南アルプス・芦安小の子どもたちがこのほど、芦安健康管理センターで、地域の高齢者に向けた絵本の読み聞かせを行った。児童は元気よく朗読し、読書を通じ世代を超えて交流を深めた。
読み聞かせは、同校が2009年度から取り組むブックリレーの一環。昨年度も地域の高齢者が集まる場を訪問して実施したほか、校内の各学年間で教室を訪問したり、芦安中生が同小を訪問したりしての読み聞かせも行っている。
今回の取り組みは4~6年の計10人が実施。「ごんぎつね」(4年)、「まんじゅうこわい」(5年)、「かきやまぶし」(6年)と、それぞれ披露する絵本を選び、伝わりやすい読み方を心掛け、練習を重ねてきた。
読み聞かせを終えた芦安小6年の松本岳志君(12)は「みんなに伝わるように感情を込めて読んだ。地域の人たちに喜んでもらえたのでよかった」と感想。
同市芦安芦倉の森本哲さん(83)は「子どもたちの元気な朗読で楽しい時間を過ごせた。ぜひ、また聞かせてもらいたい」と話していた。
(写真)高齢者に絵本の読み聞かせを披露する子どもたち=南アルプス・芦安健康管理センター
【山梨日日新聞社 3月11日掲載】