芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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季節の便り

【季節の便り】

南アルプス市・沢登「切子」奉納は目前

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 「まだ彫ってるけ?」

 「あともう少しだよ」

 南アルプス市沢登地区ではこの時期、こんなあいさつが飛び交う。毎年10月13日、同地区の六角堂に奉納する切り紙細工「切子」が話題の種だ。

 和紙を10~15枚ほど重ね、下絵に沿って刃物を突き刺して切り抜いていく。デザインを含め、半年以上かけて仕上げる人も少なくない。「失敗すれば取り返しがつかない部分もある。慎重に、慎重に。根気が必要なんだよ」。沢登切子保存会の会長はそう説明する。

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 300年以上続く伝統を後世に継承しようと、保存会は豊小児童や巨摩高生徒への指導にも力を注ぐ。同地区の公会堂では毎年4~9月に一般向けの講習会も開催。昨年から参加している男性は「うまく紙を切り抜けた時が何よりもうれしい。夢の中でも作業しているぐらい」と笑う。

 六角堂で開かれる祭典では保存会メンバーや児童、生徒の切子が建物の3面に飾られる。夜になると裸電球の明かりで繊細な絵柄が浮かび上がる。名取会長は「幻想的な光景。力作を多くの人に見てもらいたい」と話している。
 
(写真)10月13日の奉納に向け、追い込み作業に励む沢登切子保存会メンバー=南アルプス市沢登
(写真)10月13日に切子を奉納する六角堂=南アルプス市沢登

【山梨日日新聞 10月5日掲載】

【季節の便り】

富士山、早めの冬化粧

 甲府地方気象台は26日、富士山が初冠雪したと発表した。今夏は各地で記録的な猛暑となったが、富士山の初冠雪は平年より4日早く、昨年より27日早い。9月に初冠雪が発表されるのは6年ぶり。

 26日午後1時半ごろ、甲府市飯田4丁目の同気象台で、職員が目視で冠雪を確認した。富士山周辺を飛行していたヘリコプターからはわずかに雲からのぞいた山頂にうっすらと雪が見えた。

 気象台は、山頂の1日の平均気温が最も高かった日以降で、初めて山頂が雪や氷で白く見える状況を「初冠雪」として発表している。25日の富士山山頂は氷点下5.1~2.7度で推移しており、雪が降ったとみられるという。

 富士山5合目の佐藤小屋によると、25日夕方に冠雪を確認。担当者は「ずっと曇りだったが、一瞬見えた山頂は白くなっていた」と話していた。

【山梨日日新聞 9月27日掲載】

【季節の便り】

お灯籠祭り ちょうちん夕闇照らす

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 南アルプス市飯野の若宮八幡神社で19日、「お灯籠祭り」が行われ、多くの参拝者でにぎわった。

 参道に建てられた木組みの門「チョウマタギ」には武者などが描かれたちょうちんを飾り付け。夕闇の中、明かりがともされると辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。

 市教委文化財課によると、同所のお灯籠祭りは江戸時代に江戸を中心に流行した「祇園祭」がルーツの一つとみられる。少なくとも明治時代には行われていて、現在は盆明けの地域祭典となっている。チョウマタギは市内の他地域でも建てられていたが、残るのは同所だけという。
 
(写真)参道に並んだチョウマタギを通る参拝者=南アルプス市飯野の若宮八幡神社

【山梨日日新聞 8月22日掲載】

【季節の便り】

真っ赤なポピー 休耕地を染める

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 南アルプス市中野と同市上野の耕作放棄地でポピーが見頃を迎えている。

 同市中野の住民有志でつくる「ふるさとを錦で飾り隊」のメンバーらが耕作放棄地30カ所以上にポピーの種をまき、5月中旬に開花した。周辺の棚田では田植えが始まっていて、稲の苗の緑とのコントラストが楽しめる。

 同隊の小野忠会長は「棚田の風景とともに、多くの人に色鮮やかなポピーを楽しんでもらいたい」と話す。見頃は6月中旬まで。その後は秋に向けてコスモスの種をまくという。
 
(写真)色鮮やかな花を咲かせているポピー=南アルプス市中野

【山梨日日新聞 6月3日掲載】

【季節の便り】

棚田の水面 光に満ちて

南アで田植え進む

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 南アルプス市中野で田植えが進み、水を張った棚田の美しい景観が広がっている。

