日本山岳会山梨支部は、山梨の100の山の魅力を紹介した「甲斐百山」の第4刷を発行した。県内の書店などで販売している。
同書は2019年12月、支部創立の70周年を記念して発刊した。近年の台風や集中豪雨などの影響で、登山道の一部が崩落するなど大きく環境が変わった山があることから、約80カ所の記述を修正し、500冊を増刷した。
同書は朗月堂書店(甲府市貢川本町)など書店5店舗のほかアウトドアショップのエルク(甲府市徳行4丁目)でも取り扱っている。1760円。
【山梨日日新聞 2月19日掲載】
芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!
南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。
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日本山岳会山梨支部は、山梨の100の山の魅力を紹介した「甲斐百山」の第4刷を発行した。県内の書店などで販売している。
同書は2019年12月、支部創立の70周年を記念して発刊した。近年の台風や集中豪雨などの影響で、登山道の一部が崩落するなど大きく環境が変わった山があることから、約80カ所の記述を修正し、500冊を増刷した。
同書は朗月堂書店(甲府市貢川本町)など書店5店舗のほかアウトドアショップのエルク(甲府市徳行4丁目)でも取り扱っている。1760円。
【山梨日日新聞 2月19日掲載】
日下部署 西沢渓谷広場で
単独登山による死亡事故が相次いでいることを受け、日下部署は18日、山梨市の西沢渓谷ネトリ広場で、登山指導を行い、登山者に注意を呼びかけた。
署山岳救助隊員4人と県山岳遭難救助対策協議会日下部支部三富分会のメンバー5人が参加。訪れた登山者に登山計画書の提出を呼びかけたり、冬山装備の確認をしたりした。ティッシュや温熱シートなどの啓発グッズも配布した。
署担当者は「冬山は過酷で想像をはるかに上回る危険がある。単独登山など安易な登山は絶対にやめてほしい」と話した。
(写真)登山指導を行う署員(右)=山梨市三富川浦
【山梨日日新聞 2月19日掲載】
日本ネットワークサービス(NNS)気象情報室は、山梨県の気象に関する情報をまとめた書籍「山梨の気象 私たちが住む故郷の空もよう」(山梨日日新聞社刊)を出版した。
NNSに所属する気象予報士が、気象庁の地域気象観測システム(アメダス)などのデータを基に県内の気候の特徴を分析。盆地を囲う山々や富士川でつながる太平洋など、山梨の地形がもたらす気象状況を解説している。山梨県の気温や降水量を他の都道府県と比較したランキングも盛り込んだ。
世界的な問題となっている「温暖化」が山梨の生物にもたらす影響や、2014年の大雪など過去に県内で発生した気象災害も分析した。
富士山頂で行われてきた気象観測の歴史などのコラムや、天気予報などで使われる「平年並み」「かなり多い」などの用語の解説などミニ知識のコーナーも充実している。
気象情報室の保坂悟室長は「山梨は小さい地域だが、多様な気象現象が見られる場所でもある。近年温暖化や気候の極端化が問題となる中、自分が住む地域の天気の豊かさを知ってほしい」と話している。
四六判320ページ。定価1760円(税込み)。県内の各書店や山梨日日新聞の販売店で購入できる。
【山梨日日新聞 2月16日掲載】
身延登山鉄道は13~18日、機械の定期点検作業のため、「身延山ロープウェイ」を運休する。
専門業者がゴンドラやエンジン、電気設備などに不具合がないかを確認する。耐用年数をチェックしながら、必要に応じて設備部品の交換も行う。
同社の担当者は「継続的に安心安全な乗車をしてもらうため、ご理解をいただきたい」と話している。
【山梨日日新聞 2月14日掲載】
大雪から一夜明けた11日の県内は、一転して好天に恵まれ、晴れ晴れとした銀世界が広がった。富士山などの山々が雄大な姿を現し、子どもたちが雪だるま作りに興じる光景などが見られた。
映える赤
(写真)雪景色の中に浮かびあがった赤い橋=北杜市大泉町西井出
【山梨日日新聞 2月12日掲載】
日本で2番目に高い山・北岳があることにちなんで、南アルプス市の住民らが設立した「日本No2協会」は、活動2年目を迎えた2月2日、市芦安芦倉の芦安山岳館で、互いの魅力を紹介し合う「第2回No2サミット」を開催した。
同市関係者のほか、日本で2番目に大きい湖・霞ケ浦がある茨城県かすみがうら市で魅力発信事業に取り組む「かすみがうら未来づくりカンパニー」、日本で2番目に古い時計台「辰鼓楼」がある兵庫県豊岡市出石町の観光協会の関係者らが出席。また、昨年5月にメンバーに加わった、日本で2番目に面積が小さい奈良県三宅町の町長らがオンラインで参加した。
式典では三宅町への認定書贈呈式を行った後、午後2時22分に合わせて記念撮影。式典後は、それぞれの地域の魅力や特産品を紹介し合うトークセッションが行われ、22日から配布を開始する「No2ステッカー」が披露された。
名取会長は「ナンバー2で地域をつなぎ、明るい話題を提供できれば」と話した。
【山梨日日新聞 2月3日掲載】
