芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

南アルプスNETホームページへ

プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

南アルプス芦安山岳館メール閲覧ページのURLアドレスが変わりました。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

http://sannichi.lekumo.biz/ashiyasu/

2021年9月

【山岳関連ニュース】

八ケ岳周辺活写、写真50点を展示

A202109111

 北杜市在住のカメラマンらでつくる八ケ岳フォトフェスタ実行委員会は14日まで、市小淵沢町上笹尾の篠尾郵便局で、八ケ岳周辺で撮影した写真の展示会を開いている=写真。
 実行委員会のスタッフ6人が、地元住民に八ケ岳の魅力を再認識してもらいたいと企画。八ケ岳山麓で撮影した牛や鳥などの動物や、四季折々の八ケ岳の風景など約50点の写真を紹介している。
 代表は「写真を見て八ケ岳の良さを感じてもらえたらうれしい」と話している。
 午前9時~午後5時。

【山梨日日新聞 9月11日掲載】

【山岳関連ニュース】

ロープウエーの往復運賃を割引 身延山

 身延山ロープウェイを運営する身延登山鉄道は12日まで、山梨・静岡両県民を対象にロープウエーの往復運賃を割り引くキャンペーンを行っている。
 同社によると、中部横断自動車道山梨-静岡間の全線開通を記念して企画。窓口で山梨、静岡の県民であることを証明できるものを提示すると、往復運賃が中学生以上の大人は1200円(通常の300円引き)、4歳から小学生までの小人は375円(通常の半額)となる。
 担当者は「キャンペーンを通じて、中部横断道の開通を歓迎したい」と話した。
 営業時間は午前8時40分~午後4時(新型コロナウイルス感染拡大の状況により、営業時間の短縮あり)。問い合わせは身延山ロープウェイ、電話0556(62)1081。

【山梨日日新聞 9月10日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士山早めの初冠雪

 甲府地方気象台は7日、富士山が初冠雪したと発表した。平年より25日早く、昨年より21日早い。9月上旬までに初冠雪が発表されるのは13年ぶりで、観測史上6番目に早い。富士吉田市も7日、富士山の冠雪を市内から初めて確認した日に独自に発表する「初雪化粧」を宣言した。
 気象台によると、7日午前5時半ごろ、甲府市飯田4丁目の気象台から、富士山頂付近が雪で覆われている様子を職員が目視で確認した。

【山梨日日新聞 9月8日掲載】

【山梨県内のニュース】

中部横断道山梨-静岡間が開通 横断幕で事故防止を

A202109061_3

 南部署などは、中部横断自動車道山梨-静岡間の全線開通に合わせ、交通事故防止を啓発する横断幕を作製した。
 横断幕は南部署と南部交通安全協会、南部安全運転管理者協議会で作製。横5メートル、縦0・9メートルの大きさで、「危険 スピード落とせ」と書かれている。風になびきにくいようにメッシュ生地を採用し、夜でも分かりやすいように文字は蛍光塗料で書いた。
 中部横断道の開通に伴い一般道の交通量が減少し、スピードを出す車が増えると予想して作製。8月27日に、南部インターチェンジ(IC)と身延山ICの出口付近にそれぞれ設置した。署の担当者は「横断幕の設置を通じて交通事故の防止につなげたい」と話した。

(写真)横断幕を設置する南部署員=身延町角打

【山梨日日新聞 9月6日掲載】

【山梨県内のニュース】

富士トライアスロン2022、コースの安全確認  河口湖

A202109063_3

 来年9月に富士河口湖町で開催予定の「Mt.富士トライアスロン富士河口湖2022」(町、日本トライアスロン連合、山梨日日新聞社、山梨放送主催)のコース確認作業が5日、行われた。関係者は安全面などの課題をチェックした。
 大会関係者15人程度が参加。スイム(1・5キロ)のコースとなる河口湖では、トライアスロンチームのコーチが湖岸から約300メートル地点まで試泳し、水温や湖底の状況を確認した。湖に入る場所に大きな岩があり足場が悪いとして、「安全のためにマットなどを敷く必要がある」といった意見が出た。河口湖の水質を検査するための検体も採取した。
 西湖を周回するバイク(40キロ)や河口湖大橋、河口湖北岸などを走るラン(10キロ)のコース確認では、試走しながら路面状況や危険箇所を確かめた。

A202109062_3

(写真)河口湖の湖底の状況などを確認する関係者=富士河口湖町内

【山梨日日新聞 9月6日掲載】

【山岳館便り】

ドノコヤ峠

 ドノコヤ峠…。なにか不思議な響きです。漢字でもないし、地図で見るとカタカナだし…。
 「どの子や」「どこの野(や)」??? 謎を解いてみましょう。


 早川町奈良田の深澤亀次によってドノコヤ峠(早川町と芦安村境)の中腹に金・銅がきらめいていることが発見されました。東京・青山の高田貞三郎により銅之古家鉱山(どのこやこうざん)として開鉱されました。「銅のこや」なんですね!!

A_25

【図】銅之古家鉱山の様子

 当時、芦安村の働き盛りの若者は鉱山に迎えられて村は活気づきました。その後、1917年(大正6年)に芦安鉱山と改称されました。
 高品質の鉱石が多量に産出されたので国の重要鉱山として指定され、大正15年ころまでに221.05トンが売鉱されました。従業員も250人以上となり社宅が造られ、小学校と青年学校の分校が設置されました。全盛期を極めた芦安鉱山も終戦を契機に縮小され、後に休鉱・閉山となりました。(注:呼び名に関しては、諸説あり推測の域を出ません。)

A

【写真】鉱夫

 今も、金・銅が眠っているかもしれませんね。

[南アルプス市芦安山岳館]
「南アルプスNET」はこちらから