芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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山岳関連ニュース

【山岳関連ニュース】

富士山安全登山へ 味の素が県にサプリを寄贈

 味の素(東京)は19日、アミノ酸スポーツサプリメント「アミノバイタル」の顆粒スティックなど100万円相当を県に寄贈した。富士山レンジャーが活動で使用するほか、富士山保全協力金の協力者に配布し、安全登山に役立てる。

 同社は長野県山岳遭難防止対策協会とサプライヤー契約を結んでおり、救助隊員や遭難者の体力回復などで採用されていることから、標高の高い富士山でも登山者らに使ってもらおうと、アミノバイタルのゼリードリンクや粉末飲料などを寄贈した。

 県世界遺産富士山課は、8月上旬の平日、富士山5合目の協力金徴収ゲートで支払った人に、顆粒タイプの「アミノバイタル」を配布する予定。

【山梨日日新聞 7月20日掲載】

【山岳関連ニュース】

厳冬期の富士、南アルプス、八ケ岳 登山届義務化を
条例「9月以降に検討」

 登山の安全対策について議論してきた県安全登山対策検討委員会(委員長・今井久山梨学院大教授)は18日、「厳冬期の富士山8合目以上などで登山届(登山計画書)の提出を条例で義務化するべきだ」などとする報告書を後藤斎知事に提出した。知事は「9月以降の議会で条例化を検討したい」と述べた。

 報告書は全12ページ。登山届の提出を義務付ける期間は厳冬期(12月~翌3月)、対象山岳は富士山8合目以上のほか、南アルプス(北岳、甲斐駒ケ岳など12の山岳)、八ケ岳(赤岳、権現岳)としたが、具体的な山域は指定しなかった。条例化した場合、施行まで「2年~数年程度の準備期間が必要」とした。

 一方、検討委の意見集約段階では義務化のほか「全ての山で登山計画書の作成を登山者の責務とする」としていたが、「誤解を招く可能性がある」(県観光資源課)として、報告書では「作成は常識であるとの認識を広げる」「作成を登山者の遵守事項とする」との表現に変更した。

 後藤知事は提出後の定例記者会見で「9月定例県議会まで時間がない。条例は県民の行動規範で、法律との整合性を整理する時間が必要。今冬に向け、条例化がいつまでにできるのか集中的に検討する」と述べた。

【山梨日日新聞 7月19日掲載】

【山岳関連ニュース】

西沢、東沢渓谷を散策 田部重治踏破100年記念

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 山梨市は30日、西沢渓谷と東沢渓谷周辺を歩くツアーを開く。市内を流れる笛吹川上流域を景勝地として紹介した英文学者で登山家の田部重治らが、現地を踏破してから100年を迎えることを記念して企画。同行する観光ガイドが田部の功績を解説する。記念式典も予定していて、市観光課は「これをきっかけに多くの人に渓谷の魅力を知ってもらいたい」と話している。

 同課と市観光協会によると、田部は富山県出身で、1915年に初めて東沢渓谷に入山。17年には登山家の木暮理太郎と共に東沢渓谷から入山し、釜の沢を通り甲武信ケ岳を踏破した。田部は、書籍などで笛吹川上流域の渓谷美を広く伝え、西沢渓谷入り口近くには旧三富村が設置した紀行文「笛吹川を遡る」の一節を記した文学碑がある。

 市は、田部を「全国に市の魅力を紹介した功労者」であるとして、田部の功績と上流域の美しさを知ってもらおうとツアーを計画した。ツアーは東沢渓谷には危険な場所があるため、主に西沢渓谷を案内する。地元ガイドが、見どころを案内しながら田部の功績を説明する。

 ツアー前には文学碑の前で記念式典を行い、田部の遺徳をしのぶ予定。西沢山荘内では田部に関する資料を展示する。資料は31日から8月20日まで道の駅みとみでも展示する。

 ツアーの参加者を募集していて、定員は40人。問い合わせ、申し込みは市観光課、電話0553(22)1111。
 
(写真)「笛吹川を遡る」の一節が記された文学碑=山梨・西沢渓谷

【山梨日日新聞 7月13日掲載】

【山岳関連ニュース】

北杜住民、甲斐駒で活動3年 ごみ撤去、植物自生図る

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 北杜市の白州、武川両地区の住民らでつくる「北杜市南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会」(日向勝会長)は、甲斐駒ケ岳5合目の山小屋跡地周辺で3年かけて自然保護活動をした。同所はかつて登山者が残したごみが散乱していて、環境や景観面で問題となっていた。ごみを撤去したほか、植物の育成を補助するマットを敷いた。
 