 同所は、東向き斜面に田んぼが階段状につくられ、富士山や甲府盆地との眺望が楽しめることで知られている。

 田植えは5月上旬から本格化し、現在は水を引き込んだ田んぼが一面に広がる。

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 明け方には、水面(みなも)が朝日を反射してオレンジ色に輝き、多くの写真愛好者らが盛んにカメラのシャッターを切っていた。

 風がない日は代かき後の田んぼが鏡のようになり、くっきりと逆さ富士が見られた。

 【写真上】朝日を反射して輝く棚田=南アルプス市中野

 【写真下】代かき後の田んぼが水鏡となり逆さ富士を映す=南アルプス市中野

【山梨日日新聞 5月24日掲載】

【季節の便り】

棚田のポピー満開 南アルプス市山寺

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 南アルプス市山寺の農業土谷正樹さん(80)の棚田でポピーが満開となり、観光客や近隣住民が楽しんでいる。

 棚田は伊奈ケ湖や櫛形山に向かうルート沿いにある。観光客らに楽しんでもらおうと、土谷さんが10年以上前、稲刈り後に種をまいて栽培を始めた。近年は自然に落ちた種から芽を出し、今年も赤やピンク色の4万本が咲き誇っている。

 土谷さんは「ポピーの鮮やかな色は新緑に映える。多くの人に楽しんでほしい」と話している。

 【写真】棚田に咲き誇っているポピー=南アルプス市山寺

【山梨日日新聞 5月10日掲載】

【季節の便り】

アヤメの花壇1キロ フェア継承

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 南アルプス市アヤメフェア(同実行委主催)が3日、同市小笠原の滝沢川公園で開かれ、多くの家族連れなどでにぎわった。

 アヤメの花壇が約1キロ続く河川敷では、風船にアヤメの種を付けて飛ばす恒例のイベントを実施。櫛形中吹奏楽部など地元のグループが演奏を披露したほか、同市沢登地区の伝統工芸である切子の体験コーナーもあった。

 フェアはアヤメを育成・管理する住民グループ「アヤメを育てる会」が30年以上運営してきたが、今年は会員の高齢化などを理由に辞退。南アルプス青年会議所が運営主体となって継続した。
 
(写真)風船を手にアヤメの花壇周辺に集まる子ども=南アルプス市小笠原

【山梨日日新聞 5月4日掲載】

【季節の便り】

ミツバツツジ渓谷に彩り 昇仙峡

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 甲府市の昇仙峡でミツバツツジが満開を迎え、道行く人を楽しませている。

 ミツバツツジは、長潭橋から仙娥滝にかけての荒川沿いに点在して群生。紫に近い濃いピンク色の花が渓谷に彩りを添えている。新緑や桜の花と競演するように咲いている場所もある。

 昇仙峡観光協会によると、今年は例年より4、5日早い3月末に開花した。見頃は今月上旬ごろまで。

 【写真】濃いピンク色の花が咲き、道行く人を楽しませているミツバツツジ=甲府・昇仙峡

【山梨日日新聞 4月5日掲載】

【季節の便り】

南ア・徳島堰の桜並木

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​ 南アルプス市有野から飯野新田に至る徳島堰(せぎ)沿いで咲くソメイヨシノの並木。

 半世紀前に約1.8キロにわたって植樹された200本が観光客の目を楽しませている。地域住民がちょうちんをつるしていて、夜間はライトアップされている。

【山梨日日新聞 4月4日掲載】

【季節の便り】

スモモの花も一気に 授粉作業進む

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 全国有数のスモモの産地として知られる南アルプス市内で、スモモの白い花が咲き、農家が授粉作業に追われている。

 同市落合の農家、鈴木清香さん(46)の畑では、高級品種「貴陽」の花が咲き、事前に採取しておいた花粉を、毛ばたきを使って丁寧にめしべに付ける作業を進めている。

 JAこま野によると、「貴陽」は15日、「太陽」は22日ごろ開花し、最近の暖かさで一気に進んだ。授粉作業は平年より1週間ほど早い25日ごろから始まり、31日ごろまで続く。

 わせ品種の収穫は6月中旬にスタートし、貴陽の収穫は7月下旬がピークになる見通し。鈴木さんは「大きく、おいしくて果汁たっぷりのスモモを届けたい」と話した。
 
(写真)スモモの授粉をする農家=南アルプス市落合

【山梨日日新聞 3月30日掲載】