【ワイナリー情報】貴腐ブドウ
双葉農場にほど近いサントリー登美の丘ワイナリーで、貴腐ブドウの取材会がありました。
品種はリースリング。同ワイナリーでは約1.5ヘクタールを貴腐用に栽培しています。今年は10月中旬から貴腐菌がつき始め、11月9日から約1週間かけて収穫する予定です。9月末から気温が下がったため、例年よりも香りがいいそうです。
貴腐ブドウで仕込んだワインは極甘口になります。今年のブドウから造るワインは醸造後、ステンレスタンク、ビン熟成を経て商品となるのは早くても3年後だということです。
案内していただいた栽培技師長の渡辺直樹さんは、フランス・ボルドーのシャトー・ギロー(ソーテルヌ1級)での実習経験があります。ギローで学んだ貴腐ワイン造りの中で、「ブドウ一粒一粒が発酵タンク。畑にブドウがあるうちから仕込みが始まっています」という言葉を渡辺さんは大切にしているとのことです。
(2011年11月11日更新)