芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2018年5月

【山岳関連ニュース】

富士山 入山料5合目もスマホで

支払い方法 県が試行へ

 富士山5合目で登山者から任意で徴収している協力金(入山料)について、県はスマートフォンを支払いに使える「キャッシュレス化」を試行する。入山料を巡っては、支払った人の割合(協力率)が低迷。中国など海外でキャッシュレス決済が進んでいることを受け、利便性を高めて協力率アップにつなげるのが狙いだ。一方、後藤斎知事は29日、今夏シーズンの協力率の目標を例年と同じ7割とすることを明らかにした。

 キャッシュレス化の試行は、この日富士吉田市内で開かれた「富士山世界遺産保存整備県・地元自治体連絡会議」で県が説明した。

 県によると、夏山シーズンで最も混雑が予想される8月1~16日、協力金を受け付ける5合目のゲートに専用のタブレット端末を配置。登山者が、決済サービスのアプリをダウンロードしたスマホなどをかざすと支払い手続きができる。中国で利用者が多い「アリペイ」などが対象。実績や課題を検証し、来シーズンに本格導入するか決める。

 また今夏は、ゲートが目立つよう大勢の観光客らが集まる5合目ロータリー寄りに開設。県が運営する5合目の総合管理センター内にある、インフォメーションセンターでも支払うことができるようにする。

 昨夏の協力率は56.9%で、前年から7.6ポイント低下。県は外国人登山者の増加が協力率低下の一因とみている。会議後の取材に、後藤知事は「世界は現金からキャッシュレス化の流れ。(入山料を)支払ってもらえる確率が上がる」と期待。協力率について「一つの目標として70%をクリアしたい」と述べた。

【山梨日日新聞 5月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

南ア・エコパーク科学委 設立へ

環境保全、学術的視点で 3県連絡協、専門家8人で構成

 山梨、長野、静岡3県の10市町村でつくる「南アルプス自然環境保全活用連携協議会」は24日、専門家による科学委員会の設立を決めた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された、南アルプスの生物圏保存地域「エコパーク」の管理運営に対する助言や調査研究を通して、自然環境の保全強化につなげる。

 設立するのは「南アルプスユネスコエコパーク科学委員会」。ライチョウや植物などを専門とする学識経験者8人で構成する。山梨県からは昆虫、森林生態に詳しい専門家2人が加わる予定となっている。

 委員会は学術的な視点で協議会に助言。野生動物や自然環境の調査研究を行い、景観を含めた保全と歴史文化の継承、地域資源の持続可能な利用を図る体制を強化する。

 科学委員会の設立は24日、南アルプス市内で開かれた協議会の総会で10市町村の首長や議長らが承認した。今夏にも初会合を開く予定という。

 このほか、総会では科学委員会の設置を含めた管理運営に関する指針「管理運営計画」も承認した。計画は南アルプスのエコパーク登録が決まった2014年、ユネスコの国際諮問委員会から作成を勧告されていた。同エコパークの概要や「核心」「緩衝」「移行」に分けられた地域区分に応じた取り組みを明記している。

 総会では役員改選も行い、会長に南アルプス市の金丸一元市長を選出。金丸市長は「ユネスコエコパークは持続可能な地域社会の構築が重要な使命。引き続き地域間交流を積極的に図りながら運営していきたい」とあいさつした。

 協議会は韮崎市、南アルプス市、北杜市、早川町を含む3県の10市町村で構成。16年に、「南アルプス世界自然遺産登録推進協議会」から現在の名称に移行している。

【山梨日日新聞 5月25日掲載】

【山岳関連ニュース】

夏山シーズン前に山岳遭難救助訓練

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 山岳遭難の救助技術の向上を図ろうと、山梨県警は24日、甲斐・県警察学校で訓練をした=写真

 県内全12署の救助隊や県警山岳警備安全対策隊などから17人が参加。レンジャー塔を岩場に見立てて、ロッククライミング中に宙づりになったり、急な岩場で負傷したりした状況を想定し、助け出すまでの流れを確認した。