 同連絡会などによると、作業した場所周辺はかつて山小屋やテント場があり、多くの登山者が宿泊していた。山小屋は閉鎖され、約10年前に取り壊されて更地となったが、近くの斜面には投げ込まれたとみられる飲料缶や瓶などのごみが大量に残されていた。

 2014年に南アルプスの国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」登録を受け、環境保全などを目的に設立された連絡会が清掃活動を開始。メンバーや協力者が15、16年の2回、山に登り、地形が変化しないよう配慮しながら、ごみを撤去した。

 今年は6月29日、連絡会や県山岳連盟のメンバー、地元のトレイルランナーら約20人が参加。ごみを片付けた斜面に、周辺に自生する植物の種が根付くのを助ける特殊なマットを敷き、土をかぶせた。

 作業に参加した同市白州町台ケ原の小野さん(64)は「植物が根付き、もともとの自然の姿に少しでも近づけたらいい」と話した。日向会長は「これからも南アルプスの自然を保つ活動をしていきたい」と語った。
 
(写真)ごみを片付けた斜面に植物を育ちやすくするために特殊なマットを敷く参加者=北杜市内」と語った。

【山梨日日新聞 7月13日掲載】

【山岳関連ニュース】

巨摩高がユネスコスクール 県立高初認定

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 巨摩高(金塚正貴校長)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の理念に沿った取り組みをしている「ユネスコスクール」に認定された。甲府ユネスコ協会によると、櫛形山に生息する動植物の調査を昭和40年代から続けている点などが評価された。県内では6校目で、県立高では初めて。

 ユネスコスクールの国内事務局を担当するユネスコ・アジア文化センター(東京)によると、ユネスコスクールは、世界約180カ国で1万校以上ある。国内では幼稚園や小中学校、高校、大学で1043校(2017年4月現在)が加盟している。

 巨摩高は、生物圏保存地域「エコパーク」に位置。昭和40年代から櫛形山で環境教育や自然科学の研究を続け、地域住民と連携してゲンジボタルの放流や観察もしている。

 15年11月に申請し、17年3月に加盟が決まった。7月6日には、加盟決定時に甲府ユネスコ協会の会長を務めていた新津尚さんが同校を訪れ、金塚校長に登録されたことを示すプレートを寄贈した。同校はユネスコのマークをホームページなどに使用できるという。

 金塚校長は「今後、生徒たちがより意欲的に活動する後押しになる」と話している。
 
(写真)甲府ユネスコ協会の新津尚前会長(左)からプレートを受け取る金塚正貴校長=巨摩高

【山梨日日新聞 7月12日掲載】

【山岳関連ニュース】

甘利山のレンゲツツジを守ろう 韮崎工高

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 甘利山に群生するレンゲツツジを保護しようと、韮崎工高の生徒は7日、ボランティアで手入れをした。

 1~3年生の約40人が参加。NPO法人甘利山倶楽部のメンバーから指導を受け、咲き終わった花を手で摘み取り、枯れた枝を剪定ばさみで切り落とした=写真。

 レンゲツツジは毎年6月初旬に見頃を迎える。3年の戸田さんは「甘利山の自然を守るために欠かせない作業。手伝うことができてよかった」と話し、来年の開花状況を思い浮かべて“満開”の笑み。

【山梨日日新聞 7月8日掲載】

【山岳関連ニュース】

おしゃれな登山用ヘルメットが人気

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 富士山が山開きを迎えるなど本格的な夏山シーズンに入り、山梨県内のアウトドア用品店で登山グッズを買い求める人が増えている。

 甲府市徳行4丁目のエルク(柳沢仁社長)には連日、登山愛好家のほか大学生や若い女性らが来店。1万点を超える商品の中で、携行ヘルメット=写真=を買い求める若者が目立つという。

 「近年の山岳事故の増加を受け、安全意識が高まっている」と同店スタッフ。デザインや色にこだわる人が少なくないといい、ヘルメットと一緒に「おしゃれ心」も携行したい若者の気持ちを表している?

