メルローの肩切り落とし
7月15日の作業は、メルローの肩の切り落としでした。小雨が降る中ですが、うっすらと富士山を望むことができました。
肩を切り落とすと同時に、第2果房までの除葉もしました。結構な小房にします。
肩は果房によって、さまざまです。
作業は、ブドウ用ハサミを使って進めていきます。
小雨にも負けず、黙々と作業です。
青い果実にハサミを入れると、切った種に「山」の文字が確認できます。硬核期入りです。
枝代わりのような枝を見つけました。胴吹きの不定芽で赤みを帯びています。
専門家によると、枝代わりの可能性もあるが、単に過剰な光を処理しきれず、着色してエネルギーを逃がしているとのこと。赤いのは、波長域の光を反射して使っていないからだそうです。確かに、植物が緑色に見えるのは、光合成で吸収されない緑色の光だけを反射しているからと聞いたことがあります。後から出てきた弱い枝は水がよそに持っていかれて思うように引っ張れないので、蒸散の気化熱で熱を捨てきれていないとのことのようです。
(2023年07月15日更新)