 山岳警備安全対策隊の志村一隊長は「スムーズにでき、課題をクリアした」と評価。今後予定している本物の岩場での訓練などの課題も“越える”ことを期待していた。

【山梨日日新聞 5月25日掲載】

【山梨県内のニュース】

「日本遺産」に山梨の2件認定

■峡東3市葡萄畑の風景
■山梨、長野高地の縄文世界
 
 文化庁は24日、地域の有形、無形文化財をテーマでまとめて魅力を発信する「日本遺産」について、山梨、笛吹、甲州3市の「葡萄畑が織りなす風景」、北杜など山梨県の6市と長野県にまたがる「星降る中部高地の縄文世界」などを新たに認定した。山梨県で認定されたのは初めて。
 
 「葡萄畑-」は奈良時代から始まったと伝えられるブドウ栽培が水田や桑畑だった風景を変え、ブドウ畑で育まれたワインが地域に根付き溶け込んでいるとの内容。ブドウ畑やワイナリー、栽培を支えた治水施設など23の構成文化財からなる。

 審査委員会では「ブドウとワイン、日本人の関係を考える面白い素材。ブドウとともに育ってきた地域の景観、暮らし、文化が魅力的なストーリーとして組み立てられている」と評価された。

 「星降る-」は、縄文時代に八ケ岳を中心とした中部高地の鉱山から掘り出された黒曜石が麓のムラに広まり、遺跡や出土品から縄文人の繁栄、豊かな芸術性を身近に感じることができるという内容になっている。

 構成文化財は山梨が22、長野が45件の計67件。審査委員会は「日本全国に広がる縄文文化のうち、日本最古の黒曜石産地を取り上げ、山麓の縄文集落と結び付け、魅力的なストーリーにしている。黒曜石や土偶の芸術性への着目も面白い」とした。

 いずれも2度目の申請。「葡萄畑-」は昨年、ブドウ畑が広がる景観の中にワイナリーが点在する内容にしたが、「見どころが分かりづらかった」(県教委学術文化財課)。ブドウ畑の景観にテーマを絞り込み、ワインに関する文化財を選び直した。「星降る-」は申請の代表を長野に変更。黒曜石を中心にした内容に修正した。一方、甲州市が茨城県牛久市と申請していた「日本ワインの歴史ロマン香る風景」は落選した。

 日本遺産は、地域の魅力を国内外に分かりやすく伝え、観光振興につなげるのが狙い。本年度は76件の申請があり、13道県の13件が認定された。これで43道府県の67件となった。認定を受けた地域は3年間、文化庁からの補助金を受けるなどして、構成文化財を活用した地域活性化事業に取り組む。

 新たな日本遺産は神奈川、静岡両県にまたがる箱根の旧東海道を中心とした「旅人たちの足跡残る悠久の石畳道」や、鬼退治の伝承に関係する史跡などで構成する「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま」など。

【山梨日日新聞 5月25日掲載】

【季節の便り】

棚田の水面 光に満ちて

南アで田植え進む

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 南アルプス市中野で田植えが進み、水を張った棚田の美しい景観が広がっている。

 同所は、東向き斜面に田んぼが階段状につくられ、富士山や甲府盆地との眺望が楽しめることで知られている。

 田植えは5月上旬から本格化し、現在は水を引き込んだ田んぼが一面に広がる。

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 明け方には、水面(みなも)が朝日を反射してオレンジ色に輝き、多くの写真愛好者らが盛んにカメラのシャッターを切っていた。

 風がない日は代かき後の田んぼが鏡のようになり、くっきりと逆さ富士が見られた。

 【写真上】朝日を反射して輝く棚田=南アルプス市中野

 【写真下】代かき後の田んぼが水鏡となり逆さ富士を映す=南アルプス市中野

【山梨日日新聞 5月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

エコパークの周知 都内でPR活動へ

南ア市、山梨中銀と協定

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 南アルプス市と山梨中央銀行(関光良頭取)は22日、南アルプスユネスコエコパークの認知度向上を柱とする連携協定を結んだ。

