芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2020年6月

【季節の便り】

ヒマワリ明るい気持ちに、南アルプス市の畑

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 南アルプス市飯野新田の畑で、ヒマワリが見頃を迎えている。近くを通りかかった人や希望者に切り花にしてプレゼントしている。
 男性によると、きっかけは新型コロナウイルスの感染拡大。「元気が出る花のイメージがあるヒマワリを咲かせて、みなさんに明るい気持ちになってほしい」と、4月上旬に約200株を畑の一角に植えた。
 6月上旬から咲き始め、黄色い鮮やかな花が畑に彩りを添えている。希望者には切り花にしてプレゼントするという。男性は「家に飾ると明るい気持ちになれると思う。多くの人に元気を届けたい」と話している。

(写真)見頃を迎えたヒマワリ=南アルプス市飯野新田

【山梨日日新聞 6月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

児童が手作り、苔テラリウム 芦安小

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 芦安小(石田史明校長)は23日、ガラス容器などで観賞用にコケを栽培する苔テラリウム作りを行った。
 自然について学ぶ森林学習の一環で、地域おこし協力隊の佐藤仁美さんらが講師を務めた。1~4年生の14人が参加。持ち寄った瓶などの容器に土を敷き、「ハイゴケ」や「エゾスナゴケ」「ギンゴケ」などのコケを植えた後、松ぼっくりや人形などを配置して思い思いに飾り付けた=写真。
 カニや恐竜を飾りに使った4年生は「ジャングルみたいにしたかった。コケの位置に気をつけて作った。自分ではいいものができたと思う」と話していた。

【山梨日日新聞 6月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

コロナ禍 異例の夏山シーズンに 山小屋休業遭難を警戒

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 富士山で全登山道が閉鎖され、南アルプスで公営の山小屋が営業を見合わせるなど、新型コロナウイルスの影響を受けた異例の夏山シーズンを前に、山梨県警が山岳遭難に警戒を強めている。山小屋で働く協力者の支援を得られず、活動拠点が確保できないため、例年よりも厳しい救助活動が見込まれるという。県警は富士山への登山自粛のほか、ほかの山では登山届を提出した計画的な登山を強く呼び掛けている。

 23日、鳳凰三山・薬師岳の登山道で、南アルプス署の山岳遭難救助隊員6人がヘルメットやロープなど約15キロの装備品を担ぎ、危険箇所を確認した。「山小屋が営業し、多くの登山客がいる例年とは違う。現場の状況把握はより難しくなる」。同署の上田悠紀子地域課長はこう話す。
 例年は山小屋に遭難情報が多く寄せられ、管理人に現場を確認してもらうなど救助活動で全面的な協力を受けている。だが、感染拡大を受けて、今年の夏山シーズンは南アルプス山系の南アルプス市営の山小屋5施設が営業を中止。民間運営の北岳山頂近くの「肩の小屋」も営業は未定という。
 八ケ岳も北杜市側の4つの山小屋のうち、営業は1カ所のみの予定。八ケ岳の青年小屋経営者で県警山岳遭難救助アドバイザーを務める男性は、富士山の登山道閉鎖を踏まえ「八ケ岳や甲斐駒ケ岳の登山客は増えるだろう」と予想。営業する山小屋が少ないため、「弾丸登山やテント泊が多くなるのでは」と指摘し「外出自粛期間が長引いたことで、登山客の体力低下も気になる」と話す。
 富士山は全登山道が閉鎖され、全ての山小屋が休業。県などは5合目の登山道入り口にバリケードを設け、監視員が入山しないよう呼び掛ける予定だが、富士山は山域が広く、全ての登山者の入山を防げるかは未知数だ。
 県警の大窪雅彦本部長は25日の定例会見で富士山について「今夏は例年より危険な環境。富士山には絶対に登らないようお願いしたい」と強調。荒居敏也生活安全部長は富士山以外の山に関し「登山のリスクも、救助のリスクも高まる。山小屋の開設状況などを確認し、登山計画書を提出して安全な登山をしてもらいたい」と呼び掛けた。

(写真)夏山シーズンを前に、薬師岳で山岳遭難に備えた登山訓練をする南アルプス署山岳遭難救助隊員=南アルプス市芦安芦倉

【山梨日日新聞 6月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

夏山シーズン前に山岳訓練

薬師岳で南ア署

070305016211  南アルプス署は23日、南アルプスの本格的な夏山シーズンを前に、薬師岳で山岳遭難事故の救助に備えた登山訓練をした。

 同署の山岳遭難救助隊員6人がヘルメットやロープなどの装備品を入れた重さ約15キロのリュックサックを背負い、入山。登山道の状況を確認した。登山道で倒木や滑落の危険性がある場所にピンク色のテープを巻くなどの整備をした。

