北杜市高根町清里の清泉寮を運営するキープ協会の敷地で、ケシ科の多年草メコノプシスが開花した。「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれ、本来は高山地帯にしか咲かず、希少という。
チベットなどの標高3千メートル以上の山地で群生する花。背丈は30~40センチで、うつむきがちに青いかれんな花を咲かせている。今年は例年よりも2週間ほど早い5月23日に開花し、これまでに10株ほどが花を付けた。
協会は2009年から栽培を始めたが、担当者は「例年は1、2株ほど。順調に生育が進んだ」と説明した。暑すぎず、湿気が少ない場所を選んで、植え替えをしてきた。
28日は報道陣向けに公開。6月上旬まで楽しめる見込みで、協会が開催するガイドツアーの参加者向けに公開している。
(写真)キープ協会の敷地内で開花したメコノプシス=北杜市高根町清里
【山梨日日新聞 5月29日掲載】