メルシャンの「城の平」畑
先日、メルシャン勝沼ワイナリーの斎藤浩工場長の案内で、同社の「城の平農場」(甲州市勝沼町)を見学してきました。仏ボルドー系の赤ワイン用品種カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)を産する畑として知られていますが、メルローなどの栽培にも取り組んでいます。
たわわに実ったメルロー。標高は580メートル。9月中・下旬での収穫を予定していて、収量は10アール当たり500キロ程度だと言うことです。
垣根造りはギュヨー方式(シングル)が大半を占め、1新梢1房が基本だそうです。
ブドウの成熟度を見分ける方法を教わりました。枝と房の結合部に注目して見ると、写真左は木質化していますが、右は緑色のまま。木質化している方がブドウの成熟が進んでいるとのことです。
写真のようにまだ青さが残る種ですが、成熟が進むと褐色に変わっていくそうです。
同じくボルドー系赤品種のカベルネ・フラン(CF)。今年が初収穫だそうです。
葉の形から、CSとCFの見分け方も教わりました。
葉のギザギザがノコギリの歯のような上の方がCF。その下のCSの葉は同じギザギザでも、やや丸みを帯びているのが特徴とのことでした。
(2008年09月12日更新)