芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2021年8月

【山梨県内のニュース】

身延線の特急ふじかわ 定期券用の回数券、新たに4区間

 JR東海は9月1日から、定期券との同時使用で身延線特急「ワイドビューふじかわ」の普通車自由席料金が割安になる「定期券用自由席回数特急券」に、新たに市川大門-甲府間など4区間を追加し、販売を始める。
 JR東海静岡広報室によると、新たに追加する区間は市川大門-甲府間のほか、市川大門-南甲府間、東花輪-甲府間、東花輪-南甲府間。同社は定期券用自由席回数特急券を静岡県内のみで販売しており、山梨県内での特急の利用促進を図ろうと企画した。
 4枚セット千円の販売で、1枚ずつ使用できる。1枚当たり80円割安になるという。販売期間は9月1日~12月28日。利用期間は9月1日~2022年1月27日。市川大門駅、東花輪駅、南甲府駅で購入できる。
 同社担当者は「乗車のたびに特急券を購入する手間がなく、便利に使える。通勤通学のほか、急ぎの用事や特別な日などにぜひ利用してもらいたい」と話している。

【山梨日日新聞 8月31日掲載】

【山梨県内のニュース】

中部横断道待望の全通 峡南振興、膨らむ期待

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 29日に全線開通した中部横断自動車道の山梨-静岡間。着工から24年がたち、難工事のため開通時期が3回にわたって延期されていただけに、沿線の自治体や観光関係者からは「ようやく」「待ち望んでいた」などと歓迎の声が上がった。沿線関係者の多くが観光客増に期待を込める一方、新型コロナウイルス感染症の流行で「誘客効果が出るのはまだ先」との見方も。「新型コロナ収束後を見据え、集客力を高める取り組みが必要」との声も聞かれた。

 「県の経済や観光の活性化に計り知れない効果が期待される」-。29日、身延山インターチェンジ(IC)付近で行われた中部横断道山梨-静岡間の開通式典で、長崎幸太郎知事が開通効果に期待感を示した。
 国土交通省によると、全線開通で中央自動車道や新東名高速道路などとともに富士山を囲む新たな広域周遊の観光ルートが形成され、県内は東京圏や中京圏からの誘客が見込まれる。特に人口減少や過疎化が進む峡南地域の期待感は大きいとみられ、身延町の望月幹也町長は式典で「(全線開通は)念願だった。移動時間の短縮による大きな効果が期待される」と語った。
 国交省は当初、全線開通の時期を2017年度としていたが、地質のもろさから難工事となり、「19年度」「20年内」「21年夏ごろ」と計3回延期。道の駅富士川(富士川町)の居村一彦社長は、「開通が何度も延期されていただけに、この日を心待ちにしていた」と喜んだ。

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(写真)はさみ入れとくす玉開きで開通を祝う関係者=身延町内

【山梨日日新聞 8月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

救助一丸そろいの活動着 「山中で目立つ水色採用」

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 日下部署の山岳救助隊は、隊員が着用する活動着を作った。活動着を統一することで一体感を持って活動し、円滑な救助につなげたい考え。防水素材で山中でも目立つ水色を採用している。
 署によると、山岳救助隊は署地域課の署員を中心に構成し、13人が所属している。管内にある大菩薩峠や乾徳山などで発生した山岳遭難事故の現場で救助活動を行うほか、事故防止の啓発活動などに取り組んでいる。
 これまでは隊員それぞれが登山用のアウターを用意していたが、装備品の充実を図ろうと企画。本年度当初からデザインを考案し、7月に完成した。
 救助を求める登山客や県警のヘリコプターなどで遭難者を引き揚げる際、隊員を見つけやすくするため、山中でも目立つ水色とした。胸と背面に金色で「山岳救助隊 日下部警察署」と記されている。
 山岳救助隊を率いる地域課長は「防水素材なので隊員が安全に活動できる。そろいの活動着を着ることで隊員の意識を高め、団結して活動していきたい」と話している。

