2024年シャルドネ収穫
8月25日、シャルドネの収穫でした。収量は約2,000キロ。今年は当初、シャルドネからスパークリングを造る計画でした。収量を確保するため房づくりを大きめにするなどしましたが、結局、耐圧タンクの最低収量2,500キロを上回ることができず、スティルへ急きょ変更となりました。今季は、甲府の猛暑日が観測史上最多日数に上るなど、記録的な猛暑となりました。また、梅雨入りが遅く、梅雨の期間が短い年でもありました。シャルドネは一部で、うどんこ病が確認されましたが、除去と消毒で即座に対処し健全果を得ることができました。糖度は、スパークリング用として酸度を重視したため早摘みとなり、18度超でした。同じく記録的な猛暑となった昨年が「最良年」の評価だったのを考えると、ビンテージとしては「良年」寄りと言えそうです。猛暑のため酸抜けが懸念されるところですが、結果的に早摘みしたことで酸は良い数値で収穫することができ、仕上がりが楽しみです。
仕込み時の分析値は下記の通りです。
比重 1.077
糖度 18.29%
pH 3.50
総酸 5.30g/l
作業には40人ほどが参加し、バインド線外しから始め、スケジュール通り3時間で終わりました。収穫作業中は若干、小雨が降る時もありましたが、何とか持ちこたえてくれ、むしろ猛暑を免れることができました。
シャルドネは一粒口に入れてみましたが、十分な甘さを感じました。作業を終え、集合写真。お疲れさまでした!
メルロの収穫は9月に入ってからになります。
2024年08月25日|個別ページ