ワインの味わいつくる8月のスタート
8月2日、メルローの摘房作業をしました。約20人が参加しました。一房85グラムが目安です。果房の「肩」と呼ばれる部分などを切り落としていきました。合わせて、垣根西側の房周りの除葉や、「実べと」などの粒抜きもしました。メルローはヴェレーゾンが順調に進んでいます。
ヴェレーゾンといえば、ヴェレーゾン前に水分ストレスを与えると、ブドウの糖度上昇や着色などが進むとされています。
甲府の今年7月の降水量は74ミリでした。同月の平均降水量は132.6ミリですから、ヴェレーゾン前に多少の水分ストレスがかかったかもしれません。なお、山梨を含む関東甲信地方の梅雨明けは7月22日。平年より1日、昨年より16日遅れでした。
さて、8月が始まりました。フランスのボルドー大学ワイン醸造学部のジル・ド・ルベル教授から以前、「8月はワインの味わいをつくる」と聞きました。糖度、色素、タンニンなど、良いブドウをつくるのに大事な月だそうです。2014年がどんなヴィンテージになるか、楽しみですね。
一方、シャルドネもヴェレーゾンが進んでいます。甲府盆地は昨夜、久しぶりに一雨降ったので、先週設置したレインカットが早速活躍しました。
(2014年08月08日更新)