)。山岳館周辺もだいぶ色づいてきましたので、もうしばらくは紅葉を楽しむことができそうです。

【写真】芦安の紅葉 【写真】金山沢公園からの紅葉
芦安地内(写真左)と金山沢公園(同右)の紅葉[いずれも10月25日]

 最後に南アルプス市の市立図書館の一つ、櫛形図書館(南アルプス市小笠原1060-1)で行われている『「南アルプス市芦安山岳館ミニ企画展」南アルプスの山々~信仰と歴史をたどる~』についてご紹介します。同図書館では所蔵する資料などで南アルプスの山々の素晴らしさや歴史、山岳文化などを幅広く伝えたいと、12月20日まで企画展を開催しています。

【写真】櫛形図書館ミニ企画展 【写真】山岳館ミニ企画展展示の一部
櫛形図書館で開催している芦安山岳館ミニ企画展

 小さなスペースですが、とてもコンパクトにまとめられていて、小さな山岳館といった感じのステキな企画展になっています。入り口付近には山の写真も何点か展示されていますので、ぜひ南アルプスの新たな魅力を発見しに足を運んでいただきたいと思います。