芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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山岳関連ニュース

【山岳関連ニュース】

甲斐駒や富士山の油彩画展示 北杜

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 北杜市長坂町長坂下条の日野春アルプ美術館(鈴木伸介オーナー)は28日まで、甲斐駒ケ岳や富士山など山岳風景を描いた油彩画の展示会を開いている。

 山梨を訪れて創作活動をしている洋画家上田和彦さん=東京都日野市=が手掛けた作品約50点を展示。富士山と菜の花を組み合わせた作品や甲斐駒ケ岳と桜を描いた絵などが並んでいる。

 鈴木オーナーは「装飾性が高く、人を和ませるような絵だと思う」と話している。

 午前10時~午後4時。火、水曜休館。入館料は500円。問い合わせは同美術館、電話0551(32)6325。

 【写真】甲斐駒ケ岳や富士山などを描いた油彩画が並ぶ会場=北杜市長坂町長坂下条

【山梨日日新聞 5月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

自生樹木に名札設置 乙女高原

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 山梨市牧丘町にある乙女高原の保全活動に取り組む「乙女高原ファンクラブ」は、高原を訪れた観光客らに、木の種類が分かるように名札を取り付けた。

 名札は縦10センチ、横25センチのプラスチック製。シラカバやダケカンバ、ウラジロモミなど高原に自生する樹木12種類、19枚を作り、遊歩道沿いや駐車場近くの木の横に取り付けた。木の説明も添えられていて、ウラジロモミには「クリスマスツリーに使われる」などと情報が記されている。

 同クラブの担当者は「木のことを観光客に知ってもらえるほか、寄せられる木の情報がどの木を指すのか分かりやすくなり、クラブの活動にも生かせる」と話している。

 【写真】乙女高原ファンクラブが設置した名札=山梨・乙女高原

【山梨日日新聞 5月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

安全登山、都内から一歩

山岳事故、今年も9割県外者 県警出張、遭難防止呼び掛け

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 山梨県内で首都圏から訪れた人の山岳遭難が多発しているとして、県警は東京都内など県外での啓発活動に力を入れている。今年は山岳遭難の発生件数が過去最多だった昨年の同期を上回り、18日現在で県外の遭難者は全体の9割を占め、その大半が首都圏在住。県警は日帰り登山が可能な交通アクセスの良さなどが影響しているとみている。19、20の両日は、県警担当者が登山愛好者が集う都内のイベント会場で安全な登山を呼び掛けている。

 東京都大田区内で19日に始まった大手登山用品店が主催する販売イベント。同日は安全な登山をテーマにパネルディスカッションがあり、県警山岳救助隊員の飛弾晶夫警部補は「標高の低い山でも遭難が発生している。原因は滑落や転倒などさまざま」と県内の傾向を解説。体力や技術に合った山を選ぶように呼び掛けた。

 登山を始めて3、4年という東京都世田谷区の団体職員野村恵一さん(60)は、自宅から近い山梨を訪れているといい、「1人で登山することもあるので、道迷いを防ぐアドバイスが心にとまった」と感想を話した。

 東京都板橋区の団体役員田坂勝芳さん(74)は登山歴50年以上のベテラン。「経験におごりがあってはいけない。今回のように講演などを聞き、山に対する心構えを改めるようにしている」とした。

 県警地域課によると、県内は18日までに山岳遭難が38件発生し、遭難者は41人。前年同期を4件、3人上回る。県外在住者は37人で、首都圏6都県(茨城県を除く)の在住者は26人で7割を占める。

 山系別にみると、南アルプスが最多で19件、次いで大菩薩・道志が12件などで、南アルプスは前年同期の約3倍、大菩薩・道志は約1.7倍に上る。原因は滑落が15件、道迷いが11件などで、道迷いは昨年を8件上回る。

 同課は東京都や神奈川県に隣接し、電車や車で訪れやすいため、登山人気を背景に県内を訪れる登山者が増えていると分析。近場であることに油断し、登山コースの下調べや装備が不十分な登山者も増えているとみる。

