今回は、5月15日に行われた「芦安新緑やまぶき祭」をご紹介いたします。
芦安では、地域の活性化や観光事業の推進とともに、東日本大震災の被災者の皆さんに励ましのエールを送ろうと、今回のやまぶき祭りの開催を決めました。
やまぶき祭りは芦安小学校校庭を会場に行われ、多くの人たちが参加しました。快晴に恵まれ、新緑とお祭りを楽しむには最高の日となり、前回お伝えした御勅使川の上を鯉のぼりが元気に泳ぐ風景も、皆さんに楽しんでもらえたと思います。
芦安のお祭りでは恒例となっている夜叉神太鼓保存会と芦安中学校の生徒による「夜叉神太鼓」の音色とともに開会式が始まり、中込博文南アルプス市長の挨拶などに続いて芦安小学校の児童による力強い踊り「どっこいしょ」が披露され、会場を盛り上げてくれました。
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【写真】ヤマブキの苗木を配布 |
校庭には地元で採った山菜類(タラの芽、ウド、行者ニンニク)や、つきたてのおもち、手打ちそば、草団子などを販売するテントが並び、販売開始と同時にそれぞれのお店には大勢の人が集まりました。テントの一角では、地球温暖化防止キャンペーンの一環として募金が行われ、募金してくれた人にはヤマブキの苗木を配布しました。また、会場に設置された募金箱にも多くの方々の募金が寄せられました。寄せられた募金は東日本大震災で被災された方々の義援金に充てられるということで、今回の祭りの大きな目的の一つを達成できたのではないかと思います。
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【写真】大道芸パフォーマンス |
この他にもたくさんのイベントが用意されており、大道芸人のマー君による風船を使ったパフォーマンスでは、会場の子どもたちをステージに上げてお手伝いをお願いするなどの演出などもあり、大喜びでした。さらに、芦安ファンクラブによるクライミング体験コーナーでは、体を思い切り動かして遊び、集まった子どもたちはとても楽しそうでした。
午後からは芦安音頭が披露され、芦安地区の代表のみなさんを中心に会場が一体となった踊りに、地域のコミュニティーの輪が広がったような気がしています。また、カントリーミュージックを参加者と合唱したり、祭りのフィナーレでは地元の特産品などを賞品にした抽選会で会場は大いに盛り上がり、とても素適なお祭りになったと感じました。
残念ながら昨年まで実施した紅葉祭りは終わってしまいましたが、これからは、この素晴らしいやまぶき祭りを芦安地域のみなさんとともに大切にしていきたいと思っています。