国土地理院は来月、南アルプスの間ノ岳(三、一八九メートル)山頂に設置されている三等三角点の標石を一新する。現在の標石が朽ちたためで、昨年新しくなった北岳(三、一九三メートル)に続き、山頂の“シンボル”が約百年ぶりに生まれ変わる。
間ノ岳の三角点は一九○四年に設置された。高所の厳しい風雪に百年以上さらされてきた標石は現在、地盤から抜け、倒れた状態だ。
同じように老朽化していた北岳の三角点には昨年七月、新しい標石が設置された。このときは、国土地理院の標石改埋計画に地元NPO「芦安ファンクラブ」が協力、一新した経緯もあり、間ノ岳の三角点の復旧についても地元から要望が上がっていた。
今回の作業にも同クラブが協力する。新しい標石は事前にヘリコプターで北岳山荘に運び上げ、山荘から間ノ岳山頂までは、同クラブメンバーが背負って運ぶ。
作業は来月七-九日を予定。芦安ファンクラブは「山頂の三角点を見たり、触れたりすることを楽しみにしている登山者も多い。立派な三角点にしたい」としている。
【山梨日日新聞社 8月9日掲載】