 県警は本格的な夏山シーズンを控え、20日も同じイベント会場で遭難防止のポイントなどを記したチラシを配り、休日は山梨県内の駅前などで啓発活動に力を入れる。

 同課の細田茂樹次席は「今後も首都圏に向けた情報発信を強化し、遭難件数を減らしたい」と話している。

 【写真】来場者に安全な登山を呼び掛ける県警の担当者(左)=東京都大田区

【山梨日日新聞 5月20日掲載】

【山岳関連ニュース】

シカの食害 物語で解説

エコパーク協、絵本風パンフ作製

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 南アルプスユネスコエコパーク県連絡協議会(会長・金丸一元南アルプス市長)は、ニホンジカによる食害を解説するパンフレットを作った。少年が食害について関心を深めていくストーリーを絵本仕立てにし、地域住民に関心を持つよう呼び掛けている。

 パンフレットは、A5判の30ページフルカラーで2千部を作製した。北海道のイラストレーターがイラストを手掛け、企画とデザインは県内のデザイン会社などが担当。協議会を構成する南アルプス、韮崎、北杜、早川の4市町内の図書館などで無料配布している。

 タイトルは「どうでもいい」。ニホンジカの増加を「どうでもいい。かんけいない」と感じる少年が、ニホンジカの防護柵や畑を荒らされた農家の様子を見て「なにができるか考えてみよう」と意識が変わっていく様子を描いている。学校の窓から見える緑に覆われた草原にシカの群が現れた後、草原が茶色くなった様子などが描かれている。

 ニホンジカの増加で生じる問題点も紹介。シカと車の交通事故の増加や、食害による植物の減少で土砂崩れが起きる可能性を指摘している。  同協議会事務局の担当者は「幅広い世代にパンフレットを手に取ってもらい、近くの山で起こっている問題に関心を寄せてほしい」と話す。

 【写真】ニホンジカの食害をテーマにしたパンフレット

【山梨日日新聞 5月18日掲載】

【山岳関連ニュース】

南アの高山植物 精密画50点展示

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 身延町下山の道の駅みのぶは、ふれあい交流館で植物を精密に描くボタニカルアートを展示している=写真

 甲府市西田町のボタニカルアート作家遠山若枝さん(70)の作品50点を展示。バラやボタンのほか、キタダケソウなど南アルプスに咲く高山植物を、水彩絵の具を使い描写している。

 遠山さんは40年ほど前に独学でボタニカルアートを始めた。現在は県内の愛好家でつくる団体「ボタニカル・アートの会」を主宰しているほか、公民館などで開かれている講座の講師を務めている。

 6月11日まで。開館は午前9時~午後5時。水曜休館。

【山梨日日新聞 5月17日掲載】

【山岳関連ニュース】

北杜の自然 歩いて満喫

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 北杜市スポーツ推進委員協議会(飯田忠子会長)は14日、同市白州町白須の尾白の森名水公園「べるが」をメイン会場に「北の杜ふるさとウォーキングin白州~武川」を開いた。

 市内外から約500人が参加。尾白川渓谷の千ケ淵で折り返す約7キロと、公園内を巡る約3キロのコースを、同協議会のメンバーが案内した。昼食時には弁当とともに、武川地内で収穫されたワラビや地元産大豆のみそなどを使ったみそ汁が振る舞われた。

 飯田会長は「歩くことで日頃のストレスを発散し、緑豊かな北杜市の魅力を感じてもらえたようでよかった」と話していた。
 
(写真)緑の中のウオーキングを楽しむ参加者=北杜市内

【山梨日日新聞 5月15日掲載】

【山岳関連ニュース】

新緑の山道を疾走 道志トレイルレース

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 第9回道志村トレイルレース(同村観光協会主催)が14日、村内で開かれた。全国から966人が出場した。

