芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2015年9月

【山岳関連ニュース】

八ヶ岳を世界ジオパークに 実行委を設立

P215 県内で環境保護に取り組む「やまなし環境会議」(有泉俊子会長)など2団体のメンバーらは27日、八ケ岳中信高原国定公園を世界的に貴重な地形や地質が残る自然公園「世界ジオパーク」に登録しようと、実行委員会を設立した。

 同日は甲府市内で講演会を開き、同国定公園の地質学的な価値などを学んだ。  実行委は同会議と山梨学芸懇話会(会長・田中収大月短大名誉教授)で構成。同日は甲府・県男女共同参画推進センターで実行委設立を確認。講演会で田中名誉教授は、八ケ岳周辺の韮崎・七里岩が、約27万年前の火山性岩屑流で形成されたと説明。「これだけの規模は地質学的に見て、世界一のイベントと言える」と力説した。

 10月には八ケ岳高原を見学し、その後は県などに登録活動への支援を働きかける。登録活動の目的は、地域活性化と地球環境の保全。やまなし環境会議と山梨学芸懇話会は「秩父多摩甲斐国立公園をユネスコエコパークに」実行委(中村司委員長)も組織している。

(写真)講演する田中名誉教授=甲府・県男女共同参画推進センター

 

【山梨日日新聞 9月28日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士山の溶岩持ち帰り増加 観光客に違法周知へ

 山梨県側の富士山5合目周辺で、自然公園法で禁止されている溶岩の持ち帰りをする観光客が後を絶たない。その多くが外国人観光客といい、環境省と県は10月7日、現地で溶岩採取の禁止を周知するキャンペーンをすることにした。防止に有効な手だても探るという。

 環境省富士五湖自然保護官事務所によると、5合目周辺は国立公園の特別保護地区で、溶岩の採取は自然公園法違反に当たる。しかし、アジア系外国人を中心に持ち帰る人が目立っているという。

 観光客の溶岩採取は以前から見られ、6年ほど前から同省も現地にチラシを掲示するなど対策を講じてきた。だがここ1、2年は特に、5合目を訪れる外国人の増加に比例して持ち帰りも増えているという。

 同事務所は「法律で禁止されていることを知らない人が多い」とみていて、現地での周知キャンペーンを計画。環境省と県のほか、富士吉田署、五合目観光協会などの関係者15人程度が参加し、採取する人が多い登山道入口や御中道散策路入口、小御嶽神社周辺などでチラシを配布する。

 また、溶岩採取を見掛けたら注意するとともに聞き取りをし、外国人を乗せた観光バスの運転手やガイドらにも話を聞いたりして、観光客が持ち帰りをする背景などを探る。同事務所の担当者は「外国人観光客への伝え方など、溶岩の採取を防ぐ有効な方法がないか、検討していきたい」としている。

 

【山梨日日新聞 9月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士トレイル号砲 山麓1周に1363人挑む

P25_ 登山道や林道などを走り継いで富士山麓を1周するレース「ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)2015」(同実行委主催)が25日、富士河口湖・八木崎公園で開幕した。国内外から集まったトレイルランナー1363人が挑んでいる。

 世界トップレベルの選手が転戦するワールドツアーに位置付けられている。コースは168・6キロで、累積標高差は約8337メートルある。ランナーは午後1時に同公園を出発し、46時間(27日午前11時まで)の制限内で同公園に戻ってくる。トップ選手は26日朝にはゴールする見通し。

 3回目の出場という川崎市の会社員泉川憲一郎さん(42)はスタート前、「景色がきれいで、ボランティアのもてなしも温かい特別なレース。何としても初めての完走を果たしたい」と話していた。

 静岡県富士市を出発して同公園がゴールの80・5キロ(制限時間20時間)コースもある。スタートは26日正午。

(写真)富士山麓を1周するコースに飛び出すランナー=富士河口湖・八木崎公園

 

【山梨日日新聞 9月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

桃太郎伝説たどる 11月に大月でトレイルラン

 大月市とトレイルランの大会を企画するNPO法人「スポーツエイド・ジャパン」(埼玉県)は11月1日、同市の扇山を舞台にしたレースを開く。参加者を募集している。

 市に伝わる桃太郎伝説にちなみ、猿橋、鳥沢、犬目地区などを通るルートに設定。大月・桂川ウェルネスパークを発着点に、扇山などを駆け抜ける最大高低差約700メートルの25キロコース、百蔵山を通る13キロコースを設けた。いずれも名勝・猿橋を経由する。桂川ウェルネスパーク内を走る3キロコースもある。

 定員は25キロ350人、13キロ150人、3キロ100人。10月2日までにエントリー用のホームページから申し込む。参加料は1500~4500円。問い合わせは市産業観光課、電話0554(20)1829。

 

【山梨日日新聞 9月23日掲載】

【山岳館便り】

鍛冶職人・山内東一郎作 名工のピッケル寄贈

P16_2 ピッケル作りの名工といわれた鍛冶職人山内東一郎さん(1890~1966年)の作品=写真左=が、南アルプス市芦安芦倉の南アルプス芦安山岳館に寄贈された。全国で現存する山内さん作のピッケルは約700本とされ、所有者のほとんどが手放さないといわれる名品。同館は国内登山史の貴重な資料として、常設展示する考えだ。

 寄贈したのは甲府市高畑1丁目の今沢寛さん(81)。今沢さんは甲府一高の山岳部だった当時、父親が所属していた県内の山岳愛好家でつくる「南嶺会」の会員から譲り受け、自宅で保管していた。

 寄贈されたピッケルは、モリブデン鋼製で長さ82.5センチ。ブレード(刃)とシャフト(手に持つ部分)の接合部分には「山内東一郎作 一六八九」と名前と製品番号が刻印され、シャフトは木で覆われている。

