芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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山岳関連ニュース

【山岳関連ニュース】

韮崎の小学校に植物図鑑を贈呈

 甘利山の自然保護に取り組むNPO法人甘利山倶楽部(清水一理事長)は17日、韮崎市民交流センター「ニコリ」で総会を開いた。

 倶楽部のメンバーや、内藤久夫市長ら約30人が出席した。清水理事長は「今後も地元の皆さんの協力を得ながら活動を推進していきたい」とあいさつ。倶楽部のNPO法人設立5周年記念事業として、韮崎・甘利小に植物や動物などの図鑑を贈呈し、同校の担当者に目録を手渡した。2018年度の予算案なども承認した。

 県富士山科学研究所の安田泰輔研究員による「外来植物の影響と駆除活動」と題した記念講演もあった。

【山梨日日新聞 2月18日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士登山 1日4000人上限

吉田口で県方針 入山規制せず混雑分散

 世界文化遺産の富士山で、山梨県などは本年度中に策定する「望ましい登山者数の水準」について、吉田口登山道は1日当たり4千人とする方針を固めた。「著しい混雑が発生する登山者数」として定義。入山規制はせずに、4千人を超える日を減らす取り組みを進める。2017年の開山期間中、4千人を超える日は5日あった。15日に開かれる富士山世界文化遺産学術委員会に諮り、12月までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する保全状況報告書に盛り込む。

 登山者数をめぐっては、富士山が世界文化遺産にふさわしいかを審査した国際記念物遺跡会議(イコモス)が勧告で、登山者増加を「資産に対する脅威」と警告。「物理的な損傷、富士山の神聖な雰囲気に対する影響の観点から、収容力について検討を要する」とし、山体を保全するための対策を求めている。

 望ましい登山者数の水準に関する同委員会などの議論では、当初は「登山者数の上限を設けるべきだ」との意見もあったが、15~17年に実施した登山者の動向調査から、山梨県などは「登山者同士が接触するような著しい混雑は、本8合目より上方で、かつ週末やお盆休みの御来光前後の時間帯に集中している」と分析。著しい混雑が登山の安全性や快適性を損ねているとして、混雑緩和の取り組みが必要と判断した。

 吉田口登山道の場合、1日の登山者数が4千人を超えたのは、15、16年は4日、17年は5日。県などは4千人を超す日数を減らすため、今年の夏山シーズンから、「混雑予想カレンダー」や登山道が混み合っている様子が分かる写真などを活用し、登山者の分散化に取り組む。

 山梨、静岡両県や有識者らで構成する学術委員会は昨年10月、吉田口登山道について、著しい混雑が発生する登山者数を「3500~4500人」の範囲とすることを了承。山梨県などが人数の絞り込みを進めていた。

 議論の資料としている環境省の8合目の登山者数調査によると、吉田口の登山者が3500人を超えた日数は、15年は6日、16、17年は10日。4500人を超えた日は15~17年いずれも1日のみだった。

【山梨日日新聞 2月14日掲載】

【山岳関連ニュース】

登山経験 救助へ生かす

山岳連盟員ら 県警隊員を指導

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 県警は13日、山岳遭難が相次いでいることを受け、県山岳連盟の関係者ら計5人を「山岳遭難救助アドバイザー」に委嘱した。登山経験豊富なアドバイザーから訓練や救助に関する助言を受け、県警の山岳救助隊の技術向上を図る。

 委嘱されたのは同連盟の秋山教之会長(66)、舟久保元孝副会長(62)、古屋寿隆前会長(67)、山岳遭難対策大久保基金の会の清水准一会長(68)、八ケ岳山岳ガイド協会の竹内敬一会長(63)。5人は、県警の山岳救助隊の訓練内容への助言や指導に当たる。
 13日、甲府・県警本部で委嘱式が行われ、青山彩子本部長が5人に委嘱状を手渡した。青山本部長は「山岳遭難を減らすため、迅速かつ的確な救助ができるよう力を貸してほしい」とあいさつした。

 秋山会長は「長年培った経験と知識を可能な限り伝えていきたい」と話した。

 県警地域課によると、昨年の山岳遭難発生件数は161件、遭難者は180人で、記録が残る1965年以降で最多となった。今年は1月までに山岳遭難が2件あり、遭難者は2人(うち重傷1人)となっている。

 【写真】山岳遭難救助アドバイザーの委嘱を受ける県山岳連盟の秋山教之会長(左端)ら=甲府・県警本部

【山梨日日新聞 2月14日掲載】

【山岳関連ニュース】

山案内人に市民12人 山梨市が認定

登山客に魅力伝え安全啓発 知識や救命方法習得

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 山梨市は、観光客と一緒に登山し、山の魅力を紹介する市独自の「山案内人」に市民ら12人を認定した。山の自然や生態系、救命方法などの研修を受けた“専門家”で、市内の観光スポットとして人気が高い山の魅力を伝えてもらい、訪れた人が安心安全な登山を楽しめるようにしようと市が設けた。案内人の一人は「山のリピーターが増えるよう力を尽くしたい」と意気込んでいる。