(写真)日下部署山岳救助隊が作った活動着=山梨市三富徳和

【山梨日日新聞 8月27日掲載】

【山梨県内のニュース】

富士河口湖でトライアスロン 2022年9月4日に開催

 富士河口湖町は来年9月4日、「Mt.富士トライアスロン富士河口湖2022」を開く。東京パラリンピックでトライアスロン・フランス代表の事前合宿地となったことを機に、トライアスロン競技を通じた観光振興を目指す。
 町政策企画課によると、町と公益社団法人日本トライアスロン連合、山梨日日新聞社、山梨放送が主催する。
 同町小立の八木崎公園をスタート地点に、五輪競技と同様にスイム(1・5キロ)、バイク(40キロ)、ラン(10キロ)の3種目で競う。スイムは河口湖で行い、バイクは西湖畔沿いを周回。ランは河口湖畔がコースとなる。
 日本トライアスロン連合に登録している選手が出場対象となる「エイジ部門」や、未登録者でも参加できる「初級者部門」、3人一組で特定の種目のみ参加できる「リレー部門」を設ける予定。新型コロナウイルスの感染防止のため、国内からの出場に限定する。
 同課の担当者は「トライアスロンは町の観光資源との親和性が高い。スポーツ関係者だけでなく、観光事業者にとって明るい話題になるといい」と話した。

【山梨日日新聞 8月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

北岳登山道で遭難救助訓練

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 南アルプス署は、南アルプス・北岳の白根御池小屋付近の登山道で、山岳遭難者の救助訓練をした=写真

 天候が悪く、ヘリコプターによる救助ができない場合を想定して8月7日に実施し、署員10人が参加。負傷した登山者を背負い、ロープなどを使って安全に下山する方法を確認した。広河原インフォメーションセンターでは、遭難事故が発生しやすい場所などを記したチラシ入りのポケットティッシュを登山者に配布し、遭難事故防止も呼び掛けた。

 管内では8月1日までに8件の山岳遭難事故が発生している。地域課の担当者は「自分の体力に合った登山計画を立て、ゆとりある行動を取ってほしい」と話していた。

【山梨日日新聞 8月20日掲載】

【山岳関連ニュース】

さわら池の伝説 紙芝居に

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 甘利山の自然保護に取り組む韮崎市のNPO法人「甘利山倶楽部」は、甘利山の中腹にある「さわら池」にまつわる伝説をテーマにした紙芝居を作った。地元の小学生への読み聞かせなどに活用していて、住民団体への貸し出しも検討している。

 甘利山倶楽部によると、紙芝居「さわら池のお話」は縦50センチ、横75センチの絵と写真計9枚で構成。甘利地区周辺を治めていた領主の子どもたちが大蛇に池に引き込まれた際、住民が協力して大蛇を退治し、褒美として甘利山が与えられたという伝説を取り上げている。このほか、甘利山の山頂周辺に咲くレンゲツツジを写真付きで紹介。山から引いた水が生活用水として役立てられていることも解説している。

 甘利山倶楽部は毎年春と秋に甘利小児童を甘利山に案内している。紙芝居はさらに甘利山に興味を持ってもらおうと3月ごろに製作を始め、7月に完成した。下絵は市在住の元漫画家鈴木なるみさんが担当し、韮崎高美術部の生徒が色鉛筆で仕上げた。

 既に甘利小の児童を対象とした読み聞かせを始めていて、今後は地域住民らへの貸し出しも行っていく考えという。甘利山倶楽部の事務局を務める女性は「韮崎市のシンボルの一つである甘利山の魅力を分かりやすく伝えていきたい」と話している。

(写真)NPO法人甘利山倶楽部が作った紙芝居=韮崎市内

【山梨日日新聞 8月20日掲載】

【山岳関連ニュース】

臨時休館9月12日まで期間を延長 県立52施設

 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の適用に伴い、山梨県は19日までに、文化施設や公園など県立52施設の臨時休館期間を9月12日まで延長することを決めた。
 主な対象は県立博物館(笛吹)や美術館(甲府)のほか、富士湧水の里水族館(忍野)、八ケ岳自然ふれあいセンター(北杜)、富士山世界遺産センター(富士河口湖)など。緑が丘スポーツ公園や小瀬スポーツ公園(いずれも甲府)、富士川クラフトパーク(身延)などは園内施設の利用を休止する。県立図書館(甲府)は予約者のみ貸し出しが可能。
 各施設はこれまで、不要不急の外出自粛など県独自の協力要請に基づき、今月22日までを休館期間としていた。