【山梨日日新聞 7月4日掲載】

【山岳関連ニュース】

八ケ岳、甲斐駒で開山式 登山者の安全祈願

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 八ケ岳と甲斐駒ケ岳が1日、山開きとなり、北杜市の観光業者らが開山式を行ってシーズン中の登山者の安全を祈願した。

 同市大泉町西井出のサンメドウズ清里で行われた八ケ岳の開山式では、八ケ岳観光連絡会の関係者や渡辺英子市長ら約30人が出席。神事の後、同連絡会の浅川力三会長が「近年は女性や高齢者の登山客が増えている。事故のない、安全なシーズンになることを祈念する」とあいさつした。

 一方、同市白州町の竹宇駒ケ岳神社では、甲斐駒ケ岳の開山式があった。市観光協会白州支部のメンバーら約20人が参加して神事を行った。
 
(写真)八ケ岳の開山式で安全登山を祈願する出席者ら=北杜市大泉町西井出

【山梨日日新聞 7月2日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士山の山小屋Wi-Fi倍増 山梨側端末で医療通訳も

201706271 富士山を訪れる外国人登山客向けに、KDDIの子会社とNTTドコモは7月1日から、全山小屋で無料の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」サービスを提供する。昨夏はKDDIの子会社のみだったが、ドコモの参入で山梨側のアクセスポイントは昨夏の20カ所から45カ所に倍増した。またドコモは救護所などでタブレット端末を使った医療通訳サービスも提供する。

 外国人はスマホをワイファイで使っている人が多いことから、観光や防災情報を無料ワイファイ経由で入手してもらおうと、KDDIの子会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスとNTTドコモが通信環境の無償提供を決めた。

 全ての山小屋と5合目の総合管理センターなどにワイヤ・アンド・ワイヤレスが「富士山Wi-Fi」を20カ所、ドコモが「ドコモ富士山フリーWi-Fi」を25カ所、アクセスポイントを設置。設置場所から半径20~30メートルで通信できる。設置期間は両社とも7月1日~9月10日で日本人でも利用可能。両社はアクセス数や利用者の言語などのデータを県に提供する。

 またNTTドコモは5合目の総合管理センターと7、8合目の救護所にタブレット端末を設置し、医療用語に精通した通訳者と話ができるサービスを始める。対応時間は平日午前8時半~午後6時半で、英語、中国語、韓国語に対応。そのほか、端末を通じて日常会話レベルの通訳と話ができるサービスはポルトガル語、スペイン後、タイ語、ベトナム語、ロシア語で提供する。

 Wi-Fi環境を巡っては、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが2016年夏に全山小屋に設置。ドコモは15年夏に5合目と山頂に設置している。
 
(写真)タブレット端末を通して医療用語に精通した通訳と話すことができるNTTドコモのサービス。富士山の救護所などに導入する

【山梨日日新聞 6月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

南アルプス・広河原で開山祭 安全登山願い蔓払い

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 南アルプス市と市観光協会、南アルプス署は24日、同市芦安芦倉の広河原で開山祭を開いた。北岳など3千メートル級の山々が連なる南アルプスの夏山シーズンの幕開けで、「蔓(つる)払い」の儀式を行い、登山者の安全を祈った。

 開山祭には、関係者約150人が出席した。「蔓払い」の儀式では、清水重仁市議が明治時代の山の案内役の姿になり、豊かな自然を後世に残すことを宣言。「門」をふさぐように張られた蔓約50本をおので切り開いた。この後、出席者が安全登山を祈願しながら門をくぐり抜けた。

 地元芦安中の生徒による「北岳の歌」の合唱や、夜叉神太鼓の演奏も披露された。祭りの後には、手打ちそばや南アルプス市特産のサクランボが振る舞われた。


 一方、南アルプス署は野呂川広河原インフォメーションセンター内に広河原臨時警備派出所を開所。7月上旬から8月下旬までの週末、署員が常駐し、登山者に登山計画書の提出を求め、事故防止を呼び掛ける。

 北岳を目指して広河原を出発した静岡市の会社員鈴木さん(45)は「キタダケソウなど南アルプスに咲く高山植物を見るのが楽しみ」と話した。
 
(写真)蔓の門をくぐる開山祭の出席者=南アルプス市芦安芦倉

【山梨日日新聞 6月25日掲載】