 市観光課によると、認定したのは、山梨市や甲州市などに住む30~70代の登山愛好家の男女。全員がNPO法人山梨市観光振興会が行った12日間の研修に参加し、山岳事故の対処方法、ガイドの心得、山に関する基礎知識などを身に付けた。

 案内人は同行を希望する登山者と一緒に山を登り、山の歴史文化を伝えるほか、道案内や見どころの紹介をする。今後、市のホームページなどで制度を紹介し、希望者を募るという。

 1月26日に市役所で認定式が行われ、高木晴雄市長が、案内人に認定証とそろいの帽子を手渡した。高木市長は「山は市にとって大切な観光資源。楽しく安全に登山できるガイドを期待している」とあいさつした。案内人の笛吹市石和町河内の男性(69)は「繰り返し訪れてもらえるよう精いっぱい案内したい」と話した。

 市観光課によると、市内には鶏冠山や乾徳山などの山があり、年間10万人以上の登山者が訪れている。市には毎年、登山ガイドに関する問い合わせが多数寄せられているといい、山岳遭難も多く発生していることを踏まえ、「安心安全に登山してもらい、楽しい思い出を持ち帰ってもらいたい」(同課)と案内人制度を設けた。

 同課の担当者は「案内を通じて、リピーター効果や観光宣伝効果などを期待している」と話している。

 【写真】高木晴雄市長(前列中央)と記念撮影する認定を受けた山案内人=山梨市役所

【山梨日日新聞 2月3日掲載】

【山岳関連ニュース】

50メートルの凍った滝でクライミング訓練 北杜署

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 北杜署は、北杜市白州町の日向山周辺で、冬山のアイスクライミング訓練をした。

 救助技術向上のために毎年行っている。地域課の署員ら8人が参加。県山岳遭難対策協議会北杜支部の山岳救助隊・竹内敬一隊長から指導を受け、アイゼンと専用のピッケルを使って高さ約50メートルの凍った滝を登り下りした。雪上歩行や装備品の着装訓練もした。

 同課の相沢祐樹課長は「冬山登山は危険性が高く、迅速な救助ができるように訓練を重ねていきたい」と話している。

 【写真】凍った滝を登り下りする署員ら=北杜市内

【山梨日日新聞 2月3日掲載】

【山岳関連ニュース】

「山の日」甲府で来夏、全国大会

 第4回「山の日」記念全国大会が来年8月11日の山の日に、甲府市内で開かれることが決まった。甲府開府500年に合わせて、県と甲府市が誘致した。記念の式典や行事を行い、山梨県の山の魅力や山の日をPRする。
 
 山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的に、2016年から国民の祝日に加わった。県森林環境総務課によると、全国大会は山の日の趣旨を周知しようと、毎年8月11日に開催している。これまでに長野県松本市、栃木県那須町で開かれ、今年は鳥取県を予定している。

 一般財団法人全国山の日協議会が19年の開催地を決める際に、「山の日と一緒に甲府の開府500年を盛り上げていきたい」として、県と甲府市が開催地に立候補した。

 今後、大会実行委を組織し、開催場所や式典の内容、行事を決める予定。国内の標高トップ3の山や豊富な森林資源が山梨にあることなど、「山梨ならではのアピールを検討したい」(同課)という。

 昨年栃木県で開かれた全国大会では、歌手・加藤登紀子さんによるコンサートや登山家野口健さんらによるシンポジウムがあった。

 同課の担当者は「式典だけでなく、山の日に関するさまざまなイベントや企画を考えて、県全体となって山の日をアピールしていきたい」と話している。

【山梨日日新聞 1月31日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士山オブジェ「すてき」 クール・ジャパン受賞

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 富士河口湖町船津の県立富士山世界遺産センターに展示されている富士山のオブジェ「冨嶽三六〇」が、世界から共感される展示物として、「COOL JAPAN AWARD(クール・ジャパン・アワード)2017」を受賞した。同アワードは日本国内の魅力を発掘しようと、外国人が審査員を務めていて、県内からの受賞は初めて。

 同アワードは、日本の魅力的な物や活動などを海外に発信している一般社団法人「クールジャパン協議会」が2015年から2年に一度開催。世界各国の外国人審査員が「COOL(すてき)」と考える作品やイベント、地域活性化の取り組みなどを選んでいる。