日本で2番目に高い山・北岳(3193メートル)があることにちなんで、南アルプス市の住民らが設立した「日本No.2協会」は、2月2日で活動「2」年目を迎える。同市の他に茨城、兵庫の3団体による「No.2サミット」の開催後、新たに全国で2番目に面積が小さい奈良県の町も加わり、現在は各地の「No.2」を紹介するステッカーを作成中。協会は全国各地の2番手の仲間を増やして“勢力拡大”を図るとともに、地域活性化につなげる活動を目指している。
北岳、日本で2番目に大きな湖の霞ケ浦(茨城県かすみがうら市)、2番目に古い時計台「辰鼓楼」(兵庫県豊岡市出石町)それぞれの輪郭に、目と口が付いたキャラクター。各キャラクターの胸元には「2」と書かれた銀メダルが輝いている。
協会の名取代表はノートパソコンに三つのデザイン案を示して、「新しい取り組みとしてステッカーを計画しています」と顔をほころばせた。ステッカーは3種類、約6センチ四方のものを各100枚作製し、2月2日の第2回「No.2サミット」で披露し、その後各地で配布予定という。
名取代表が営む民宿旅館「なとり屋」に置いてあるステッカーを集めるファンがいることから、「ご当地ステッカーで多くの人に『No.2』に関心を持ってもらいたい」と企画した。
昨年2月の発足時には協会のほかに、霞ケ浦の魅力発信に取り組む「かすみがうら未来づくりカンパニー」、出石町の観光協会が参加。その後、昨年5月には新たに日本で2番目に面積が小さい奈良県三宅町から参加の申請があり、メンバーに加わった。「仲間が増えてうれしい」と名取代表は言う。第2回サミットは南アルプス市芦安山岳館で開き、4団体が参加して地域を紹介し合い、今後の活動について協議する。
「1年目はホームページを作成し、メンバー集めを進めてきた。今後は活動の認知度を高めて協会の仲間を増やしていくこと、地域活性化に還元することが大きな目標」と意気込む。ステッカー作製はその一環で、認知度向上に向けてさらにNo.2の参加を呼びかける考えだ。「自治体以外にも企業や団体など、2番手の間口を広げて迎え入れたい」と、2年目の展望を語った。
◇
〈日本No.2協会〉 北岳のふもとの南アルプス市芦安地域で生まれ育ち、民宿旅館を営む名取大介代表ら数人で昨年2月2日に発足。1番に比べると注目されにくい「2番手」の特色を発信し、地域活性化につなげようと結成した。全国にある「No.2」を持つ団体に声を掛け、昨年2月22日に第1回「No.2サミット」を開催した。
【山梨日日新聞 1月28日掲載】
この冬一番の寒気が流れ込んだ25、26の両日、県内各地で「厳冬」の光景が広がった。山中湖畔では湖岸が凍り、強風にあおられた湖面は波立ち、富士山からは雪煙が上がった。甲府市の野猿谷林道沿いではつららができ、寒さが厳しい郡内地域では滝が結氷した。
野猿谷 林道沿い(甲府)
甲府市の荒川ダム上流の野猿谷林道沿いで25日に見られた大きなつらら。左岸の斜面からしみ出した水が洞門の上から流れ落ちながら凍り、いくつもの長いつららができていた
母の白滝(富士河口湖)
落差約15メートルの滝の大部分が結氷した富士河口湖町河口の「母の白滝」。凍結した滝を撮影するなどして観光客らが厳寒ならではの風景を楽しんでいる。気候にもよるが、2月中旬ごろまで楽しめるという
太郎・次郎滝(都留)
つららが幾重にも重なった都留市の「十日市場・夏狩湧水群」にある観光名所「太郎・次郎滝」(同市夏狩)。滝の周辺や遊歩道では25日、滝の水が周囲の草木に飛散して凍る「しぶき氷」という幻想的な風景も見られた
【山梨日日新聞 1月27日掲載】
山梨市は、同市三富徳和の乾徳山登山口にある駐車場を増設する。これまでの駐車場が手狭だったため、新たに約50台分の駐車場を整備し、登山客の利便性向上を図る。
市観光課によると、乾徳山登山口の既存の駐車場近くにある乾徳公園敷地を利用し、約1150平方メートルを舗装予定で、約50台分の駐車スペースを確保する。市は本年度から新たな駐車場の整備を開始。現在は工事を進めていて、本年度中に完成予定。来年度から利用できる見込みとなっている。
登山口の駐車場には十数台分の駐車スペースがある。登山客が年々増加傾向で、春から秋にかけての登山シーズンには駐車場に入りきらない車も目立った。中には路肩に止めるケースもあり、近隣住民からは駐車スペースの拡充を求める声もあった。
市観光課担当者は「ルールとマナーを守り、気持ちよく利用してもらいたい」と話している。
【山梨日日新聞 1月18日掲載】
八ケ岳周辺の店舗で、気温が下がるほど商品や食事などの料金を割り引く恒例の「寒いほどお得フェア」(同実行委など主催)が14日から始まる。
フェアは飲食店などが客足の遠ざかる冬場の観光客を増やそうと2002年に始まった。今年は北杜市と長野県富士見町、原村の飲食店や宿泊施設など49の店舗や施設が参加する。期間中は、午前10時にJR清里駅前に設置した特設寒暖計で気温を計測。氷点下5度以下は3割引きで、同4・9~0度は2割引き、0・1~5度は1割引きとなる。
参加店舗の料理や雑貨、土産品など各店指定の商品やサービスの値段を割り引く。宿泊施設は、次回利用できる割引クーポンを贈る。最終日の2月19日は、気温にかかわらず全店で対象商品が3割引きとなる「グランドフィナーレ」を実施する。
参加店や割引対象商品は、特設サイトで見ることができる。イベントに関する問い合わせは八ケ岳ツーリズムマネジメント、電話0551(48)3457。
【山梨日日新聞 1月12日掲載】