 「山梨百名山」の菜畑山や今倉山、御正体山、鳥ノ胸山などを走るロング(42.0キロ)と、中間地点に当たる山伏峠をゴールとするハーフ(20.4キロ)の2コースで実施。男女計10部門で健脚を競い、選手は新緑の木々に囲まれた山道を走り抜けた=写真

【山梨日日新聞 5月15日掲載】

【山岳関連ニュース】

乙女高原遊歩道 60人が補修作業

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 山梨市牧丘町内の乙女高原の保全活動に取り組む「乙女高原ファンクラブ」と県、市などは14日、同高原で遊歩道の補修作業をした。

 作業は、植物が成長する夏場を前に毎年行っていて今回で18回目。クラブのメンバーら約60人が参加した。ハイカーらが、誤って貴重な草花を踏まないように、約2キロの遊歩道で、老朽化で朽ちたくいを新しくしたり、ロープを張り直したりした=写真

 作業後には、高原に自生するスミレの観察会を開いた。

【山梨日日新聞 5月15日掲載】

【山岳関連ニュース】

登山愛好家ら遊歩道を整備 都留

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 都留市内の登山愛好家らでつくる「都留アルプス会」(内野一洋会長)はこのほど、市内の遊歩道の整備活動をした=写真

 同会のメンバーら約20人が参加し、市職員も同行した。鍛冶屋坂から長安寺山に入り、楽山を経由して都の杜うぐいすホールの裏山まで巡る約5キロのルートを、危険箇所がないか確認しながら歩いた。市内を一望できる場所では、眺望の妨げとなっているマツやクヌギを地権者から許可を得て伐採。空き缶やペットボトルなどのごみ拾いもした。

 同会は昨年8月、「市内の山々を都留アルプスと銘打ち、観光ルートとして市外から登山客を呼び込もう」と結成。全長約12キロの遊歩道を再整備する計画を進めている。

【山梨日日新聞 5月12日掲載】

【山岳関連ニュース】

甲斐山岳会 「幻」の会報発見

■戦災免れ金庫に保管 初代役員家族、県立図書館に寄贈

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 甲斐山岳会の会報「山」の第4号(1928年発刊)が甲府市の三井貞子さん(84)の自宅で見つかり、県立図書館に寄贈された。会報は1~4号が刊行されたが、戦時中に焼失するなどしたため第4号だけ現物が確認されておらず、関係者の間では“幻”とされてきた。太宰治の義父で地質学者の石原初太郎の寄稿文や日本山岳会を創設した武田久吉の講演録を掲載していて、県山岳連盟は「県内の近代山岳界の草創期を知る上でも貴重」としている。

 同連盟によると、同山岳会は若尾財閥の若尾金造が会長に就任して24年に発足した。会報「山」は25年から年に1回刊行され、1~3号は県立図書館に収蔵されていたが、28年に発刊された4号だけは実物が見つかっていなかった。

 三井さんは山岳会発足時の役員を務めた信量さんの娘で、会報は金庫内で見つかった。会報と一緒に信量さんの手書きのメモがあり、「戦災のため非常に少なくなり、このほかにはほとんどあるかないかの貴い本である」と書いてあった。

 第4号には、石原初太郎の寄稿文「富士の笠雲」を掲載。富士山にかかる笠雲の状態と周辺地域の天候との関係について分析している。また、与謝野鉄幹・晶子夫妻に師事した仏文学者で詩人の中込純次(富士川町出身)が「故山の山山」として「富士山は日本人の思想、宗教、芸術などを優雅にするといふ人もあった。故里の白根の姿は、今私の眼の中にある」と書いている。

 県山岳連盟は「甲斐山岳会は100人以上の会員を誇り、国内でも屈指の山岳団体だった。第4号にも多くの著名人が寄稿していて、当時の隆盛がうかがえる」と説明。三井さんは「貴重な本だと聞いて驚いている。尊敬している父が関わった会報が山岳会の歴史を知る上で役に立てばうれしい」と話している。

 【写真】寄贈された甲斐山岳会の会報「山」(県立図書館所蔵)

【山梨日日新聞 5月11日掲載】