 昨年は全国からの応募や、同法人が候補に選んだ計104件から26件が同アワードを受賞。県内唯一の受賞となった冨嶽三六〇は同センターにある目玉の展示物で台座は直径15メートル、高さは3メートル。特製の和紙で造られていて、照明や音で富士山の四季などを体感できるという。冨嶽三六〇は「美しく、伝統と革新の融合はとても興味深い」として選ばれた。受賞した作品は海外で開かれる日本に関する展示会などで紹介される。

 同センターの志村勇副所長は「センターのメインシンボルを高く評価してもらえてうれしい。受賞をきっかけに外国からさらに多くの人に来てもらいたい」と話している。

(写真)「クール・ジャパン・アワード2017」を受賞した模型=富士河口湖町船津

【山梨日日新聞 1月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

厳冬の装い、15メートルの白い壁 富士河口湖・母の白滝

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 連日の冷え込みで、富士河口湖町河口の「母の白滝」が凍り、白い“氷の壁”となっている。

 町観光課によると、母の白滝は、同所の河口浅間神社北東の三ツ峠の登山道に位置し、落差は約15メートル。平安時代から、富士講信者がみそぎを行ったとされる。

 岩場を覆うように氷が広がっていて、裏側からは水が流れる音が聞こえてくる。22日に降った雪も多く残る。

 滝は同神社から徒歩で約30分。同課の担当者は「滝までの道が凍結しているため、自動車で訪れるのは危険。歩いて行く場合も十分に注意してほしい」と呼び掛けている。
 
(写真)連日の冷え込みで凍った母の白滝=富士河口湖町河口

【山梨日日新聞 1月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

山梨百名山 6歳児が制覇へ

伴野嶺ちゃん、母親と95山登頂 「頂上に着くとうれしい」

 甲府市千塚3丁目の保育園児、伴野嶺ちゃん(6)は、母親の直美さん(43)と共に「山梨百名山」制覇を目指している。2016年5月から挑戦し始め、現在95山。2月までに全ての山の頂に立つ予定だ。嶺ちゃんは「てっぺんまで行くぞ、という気持ちで登りたい」と話している。

 嶺ちゃんは4歳の時、山登りが趣味の直美さんと一緒に、山梨市の小楢山に登ったことをきっかけに登山を始めた。昨年5月までに北杜市の瑞牆山、日向山に登頂。その際に山梨百名山の存在を知り、「もともと自然の中で遊ぶのが好きな子だった」(直美さん)こともあって、踏破を目指すようになった。

 週末を中心に、親子で精力的に山に出掛けていて、1カ月で19山を登り切ったこともある。登山中は、川を渡る際や子どもでは降りられない段差などを除き、抱っこやおんぶは一切なし。雨具や着替えの入ったリュックを背負って2~3時間歩き続けることもあるが、嶺ちゃんが疲れて座り込むことはないという。

 昨年8~10月には、山岳ガイドによる指導の下、山梨百名山の中でも難関といわれる鶏冠山(山梨市)、鋸岳(北杜市)、笹山、笊ケ岳(早川町)に挑戦。険しい岩場も登り切り、通称「四天王」を制覇した。嶺ちゃんは「頂上に着くと『やったー』とうれしくなる。山の上でご飯を食べたり、写真を撮ったりするのも好き」とほほ笑む。

 20日には、権現山(大月、上野原市)に登り、95座目の登頂となった。間もなく見えてきた目標達成に、嶺ちゃんは「次は日本百名山にも登ってみたい」と語る。直美さんも「安全に細心の注意を払いつつ、娘の頑張りに付き添いたい」と話している。

【山梨日日新聞 1月25日掲載】

【山岳関連ニュース】

南ア住民がアマゴ復活めざす イワナでふ化試験

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 地元の御勅使川にアマゴを復活させることを目指している南アルプス市芦安地区の住民有志は24日、地区内でイワナの卵のふ化試験を始めた。沢の水を利用して川魚のふ化が可能かどうか確認し、今後、アマゴのふ化につなげる。

 同市芦安芦倉の温泉旅館「白雲荘」で行った作業には住民や市職員ら計6人が参加した。アマゴの卵はこの時季は入手できないため、代わりに市外の養殖業者からイワナの卵を購入。直径約5ミリの卵413個を、沢の水を引き入れている木箱に手でゆっくりと入れた。

 卵は置いておくと、約2週間でふ化が始まるといい、稚魚は地元の山梨中央漁協と連携して放流を検討するという。

 白雲荘店主の伊東隆雅さん(65)は「卵を一つ一つ数えて命を感じた。毎日愛情を持って観察していきたい」と話していた。

 住民有志は、過疎の地区を活性化しようとアマゴのふ化や放流に向けて取り組んでいる。今回の結果を踏まえて、年末にアマゴのふ化・放流をしたい考え。
 
(写真)沢の水が入る木箱に卵を入れる住民=南アルプス市芦安芦倉

【山梨日日新聞 1月25日掲載】