 協定によると、「エコパークの理念に基づいた地域活性化」「観光振興、農商工活性化」「移住定住促進、子育て支援」の分野で連携する。特にエコパークに関しては、6月20日、東京都八王子市内にある同行3支店でチラシを配布。秋には都内でPRイベントを予定しているという。

 市役所で行われた調印式で、金丸一元市長と関頭取が協定書にサインした。金丸市長は「(協定をきっかけに)エコパークをさらに県内外にPRしていく」とあいさつ。関頭取は「地域経済の活性化をスピードアップさせたい」と話した。

 同行は2015年度から県内自治体と地域経済活性化に関する協定を結んでいて、南アルプス市が8市目。

 【写真】連携協定を結んだ南アルプス市の金丸一元市長(右)と山梨中央銀行の関光良頭取=南アルプス市役所

【山梨日日新聞 5月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

「エコパーク」体感型に

白州・べるがリニューアル

 北杜市白州町白須の尾白の森名水公園「べるが」は、2月中旬から進めていた改修工事を22日までにいったん完了し、リニューアルオープンした。宿泊施設全8室のうち4室を改装して1室を増築、レストランには新たに窯を設置してピザ作り体験を始めた。電話で予約を受け付けている。

 宿泊施設やレストランは1996年に完成。老朽化が進んでいたことに加え、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」を体験的に学べる場にしようと構想した。市から公園の管理委託を受けている「アルプス」(昭和町西条、三沢聡代表)が計画した。

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 宿泊棟「森の宿泊館」の5室は「集い」、「ごろ寝」、「空のロフト」など部屋ごとにテーマを設定。「集い」は子どもが楽しめるよう部屋の中に遊具のネットを設置し、大人数での利用を想定して大型プロジェクターを導入した。「ごろ寝」はハンモックや大きなクッションを用意、「空のロフト」は既存の吹き抜けの空間を生かして中2階を新設した。

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 レストラン「サラダボウルキッチン」は、客席の間にピザ窯を二つ設置。ピザ作りの体験メニューやココット料理を用意した。リーフレタスやサラダほうれん草、トマトなど、地元産野菜を使ったサラダをビュッフェ形式で提供する。

 施設は今後も改修工事を予定。宿泊棟の残り4室を改装するほか、6月にはバーベキュー施設をリニューアルする。6月から11月にかけては、地元農家の協力を得てコメやサツマイモ、ブルーベリーなど全12種の作付けや収穫を体験できるイベントを開催する。

 担当者は「家族連れの休暇や企業の研修、移住を検討している人の下見などさまざまな利用法を想定している。自然に触れて北杜の魅力を感じてもらいたい」としている。問い合わせは同公園総合案内所、電話0551(35)4411。案内所の営業時間は午前9時~午後5時、水曜定休。

【写真上】ハンモックや大型のクッションを設置した「ごろ寝」がテーマの部屋=北杜市白州町白須

【写真下】地元産野菜などを使ったビュッフェを提供するレストラン=北杜市白州町白須

【山梨日日新聞 5月23日掲載】

【山岳館便り】

芦安登山客確保へ情報発信

早川連絡道路開通後の減少懸念 南ア市指針 物販・飲食の充実明記

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 南アルプス市は、芦安地区の活性化に関する指針「芦安グランドデザイン」を策定した。指針では2026年度に開通予定の芦安芦倉と早川町奈良田を結ぶ「早川・芦安連絡道路」の影響を検証。県外の登山愛好家を対象に行ったアンケートから、芦安地区を利用する登山者の半数が早川町側にルートを変更する可能性を踏まえて、情報発信の強化や物販・飲食施設の充実を明記した。

 連絡道路は南アルプス・広河原へ向かう、早川町側のルート(奈良田ルート)と南アルプス市側のルート(芦安ルート)を結ぶ。市は開通の影響を調べるために、2017年6月30日から7月5日にかけて、県外の登山愛好家800人にインターネットでアンケートを実施。このうち、芦安ルートでの登山経験がある750人には、連絡道路開通後に登山ルートを変更するか聞いた。

 首都圏在住者では、奈良田ルートへ変更すると回答した人は24.6%、関西圏は34.4%。芦安ルートを継続して利用すると答えた人はそれぞれ26.7%、23.3%だった。両ルートを同じ割合で利用する人はそれぞれ20.8%、16.7%だった。

