南アルプス署は17日、芦安地区で玄関先に白いタオルを掲げ、安全を確かめる「白いタオルで我が家は大丈夫! 訓練」を行った。
芦安地区の住民約400人が参加。訓練は県南部を震源としたマグニチュード8・5の地震が発生したと想定。防災無線で地震発生を知らせた後、住民は安否を確認。安全が確認できた家は軒下に白いタオルをつるし、安否確認をしている同署員や消防団員、芦安地区の職員らに、無事を知らせた。
芦安地区は山に囲まれ、高齢者も多いため、自然災害時には道が寸断されるなど孤立化しやすい。松原茂雄署長は、「地域、行政、警察が連携し、迅速な対応をしていきたい」と話していた。
(写真)白いタオルを掲げ、安否確認を行う住民ら=南アルプス市内
【山梨日日新聞社 4月19日掲載】