山梨県は28日から、新型コロナウイルス感染予防の「やまなしグリーン・ゾーン認証」を取得した宿泊施設で、宿泊料金を割り引く誘客支援事業を始める。1泊当たり1人最大5千円を割り引く。
県観光文化政策課によると、宿泊料金1万円以上で最大5千円、5千~9999円で2500円を割り引く。4999円以下は対象外。連泊の場合、1人当たりの割引額の上限は1万5千円とする。政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」との併用も可能。
期間は28日から2021年1月31日宿泊分まで。予算額(約2億円)に達した場合、期間前でも終了する。グリーン・ゾーン認証は新型コロナウイルス感染予防策を講じた事業者に県がお墨付きを出す制度で、現在取得しているのは209施設。
事業は新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた宿泊施設を支援するのが目的。宿泊施設に対し、グリーン・ゾーン認証の取得を促す狙いもある。
宿泊事業に関する問い合わせはやまなしグリーン・ゾーン宿泊割り事務局、電話050(5370)5530(平日午前10時~午後5時)。
【山梨日日新聞 8月28日掲載】