 アンケート結果を踏まえ、指針では「既存の登山客の半数は奈良田ルートへ変更する可能性がある」と指摘。連絡道路開通による利便性の向上で全体の登山客は増加するものの、芦安ルートでは増加が限定的になる可能性に言及している。

 市政策推進課は「奈良田ルートは道路の整備状況が良好。『秘境』とも呼ばれる奈良田を訪れたい、と憧れる登山者も多いのではないか」と芦安ルートを選択しない理由を分析している。

 指針では地区の活性化策を明記。公営温泉施設の改修や特産品の開発支援のほか、南アルプス山岳観光の拠点となる芦安山岳館の資料を活用したホームページの充実、中部横断自動車道の全線開通を見据えた静岡以西への情報発信強化を盛り込んだ。

 同課の担当者は「開通後も芦安ルートを選択してもらい、地域の活性化につながるよう住民と一緒に考えながら対策を進めていきたい」と話している。

 【早川・芦安連絡道路】 南アルプスの玄関口である広河原へ向かう二つのルート(早川町側の県道南アルプス公園線と南アルプス市側の南アルプス林道)を結ぶ。長さは約4キロで、トンネル区間は約3.5キロ。県が昨年度着工し、2026年度の完成を目指している。

【山梨日日新聞 5月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

ダイヤモンド北岳おあずけ みたまの湯

PRしたものの…見頃は来月から

 市川三郷町大塚の温泉施設「みたまの湯」が「14日ごろから見られる」とPRしていた、北岳山頂に太陽が沈む「ダイヤモンド北岳」が施設から観察できない状況が続いている。施設は「もう少し先になりそう」と“軌道修正”を図っている。

 施設では、北岳山頂と太陽が重なる様子を「ダイヤモンド北岳」と名付け、5月14日~20日ごろに観察できる、としていた。新スポットとして売り出そうと、チラシを作るなどPRしてきた。

 しかし、観察初日となるはずだった14日は、太陽の沈む位置が北岳山頂より南側にずれて「ダイヤモンド」は成立しなかった。「施設の位置や日の入りの方角などに基づいて独自で調べ、5月と7月の中旬に重なるとみていたが見立てを誤ってしまった」(施設スタッフ)という。

 県立科学館の天文担当職員によると、施設から北岳の方角を観察した場合に山頂と夕暮れ時の太陽が重なるのは、6月上旬と7月上旬ごろになるという。施設は「当初PRした期間に来ていただいた人には本当に申し訳ない。見える時期は訪れるので、期待していただきたい」としている。

【山梨日日新聞 5月19日掲載】

【山岳館便り】

南アルプス登山教室のご案内

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 今年も登山教室を企画しました。NPO法人芦安ファンクラブと南アルプス芦安山岳館の共催で開催します。登山教室では実践を通して安全で楽しい登山をするための技術や知識が学べます。また、宿泊の山小屋にて「南アルプスの自然、歴史」に関する座学も行います。
 芦安ファンクラブのベテランガイドが優しく、楽しく、丁寧にサポートします。参加はお一人様、ご夫婦、お友達グループでも受付けています。
 
【コース】
第46回6月9日~10日 鳳凰二山2日コース(薬師岳・観音岳)
  6月9日~11日 鳳凰三山3日コース(薬師岳・観音岳・地蔵岳)
第47回7月11日~12日 北岳2日コース
    7月11日~13日 北岳3日コース
第48回9月29日~30日 栗沢山2日コース
    9月29日~30日 甲斐駒ケ岳2日コース
 
詳しいコース一覧・お申込用紙・お問合せは芦安ファンクラブHPをご覧ください。
HPは、http://ashiyasu.com
 
お申し込みは専用申込用紙ご記入の上、メール又はFAXでお願いします。
Mail afc3193@nus.ne.jp
Fax 055-288-2162(南アルプス芦安山岳館)

さあ!南アルプスへ。登山教室ご参加お待ちしています。

[南アルプス芦安山岳館]
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