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 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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【山岳館便り】

北岳の残雪1~1.5メートル

 本格的な行楽シーズンを迎え、山梨県警は県内の山系の残雪状況などをまとめた冊子「春山情報」(4~6月)を発行した。県内では4月に入り山岳遭難が2件発生していて、県警地域課は「ふもとは春でも山は冬。十分注意して登山してほしい」と呼び掛けている。
 各地の登山道の残雪量は、富士山が0・5メートル前後(5合目以上)、南アルプスは甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳方面が0・5~1メートル、北岳方面1~1・5メートル、八ケ岳が0・5~1メートルなど。三ツ峠(御坂山塊方面)は残雪がないものの、一部でアイスバーンとなっている可能性がある。
 富士山5合目の山小屋「佐藤小屋」によると、富士山は例年より雪は少ないが「山頂までの登山は冬山装備でないと危険」という。
 同課によると、昨年4~6月に県内で起きた山岳遭難は17件。遭難者20人のうち3人が死亡、1人が行方不明、8人がけがをした。今月9日には、さいたま市の団体職員男性(36)が富士山8合目付近で滑落。2日後に救出される遭難があったばかりだ。
 県警地域課の佐藤光男次席は「富士山で遭難した男性は登山経験が豊富で冬山装備だったから助かったとみられる。登山者は装備をしっかりしてほしい」と話している。冊子は今後、県内全署や各登山道で無料配布する。

【山梨日日新聞社 4月14日掲載】

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