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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

お知らせ

2014年1月1日、ヴィンヤード便りのURLアドレスが変わります。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

https://sannichi.lekumo.biz/vineyard/

2017年12月

2017年シーズン納会

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12月15日、甲府・古名屋ホテルで今シーズンのヴィニュロンズクラブ納会が開かれました。冒頭、同クラブ部長である山梨放送の古屋政司進行部長が「1年間お疲れさまでした。今年はブドウ栽培を始めて10年。この間、畑が広がり作業も増えました。今季は防鳥ネットの巻き取り機が導入されました。来年もお願いします」と開会の言葉を述べました。

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山日YBSグループの野口英一代表は「先日、マンズワインで今年収穫したシャルドネとメルロー、瓶詰めしたばかりの2016年のメルローの試飲をしました。今年のシャルドネは思っていたよりおいしくできていて楽しみです。2016年のメルローは相当おいしいです。近年でいうと当たり年の2013年に次ぐ出来栄え。剪定の始まる来年2月、元気に会いましょう」とあいさつし、乾杯しました。

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納会では、恒例の今季1年を振り返る自主制作ビデオを上映。豪華景品が当たるとともに、わさびずしロシアンルーレットの罰ゲームも取り入れたビンゴ大会があり、会場を盛り上げました。

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 ワインは、国内外のシャルドネ、メルローを中心とした多数のアイテムが並びました。主なワインリストは、ジョセフ・ドルーアン(ムルソー)2008、シャトーガロー(ラランド・ド・ポムロル)マグナムボトル1990(いずれも野口代表提供)などでした。乾杯ワインは、マンズワイン「甲州 酵母の泡」でした。

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 講評では、マンズワインの武井千周さんが「今季、白は非常にいい状態で収穫できました。畑にはミクロクリマ(微小気候)が存在し、例えばワインの世界では隣の畑は2級なのにここは1級という区分けがあります。それこそミクロクリマで生まれます。その意味で2016年のメルローはミクロクリマにばっちりはまりました。今年は白がそういえるのではないかと思っています。今年のシャルドネは今、ステンレスタンクと樽の中に入っています。両方ともオリと接触した状態でこのまま2月の終わりくらいまで育成するつもりです。最後それらをブレンドして瓶詰めします。今年のメルローはここに来る前に樽へ詰めてきました」と述べました。私、古畑も今年と2016年のヴィンテージチャートについて説明させていただきました。

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総監督である山梨放送の中村一政相談役(日本ネットワークサービス社長)が閉会のあいさつに立ち、「希望を言えば、畑を広げたいと思っています。ただし、ブドウの木は増やしません。小屋の位置を広げた畑へ移動させ、今小屋がある場所にゲストハウスを建てます。皆さん、こんな構想はいかがでしょうか。1年間ありがとうございました」とまとめました。最後に司会を務めた山梨日日新聞社広告局の坂本秀二次長が「来年はブラインドテイスティングをしたいと思っています」と運営上の説明をしてお開きとなりました。

 

2017年12月28日|個別ページ

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瓶詰め前テイスティング

12月7日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨放送の中村一政相談役(日本ネットワークサービス社長)が甲州市勝沼町のマンズワイン勝沼ワイナリーを訪れ、双葉メルロー、双葉シャルドネの瓶詰め前のワインをテイスティングしました。リリース予定の2016年は良いタイミングで収穫でき、シャルドネ、メルローとも思った以上の仕上がりとなり、「近年では良いビンテージになりそう」と手応えを感じていました。

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テイスティングアイテムは下記の通り。

2017年のシャルドネ2タイプ(ステンレスタンク発酵と樽発酵・樽熟成)

2017年のメルロー

2016年のメルロー(12カ月樽熟成)

※グラスワインの写真は左から上記の順

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シャルドネで樽を使うのは今回が初めてです。樽熟成は現状2カ月で3月に瓶詰め予定。

樽で寝かせた方が外観で黄色のトーンが強く出ています。最終的にシャルドネの2017ビンテージはステンレスタンクと樽のキュベを1対1の割合でブレンドします。

私見でのテイスティングした印象では、ステンレスタンク発酵は白い花、白桃のようなニュアンス、樽発酵・熟成は柑橘、洋ナシ、蜜、ほのかにバニラのような香りを感じました。特に樽は果実味と酸味のバランスがよく、ステンレスタンクに比べて味わいも複雑でした。

 

メルローは2016年が来週瓶詰め予定、2017年がこれから樽熟成に入ります。

私見では、2016年はトップにモカやチョコレートの香りを感じ、続いてレッドベリーなど赤い果実の印象が現れました。ややスパイスのニュアンスも感じました。味わいは酸味と果実味のバランスがよく、全体的にまとまりがあります。口当たりは柔らかく、溶け込んだタンニンは丸さも感じました。アルコールは13%で、しなやかさも備えています。余韻もきれいでした。

2017年12月07日|個別ページ

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