 署によると、2019年の管内の山岳遭難は34件。8割以上の29件が7~9月の夏山シーズン中に集中している。

 南アルプス山系の登山を巡っては、広河原に通じる県道と林道の通行可能期間が延期となっているほか、市営山小屋5施設の休業が決まっている。民間の山小屋3施設のうち、2施設は対応を検討中。1施設は7月下旬から営業する予定という。

 (写真)登山道の危険箇所にピンク色のテープを巻く山岳遭難救助隊員=南アルプス市芦安芦倉


尾白川渓谷で北杜署

070305090478  北杜署などは24日、北杜市白州町横手の尾白川渓谷で山岳遭難救助訓練をした。

 署員や県警山岳遭難救助アドバイザーの竹内敬一さん(66)ら15人が参加。都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除されたことを受け、登山者の増加が見込まれることから、署員の救助技術の向上などのため実施した。

 尾白川渓谷の登山道沿いで行った訓練では、ザイルやカラビナなどの使用方法を確認し、斜面を降下した。滑落した登山者を引き上げる訓練もした。

 署管内では昨年、31件の山岳遭難が発生、5人が死亡している。県警の下山道昭山岳遭難救助技能指導員は「救助技術を磨き、安全に救助できる態勢を整えたい」と話した。

 (写真)斜面を降りる訓練をする北杜署員ら=北杜市白州町横手

【山梨日日新聞 6月25日掲載】

【山岳関連ニュース】

おすすめトレイル認定

都留2ルート「全国」お墨付き パノラマ展望、絶景PR

053327126691_1  全国でトレッキングの普及活動に取り組むNPO法人日本トレッキング協会(国井雅比古会長)は、都留市の2コースを、遊歩道やトイレ設備などが整備された「おすすめトレイル」に認定した。市によると、国内で10、11カ所目の認定で、県内コースでは初めて。

 認定されたのは「都留アルプストレイル」と「今倉山・赤岩・二十六夜山トレイル」。「都留アルプストレイル」は谷村発電所(同市下谷1丁目)から住吉神社(同市鹿留)にかけて蟻山や白木山などを巡れる遊歩道。市内の登山愛好家らが4年前から遊歩道の整備に取り組んできた。遊歩道の全長は現在約8キロで、パノラマ展望台から市内を見下ろせるのが魅力という。

 一方、「今倉山・赤岩・二十六夜山トレイル」は、道坂トンネル(同市大野)から芭蕉月待ちの湯(同市戸沢)にかけての全長8キロのコース。高い場所の標高は1450メートル前後で、天候などの条件次第で東京都23区まで見渡せる。

 市が3月に申請し、4月に「おすすめトレイル」に認定された。コースは日本トレッキング協会のホームページで紹介されていて、今後トレッキングイベントも開く。

 市産業課の担当者は「今後はSNSなどを通じてトレッキングのイベント情報も発信していきたい」と話している。

 (写真)NPO法人日本トレッキング協会から都留市に贈られた認定証

【山梨日日新聞 6月25日掲載】

【山梨県内のニュース】

日本遺産県内新たに2件 「ワイン」と「昇仙峡」

 文化庁は19日、地域の文化財をテーマでまとめて魅力を発信する「日本遺産」に、「日本ワイン140年史」(甲州市、茨城県牛久市)や「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡」(甲府市、甲斐市)など21件を新たに認定した。日本ワインは3度目、昇仙峡は初の申請で認定され、山梨県関連は4件となった。県内の桃太郎伝説に関する「鬼の棲む山と、英雄が歩んだ軌跡」(大月市、上野原市)は認定されなかった。

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 「日本ワイン140年史」は、ブドウ栽培とワイン技術を学ぶため高野正誠と土屋龍憲が渡仏した140年前を起点に、甲州市と牛久市が互いに地域特性を生かしてワイン文化を醸成してきたとする内容。構成文化財は計32件で、甲州市分は宮光園や創業100年以上の歴史があるワイナリーなど22件となっている。
 審査委員会は「人と土地が結び付き、夢を感じる。日本でのワイン造りと普及の歴史をストーリー化する姿勢が評価できる」とした。

