瓶詰め前テイスティング
12月7日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨放送の中村一政相談役(日本ネットワークサービス社長)が甲州市勝沼町のマンズワイン勝沼ワイナリーを訪れ、双葉メルロー、双葉シャルドネの瓶詰め前のワインをテイスティングしました。リリース予定の2016年は良いタイミングで収穫でき、シャルドネ、メルローとも思った以上の仕上がりとなり、「近年では良いビンテージになりそう」と手応えを感じていました。
テイスティングアイテムは下記の通り。
2017年のシャルドネ2タイプ(ステンレスタンク発酵と樽発酵・樽熟成)
2017年のメルロー
2016年のメルロー(12カ月樽熟成)
※グラスワインの写真は左から上記の順
シャルドネで樽を使うのは今回が初めてです。樽熟成は現状2カ月で3月に瓶詰め予定。
樽で寝かせた方が外観で黄色のトーンが強く出ています。最終的にシャルドネの2017ビンテージはステンレスタンクと樽のキュベを1対1の割合でブレンドします。
私見でのテイスティングした印象では、ステンレスタンク発酵は白い花、白桃のようなニュアンス、樽発酵・熟成は柑橘、洋ナシ、蜜、ほのかにバニラのような香りを感じました。特に樽は果実味と酸味のバランスがよく、ステンレスタンクに比べて味わいも複雑でした。
メルローは2016年が来週瓶詰め予定、2017年がこれから樽熟成に入ります。
私見では、2016年はトップにモカやチョコレートの香りを感じ、続いてレッドベリーなど赤い果実の印象が現れました。ややスパイスのニュアンスも感じました。味わいは酸味と果実味のバランスがよく、全体的にまとまりがあります。口当たりは柔らかく、溶け込んだタンニンは丸さも感じました。アルコールは13%で、しなやかさも備えています。余韻もきれいでした。
(2017年12月07日更新)