南アルプス市芦安芦倉の南アルプス芦安山岳館で、企画展「南アルプスに学ぶ-エコツーリズムの普及に向けて」が開かれている。南アルプスの山々の動植物や地形・地質などを、登山コースごとにパネルで紹介している。
展示は、野呂川に沿って広河原から両俣を目指す「谷を歩く」をはじめ、「森に憩う」「雲表に遊ぶ」「悠久の時間をたどる」と題した四つの登山・散策コース別に紹介。カールといった氷河痕跡や周氷河地形、活断層で形成された山稜などの地形・地質学的な遺物や、登山道周辺の森林や高山帯などで楽しめる動植物を写真を交えて詳しく解説している。
南アルプス山系全体を総括した、山脈の形成過程や動植物の生態系の解説も充実している。このほか、南アルプスの風景や花々を収めた写真作品約二十点も並んでいる。
同館は「近年の登山愛好者の多くが、とかく登頂だけを目指す『ピークハント』に終始しがち。企画展を山の自然を深く理解する機会にしてもらいたい」としている。
展示は来年五月十八日まで。入館料は一般二百円、小学生以下百円。午前九時-午後五時。
(写真)南アルプス登山で楽しむことができる自然や地形について紹介した企画展=南アルプス芦安山岳館
【山梨日日新聞社 7月14日掲載】