【山梨日日新聞 8月20日掲載】

【山梨県内のニュース】

高速バス静岡線再開、横断道全通で

 山梨交通(甲府市飯田3丁目、雨宮正英社長)は中部横断自動車道山梨-静岡間が全線開通する29日から、運休している甲府市と静岡市を結ぶ高速バスの運行を再開する。全線開通によって甲府駅から静岡駅前バス停の所要時間は従来より15分短縮され、1時間55分となる。
 甲府-静岡線は土日祝日のみ1日2往復、山梨交通としずてつジャストライン(静岡市)が共同で運行し、甲斐市のJR竜王駅近くの竜王バス停を出発、甲府駅バス停を経由して静岡市の静岡駅前バス停に到着する。だが、新型コロナウイルス感染拡大による需要の減少で昨年9月から全便運休している。
 中部横断道山梨-静岡間で最後の未開通区間となっている下部温泉早川インターチェンジ(IC)-南部IC間の29日開通を踏まえ、高速道路の走行区間は中部横断道白根IC-下部温泉早川IC間、身延山IC-新東名高速道路新静岡IC間とする。
 現在のバス停は竜王、甲府駅、甲府昭和、西八幡、上今諏訪、身延(隧道北口)、沓谷、三松、新静岡、静岡駅前の10カ所。身延(隧道北口)のバス停は約500メートル離れた身延営業所前に変更し、名称は「身延」とする。
 料金は竜王・甲府駅-新静岡・静岡駅前間で片道2600円、往復4680円。同社の担当者は「中部横断道山梨-静岡間の全線開通でさらに静岡が近くなり、利便性も向上する。感染対策を徹底して運行する」としている。

【山梨日日新聞 8月19日掲載】

【山岳関連ニュース】

鳳凰三山の魅力満載、韮崎市観光協会がパンフレット

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 韮崎市観光協会は南アルプスの鳳凰三山や甘利山を紹介する登山者向けのパンフレットを作った。
 協会によると、鳳凰三山に特化したパンフレットを作るのは初めて。鳳凰三山が地蔵ケ岳、観音岳、薬師岳で構成されていることや、ホウオウシャジンやヤナギランなど登山道で見られる植物を写真付きで掲載。登山家の故深田久弥の著書「日本百名山」の一つに数えられることも解説した。
 登山者向けに鳳凰三山で営業している山小屋やトレッキングコース、電車、車での首都圏からのアクセスなどの情報も添えている。
 パンフレットは縦約30センチ、横約40センチのカラー刷りで、約3千部を印刷。JR韮崎駅や市民交流センター「ニコリ」などに置いている。協会の担当者は「パンフレットを通じて、鳳凰三山の魅力を知ってもらいたい」と話している。

(写真)鳳凰三山を紹介するパンフレット

【山梨日日新聞 8月17日掲載】

【山岳館便り】

山の中の芦安に「船(ふな)守(もり)地蔵」?

【図書紹介】
『夜叉神峠』芦安村教育委員会・芦安の民話編集委員会編

 芦安をめざし、芦安温泉郷の看板を過ぎ、しばらく進むと左に水力発電所が見えます。

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 ここが新倉地区になります。その右手の高台に小さな祠があります。

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 ここには「船守地蔵」が安置されています。
「船乗り地蔵」とも言われ、舟形の石の台座に乗って、高さ40センチあまりの地蔵が祀(まつ)られています。御勅使川の氾濫に毎年苦しめられてきた人々により、川除(かわよ)けの神として安置されているのです。

 船守とは水の神様の事です。洪水のたびに芦倉(あしくら)と安通(あんずい)を結ぶ丸木橋が流されましたので、水の神を祀ったということです。鳳凰山より迎えられたという御影石の神も、嵐から守るといわれ、一緒に祀られています。

 今は道路や橋も立派に完成して、渡河(とか)の心配もないので、健康、交通や集落安全の地蔵さんになって、人々の心のよりどころになっているということです。

 この他、芦安地区には「夜叉神の一つ目小僧」「お虎御前」「夜叉神のたたり」などいろいろな土地のはなしが残っています。ウォルター・ウエストンの逸話も載っています。

 本を読みながら、村内を散策するのも楽しいと思います。
 この夏休み、民話にふれてみませんか?

[南アルプス市芦安山岳館]
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