南アルプス・芦安小の子どもたちは27-29の3日間、芦安地区の山村留学施設「南アルプスチロル学園」に宿泊しながら登下校する合宿通学体験を行う。集団生活を通じて協調性や社会性を養うほか、温泉入浴や天体観測など地域ならではの体験で、郷土の魅力に触れる3日間にする。
宿泊体験を行うのは同校3-6年の16人。食事や清掃、学習などを共同で行い、地域の金山沢温泉に入浴するほか、特別講座として星空観察会を計画している。
宿泊する同学園は都会の小中学生などを受け入れるため1994年度に開園した施設で、3日間の共同生活を通して児童に思いやりや忍耐力を身に付けてもらう。また、豊かな自然に触れるほか、最終日には保護者らを招いた飯ごう炊さんを行い、南アルプスのふもとで食事をしながら、地域の良さを再認識する機会にする考えだ。同校は「人々との交流や豊かな自然を体感し、生き生きした地域づくりにもつなげたい」としている。
【山梨日日新聞社 5月14日掲載】