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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

双葉メルローロゼのスタイル決定

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山日YBSグループの野口英一代表、双葉農場の中村一政名誉農場長らが3月18日、2024年産の双葉シャルドネと双葉メルローロゼのサンプルをテイスティングしました。2024年は、記録的な猛暑のビンテージ。酸落ちが懸念されましたが、スパークリングを想定していたシャルドネは結果的に早摘みすることで酸を保てました。メルローロゼは、醸造家の手腕もあってなかなかの仕上がりになりそうです。今回のテイスティングは、ロゼ2本のサンプルからスタイルを決めました。

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テイスティングしたのはこのほか、ラベルデザイン担当の岩下明さん(アドブレーン)、ヴィニュロンズクラブ部長の古屋政司さん(山梨日日新聞社)、農場長の前島憲彦さん(山梨文化会館)と筆者です。委託醸造のワイン(サンプル)をお持ちいただいたマンズワイン取締役営業第一部部長の松宮剛さんから説明を受けました。

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仕込みの担当は、マンズワイン勝沼ワイナリー取締役の宇佐美孝さんで、シャルドネもメルローロゼも基本的な造りは昨年同様。メルローロゼは昨年同様のスタイル(①番)に加えて、天候を加味して昨年と若干異なるスタイル(②番)の2パターンが用意されました。テイスティングの結果、満場一致で「より輪郭がはっきりした」(②番)タイプを選びました。

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日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「シャルドネは品種の特徴が出ていておいしい。今までは苦労したけど一定のレベル感が出てきた。メルローロゼは②番が断然いい。飲み比べると違いがはっきりする。ふくよかささえ感じる」と評価しました。

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ラベルの打ち合わせも行われました。いずれも5月中旬に瓶詰めし、6月中下旬ごろ引き渡しを受ける予定です。

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テクニカルシートは下記の通りです。

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◆シャルドネ

発酵期間 27日間(発酵温度は15~18度)

 ⇒フリーランとプレスランに分け、別々に果汁を清澄化後ブレンド。ステンレスタンクで発酵させ、終了後、ステンレスタンクでシュール・リー

 <サンプル分析値>

アルコール度数 13.0%

㏗       3.69

総酸      5.00g/l酒石酸換算

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◆メルローロゼ

発酵期間 14日間(発酵温度は16~23度)

⇒(左から順に)冷蔵、除梗、選果、破砕、スキンコンタクト約5時間、圧搾。シュール・リー約5カ月

<サンプル分析値>

アルコール度数 11.6%

㏗       3.60

総酸      5.50g/l酒石酸換算

(2025年03月18日更新)

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