P16_1 同館によると、山内さんは青森県出身で、世界で初めてニッケルクロム銅を使ってピッケルを作った。強く美しい形状のピッケルは「山内のピッケル」と呼ばれ、多くの登山家が高く評価した。受注生産で、生涯で手掛けたピッケルは約2千本。そのほとんどに製品番号が入っているという。

 18日に今沢さんが同館を訪れ、塩沢久仙館長に手渡した。塩沢館長は「山岳の世界では非常に有名なピッケルで、価値がある。寄贈してもらい本当にありがたい」と謝意を述べた。

 今沢さんは「もう使うことはなく、家の中に置いておくだけではもったいないので寄贈した。多くの人に見てもらえたらうれしい」と話している。

(写真)ピッケルを手渡す今沢寛さん(左)=南アルプス市芦安芦倉

 

【山梨日日新聞 9月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

エコパーク、道の駅で発信

101827931368 北杜市白州、武川両地区の住民らでつくる「北杜市南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会」(日向勝会長)は19日、同市白州町白須の「道の駅はくしゅう」に臨時の観光案内所を設けた。シルバーウイーク期間中は22日にも開設する予定で、その後も続けていく考えだという。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録された南アルプスの自然や、市内の観光施設を紹介しようと初めて企画。メンバー4人が参加し、敷地内のあずまやに「観光案内」などと書かれた看板を掲げ、市内の観光施設や南アルプスエコパークを紹介する6種類のパンフレットを置いた。道の駅の利用客が立ち寄ると、パンフレットを配ったり、質問に答えたりした。

 日向会長は「地元住民が率先してエコパークの周知活動をするべきだと思った。理解を深めてもらうため、今後も定期的に実施したい」と話している。

(写真)南アルプスエコパークなどを紹介した観光案内所=北杜市白州町白須

 

【山梨日日新聞 9月21日掲載】

【山岳関連ニュース】

山岳遭難事故防止向け啓発 各地で県警

 県警は19日、各地で山岳遭難事故の防止に向けた啓発活動をした。

 南アルプス署は、北岳などへの登山道の入り口になる野呂川広河原インフォメーションセンター内に、臨時警備派出所を開設した。例年派出所は8月下旬で閉鎖となるが、遭難事故が多発していることから初めて9月に開いた。23日まで、駐在する署員が登山計画書の提出を呼び掛け、登山道のパトロールをする。

 このほか、富士山や大菩薩山系など各地の登山口、JR中央線の駅周辺などで、署員らが啓発グッズを配り、適切な服装や無理のない日程での登山を呼び掛けた。

 

【山梨日日新聞 9月20日掲載】

【山梨県内のニュース】

そば打ち体験して市民ら10人味わう 南アで教室

201509172_2 南アルプス市芦安地区の住民でつくる芦安そばの会「甲斐ケ峰庵」(深沢智恵子代表)はこのほど、南アルプスふれあい館で「そば打ち体験教室」を開いた。

 同会は地域に伝わるそば打ちの魅力を後世に伝えたいと、芦安地区に住む主婦を中心に結成された会で、ソバを育てたり、体験教室を開いたりしている。

 教室には市民ら約10人が参加。メンバーの指導を受けながら、そば粉を練ったり、生地を伸ばしたりした=写真。作ったそばをその場でゆで、天ぷらや煮物などと一緒に味わった。 

【山梨日日新聞 9月17日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士山入山料協力率42.4%

 県は16日、富士山入山料(保全協力金)の今シーズンの徴収結果を発表した。6合目安全指導センター前の通過者のうち、支払った割合(協力率、インターネットなどでの事前納付を除く)は42.4%で、昨シーズンを13.0ポイント下回った。協力率は7月当初から5割以下で推移。県は週末に徴収員を増員するなど試行錯誤を続けたが、協力率は上がらなかった。

 徴収は、7月1日から9月15日午前9時まで行った。登山者16万9500人のうち、5合目ロータリーで納付したのは5万9144人(5813万1566円)、6合目安全指導センター付近は1万1848人(1171万8095円)、富士北麓駐車場は804人(79万3159円)だった。

 インターネットなどを通じて事前納付したのは395人(39万5千円)。事前納付分を含めた協力率は42.6%となった。

 昨季は、登山者20万8328人のうち、11万5328人(1億1349万7116円)が支払い、事前納付の856人(85万6千円)を含む協力率は55.8%だった。

 一方、環境省が調査した8合目の通過者数に基づく7、8両月の協力率(事前納付分込み)も発表。今季は53.4%で、昨季の69.7%を16.3ポイント下回った。10月上旬には9月分を含めた協力率を発表する。

 

【山梨日日新聞 9月17日掲載】

【山岳関連ニュース】

キノコ食べ6人食中毒

 山梨県は16日、峡北地域の山中で採った毒キノコのツキヨタケを食べた60~80代の男女6人が食中毒になったと発表した。吐き気や嘔吐の症状があり全員入院したが、快方に向かっている。県内で毒キノコによる食中毒は2013年9月に確認されて以来。

 県衛生薬務課によると、中北保健所峡北支所管内に住む男性2人が15日、山中で採取したキノコを持ち帰って知人に分けた。

 それぞれが家族らと炒めて食べたところ、同日午後6時ごろから全員に症状が現れ、医療機関を受診。症状が重い人もいて、全員が一時入院した。キノコを採取した男性は「ヒラタケと間違えて食べた」と話しているという。

 同課によると、ツキヨタケはブナなどの枯れ木に生え、食べると嘔吐や腹痛、下痢などの症状を引き起こす。同課は「見分けるのは難しく、野生のキノコは食べないか、保健所など専門機関で確認してほしい」としている。

 

【山梨日日新聞 9月17日掲載】