芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

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2020年3月

【山岳館便り】

南アルプス市営山小屋 4月から値上げ

 南アルプス市は4月から、南アルプスの山岳地域にある市営山小屋の利用料金を値上げする。物資空輸の経費がかさみ、台風などの影響で宿泊する登山客が減少していたことから、サービス維持と安定経営のため改定。大人の寝具付き素泊まりで千円前後のアップとなる。
 市観光商工課によると、市営の山小屋は北岳山荘、広河原山荘、白根御池小屋、長衛小屋、両俣小屋の5施設で、北岳山荘以外は指定管理者が運営。条例で定めた利用料の上限は2007年度以降、14年と昨年の消費増税分の値上げにとどまっていた。
 山小屋への物資はヘリコプターで空輸していて、近年は輸送料金が上昇している。また、昨年、一昨年と台風で登山道が破損するなどの被害が続き、登山者が減少して収入が減るなど経営に影響が出ていた。
 同課は「登山者のため値上げを控えてきたが、サービス低下を招かないために踏み切った」とする。
 新料金は大人の寝具付き素泊まりが北岳山荘7千円、広河原山荘6千円、白根御池小屋6500円、長衛小屋6200円、両俣小屋5200円となる。両俣小屋は台風被害が大きく、5月中に現地調査をして営業するかどうかを判断する。
 一方、昨年の台風19号で歩行不能になった登山道のうち、広河原~大樺沢二俣間、長衛小屋~仙水小屋間は7月中旬に復旧予定。治山運搬路終点~両俣小屋間は復旧未定で、5月上旬に調査する。両俣小屋~左俣大滝~中白峰沢の頭間は、当面通行止めとなる。

【山梨日日新聞 3月24日掲載】

【山岳館便り】

見て、味わう“スワン” エコパ伊奈ヶ湖、期間限定デザート

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 南アルプス市上市之瀬のエコパ伊奈ケ湖にある「レストハウス伊奈ケ湖」は4月から、南伊奈ケ湖にすむ白鳥をモチーフにしたデザート「伊奈ケ湖スワンシュー」を期間限定で販売する。
 エコパ伊奈ケ湖担当者によると、南伊奈ケ湖は「白鳥がいる湖」として知られる。現在は「ハク丸」と名付けられた白鳥が1羽いて、目当てにして訪れる家族連れやカメラマンも多いという。
 「伊奈ケ湖スワンシュー」は、「伊奈ケ湖の人気者をモチーフに見て楽しい、食べて楽しいデザートを」と考案。白鳥をかたどったシュークリームに、あめ細工と季節のフルーツやジャムをトッピングする。
 ドリンク付き800円(税込み)。4月1日~6月30日の期間限定で提供する。レストハウス伊奈ケ湖の担当者は「食事やお茶の時間に利用してほしい」と話している。
 施設は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休館中で、営業再開は4月1日を予定。営業時間は午前11時~午後4時(同3時半ラストオーダー)。月曜定休(祝日の場合は翌平日)。問い合わせはエコパ伊奈ケ湖、電話055(283)8700。

(写真)レストハウス伊奈ケ湖が期間限定で販売する「伊奈ケ湖スワンシュー」=南アルプス市上市之瀬

※伊奈ヶ湖周辺施設「エコパ伊奈ヶ湖」の全施設は当分の間、臨時休館しています。

【山梨日日新聞 3月24日掲載】

【山岳館便り】

臨時休館中の芦安山岳館では…

 当館は3月31日(火)まで臨時休館を延長させていただくこととなりました。ご来館を予定されていた方には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。この期間を利用し、今後みなさまに山岳館をより楽しんでいただけるように、準備を進めております。

 Facebookの図書紹介で『単独行』を取り上げましたが、図書コーナーは、「特集 単独行」を新たに設けました。

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図書コーナー「特集 単独行」

 キッズコーナーにも面白い新しいゲームが登場します。子供から大人まで遊べるゲームを揃えておりますので、開館した際には遊びに来てくださいね。


【庭にあるもので遊んでみよう】
 外出を控えて家にいることが多い方もいると思いますが、庭にあるものを使った遊びをご紹介!

絵を描くときは、ペンや絵の具を使って描いたりしますが、たまには自然のものを使ってみたらどうでしょう。

 無地の紙を用意し、庭にある石や草、落ち葉、枝などをその上に置き一枚の絵にします。ただ、それだけ。それなのに、味わいのある作品になって楽しいですよ。

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庭にあるもので描いた作品

 ゲームやおもちゃなど、人の作ったものでしか遊んだことのない人が多い時代となってきました。ゲームやおもちゃがないと遊べなかったり、すぐ飽きてしまったり、そういうことはありませんか?

 たまには自然の物を使って、想像力・発想力・芸術性を磨いてみるのもいいですね。

[南アルプス市芦安山岳館]
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【山岳館便り】

自然体験企画で優秀賞 芦安中とNPO、全校登山を評価

 小中学生が参加する自然体験活動の取り組みを表彰する「第18回トム・ソーヤースクール企画コンテスト」(安藤スポーツ・食文化振興財団主催)の学校部門で、芦安中(石原敬彦校長)とNPO法人芦安ファンクラブ(清水准一会長)が優秀賞を受賞した。30年前から続く伝統行事である南アルプスへの全校登山などが評価された。同コンテストでの上位入賞は県内で初めて。
 コンテストは子どもの健全育成と食文化の発展を目的に2002年から行われ、今回は学校、一般の両部門に全国から214企画の応募があった。芦安中と同法人が受けたのは、最高賞の文部科学大臣賞に次ぐ2番目の賞。
 芦安中では1990年から芦安ファンクラブのサポートを受けながら、北岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山への全校登山に3年間1サイクルで取り組んでいる。コンテストには昨年7月の鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)への登山などでエントリーした。
 審査では、登山に向けて事前学習や早朝トレーニングに取り組み、生徒が自分たちで登るという意識付けをしっかり行っている点のほか、地元の自然と文化を守る学習活動の数々が評価されたという。1月25日に横浜市で表彰式が行われ、石原校長や清水会長ら5人が出席した。
 石原校長は「受賞は地域の頼れる先輩たちのおかげ。子どもたちと職員の頑張り、保護者の理解にも感謝したい」と感想。清水会長は「地元に素晴らしい山があることを認識してもらう取り組み。活動が評価されてうれしい」と話していた。

【山梨日日新聞 3月6日掲載】