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 「甲州の匠の源流・御嶽昇仙峡」は、景勝地の昇仙峡一帯で産出した水晶と加工技術が宝飾産業の基盤となり、電子機器向けの人工水晶製造技術につながるなど、過去から現代までの生活を支えているとの内容。渓谷や神社の宝物、伝統芸能など23件を構成文化財とした。
 審査委は「歴史的背景が、わかりやすくまとまっている。景観、技術、芸術など諸価値の源泉として昇仙峡は魅力的」と評価した。

(写真上)日本遺産の構成文化財のワイナリー貯蔵庫=甲州市内

(写真下)日本遺産に認定された「昇仙峡」。中央は覚円峰=甲府市内

【山梨日日新聞 6月20日掲載】

【山梨県内のニュース】

中央線臨時特急計画通り運行へ
7~9月、需要が回復傾向

 JR東日本は19日、指定席の発売を見合わせていた7~9月の中央線特急「あずさ」「かいじ」の臨時列車を、当初の計画通りに運行すると発表した。全国で都道府県をまたいだ移動が全面解除となり、需要が回復傾向にあることや、便数を増やして密集を避けることを踏まえた。
 新型コロナウイルス感染症の影響を見極めるため、見合わせていた指定席販売は24日午前5時半から開始する。JR東によると、販売する対象の臨時特急はあずさとかいじで計298本で、このうちお盆期間(8月7~17日)には88本を運行する。
 一方、富士急行線に接続する「富士回遊」の臨時列車の指定席販売は当面の間見合わせるという。
 JR東によると、中央線特急の利用状況は、5月10~16日が前年同期比で11%だったのに対し、31日~6月6日が同21・8%、7~13日が同24・8%と回復傾向にある。
 また、感染拡大以降、定期列車の指定席販売を2週間先までの便を対象としていたが、24日午前5時半からは定期・臨時列車ともに通常通り1カ月先まで発売する方法に戻す。

【山梨日日新聞 6月20日掲載】

【山岳関連ニュース】

遭難死山梨が最多 事故件数は3番目

 2019年に山梨県で発生した山岳遭難事故は、全国で3番目に多い165件、185人が遭難した。死者・行方不明者は31人で全国で最も多かった。負傷者は83人だった。

【山梨日日新聞 6月19日掲載】

【山岳関連ニュース】

たいら山散策マップ、中央市が作成 新整備2コース紹介

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 中央市は、市内の「たいら山」(標高934メートル)のトレッキングコースを紹介するマップを作った。市は昨年度2本のコースを整備し、ベンチや観光案内板を新設していて、担当者は「新たなコースを知ってもらうきっかけにしたい」と話している。
 市産業課によると、たいら山は市南部にあり、市内最高峰。山頂からは北岳や八ケ岳連峰を眺めることができる。市は昨年度、同市大鳥居の千本桜駐車場から山頂までの「山の神コース」(約4キロ)と、同市関原の市農村公園から山頂までの「関原峠コース」(約6キロ)の2コースを整備している。
 マップはトレッキングコースを市内外の人に広く知ってもらおうと作成。江戸時代後期に木炭俵を積んだ馬や人が往来していた「暮らしの道」や商売繁栄、養蚕守護祈願で多くの参拝者が訪れた「信仰の道」などコースごとの見どころを写真入りで紹介したり、所要時間や周辺施設を掲載したりしている。
 A4判で、持ち運びができるように小さく折り畳めるようにした。5千部作り、市役所や道の駅とよとみなどで配布している。
 同課の担当者は「マップを手にコースから見える景色を楽しんでもらいたい」と話している。

(写真)「たいら山」のトレッキングコースを紹介するマップ

【山梨日日新聞 6月18日掲載】

【山岳館便り】

登山好き 自粛中の今だから…

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(写真)キタダケソウ

 梅雨に入りましたが、晴れ間には日差しも強くなり真夏のように暑い日が増えてきました。登山好きの方は身体がうずうずしてくる頃ではないでしょうか。

 自粛が続いている今は、体力低下が心配されます。軽い運動や体操などで体を動かし、ウォーキング・トレッキングなどに出かけてみる事をおすすめします。

 また、時間が空いた時に登山装具の点検や汚れ落としなどをしてみては…。

 登った山や仲間を思い出しながら。

 南アルプスをはじめ各地の山で登山の自粛・入山規制・山小屋営業休止などがあります。このような事態は登山の長い歴史上で初めてではないでしょうか。何事にも我慢の日々が続きますが、収束する時を待ちましょう。みんなで気持ちよく登山ができるようになるといいですね。

 北岳山頂付近では「キタダケソウ」が咲き始める季節になっていきます。

 南アルプスの山々も夏に向かいます。 

[南アルプス市芦安山岳館]
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