芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2021年3月

【山梨県内のニュース】

信玄の足跡思いはせ 県立博物館で生誕500年展開幕

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 山梨県立博物館の開館15周年記念特別展「生誕500年 武田信玄の生涯」(同博物館、山梨日日新聞社、山梨放送主催)が13日、笛吹市御坂町成田の同博物館で開幕した。初日から多くの人が訪れ、信玄の足跡を伝える古文書や絵画、工芸品の数々にじっくりと見入っていた。
 特別展では信玄ゆかりの資料計150点を紹介し、信玄の誕生から53歳で生涯を閉じるまでの歩みをたどる。信玄の肖像画や信玄と家臣団を描いた「武田二十四将図」のほか、「風林火山」で知られる信玄の軍旗「孫子の旗」などを展示。信玄が家臣らに宛てた書状や、上杉謙信や北条氏康、徳川家康ら信玄と争った武将の肖像画も紹介する。
 両親とともに訪れた甲府・山梨大付属小2年生は「信玄が子どもの頃に使っていたと伝わる木馬や、ゆかりの太刀が見られてよかった」と話した。
 5月10日まで。火曜休館(同4日は開館、同6日は休館)。会期中に展示替えがある。特別展観覧料は大人千円、大学生500円、高校生以下と県内在住の65歳以上、障害者と介助人は無料。

(写真)「孫子の旗」を見る来場者=笛吹・県立博物館

【山梨日日新聞 3月14日掲載】

【山岳関連ニュース】

北杜の名所をズーム背景に、小海線、八ケ岳…市が配信

 北杜市は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」などの背景として使える市内の四季の風景や、観光名所の画像を、市のホームページで無料配信している。
 紅葉に染まる瑞牆山麓や、積雪の中を走るJR小海線の列車など、市が昨年度開催した写真コンテストの入賞作品など16種類の画像を使用している。市が所有する山高神代桜や甲斐駒ケ岳、八ケ岳山頂から見た富士山の写真もある。
 新型コロナウイルスの感染拡大により、オンライン会議や飲み会などでZoomを活用する機会が増えたことを受けて企画。背景画像に設定してもらうことで市のPRにつなげる。
 市政策秘書課の担当者は「写真を通じて市に関心を持ってもらえたらうれしい」と話している。

【山梨日日新聞 3月13日掲載】

【山岳関連ニュース】

新ゴンドラ、絶景堪能 身延登山鉄道運行スタート

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 身延山ロープウェイを運営する身延登山鉄道(堀内光一郎社長)は、40年ぶりに導入した新型ゴンドラの運行を始めた。大型のパノラマガラスが採用され、観光客は窓から見える景色を楽しんでいる。
 新型ゴンドラは2基。1号車「知恩号」は魔よけを意味する朱色を基調とし、2号車「報恩号」は神秘を意味する藍色となっている。天井には1号車は身延山久遠寺の本堂の壁画「墨龍」、2号車には七面山敬慎院の天井画を描いている。
 ゴンドラ内の液晶モニターでは身延山の歴史や生息する動物などについて、日本語と英語の2カ国語で案内する。2月23日に導入され、乗車した長野県山形村の会社員は「乗り心地と見晴らしがよく、富士山もきれいに見ることができた」と話していた。
 身延山ロープウェイは山頂の奥之院駅と久遠寺駅を結ぶ全長1665メートルの路線で、高低差は763メートル、片道の所要時間は約7分間。問い合わせは身延登山鉄道、電話0556(62)1081。

(写真)新型ゴンドラから景色を楽しむ観光客=身延町身延

【山梨日日新聞 3月12日掲載】

【山梨県内のニュース】

4月10日に須走道路・御殿場バイパス開通

 国土交通省などは10日、静岡県小山町須走-御殿場市中畑間(全長5・2キロ)の「須走道路・御殿場バイパス」の開通時間について、4月10日の午後4時と発表した。接続する新東名高速道路(新御殿場IC-御殿場JCT)も同時刻となる。
 国土交通省沼津河川国道事務所によると、同日は午前10時から、静岡県小山町の町総合文化会館で開通式典を開催。新東名高速の新御殿場ICでくす玉割りなどで開通を祝い、通り初めをする。午後4時に一般車両の通行が可能となる。
 須走道路は須走口南IC-水土野IC間の2・7キロ、御殿場バイパスは水土野IC-ぐみ沢IC間の2・5キロが開通する。御殿場バイパスの仁杉JCTから新東名高速の新御殿場ICに接続する。山梨県内の中央自動車道・東富士五湖道路が「須走道路・御殿場バイパス」を経由して新東名高速に接続し、山梨-静岡間の移動時間の短縮が期待されている。

【山梨日日新聞 3月11日掲載】

【山岳関連ニュース】

山林にも春、ザゼンソウ 甲州で見頃

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 甲州市塩山玉宮地区のザゼンソウが見頃を迎え、山林に春を告げている。
 市観光商工課によると、ザゼンソウは「玉宮ざぜん草公園」から約300メートル南東の沢沿いに咲いている。約1ヘクタールに約2千株が自生し、県自然記念物に指定されている。
 例年と比べると開花が10日ほど早く、連日、多くのカメラマンらが周囲を散策しながらシャッターを切っている。見頃は3月いっぱい続くとみられる。
 ザゼンソウはサトイモ科の多年草で東日本に分布し、同市は最南端に当たるという。紫褐色の外皮の中に黄色い花が咲くのが特徴で、座禅を組んだ僧の姿に見えることが名前の由来とされる。

(写真)見頃を迎えているザゼンソウ=甲州市塩山玉宮地区

【山梨日日新聞 3月9日掲載】

【山梨県内のニュース】

乙女椿かれん 昭和・押原公園

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 昭和町押越の押原公園で、町の木である乙女椿の花が咲き始め、ピンク色のかれんな花が通行人の目を引いている。
 町都市整備課によると、乙女椿は、ピンク色の花びらを重ねた八重咲きで、直径5センチほどの小さな花が特徴。昭和村時代の昭和30年代に結婚・出産時の記念樹として配布していたことから、1969年に村の木に制定した。現在は押原公園や常永地区のゆめ広場などに植えられている。
 押原公園に植えられた15本ほどの乙女椿は、例年並みの2月中旬に開花。公園の利用者や散歩をする人たちの目を楽しませている。見頃は3月中旬ごろまでの見込み。
 乙女椿は、今年4月の町制施行50周年をPRするためのロゴマークにもデザインされていて、同課の担当者は「乙女椿が町の木であることを多くの人に知ってもらうことで、町制施行50周年の周知にもつなげていきたい」と話している。

(写真)見頃を迎えた乙女椿=昭和町押越

【山梨日日新聞 3月6日掲載】

【山岳関連ニュース】

岡島に「好日山荘」登山専門店24日オープン

 登山・アウトドア用品店の「好日山荘」が24日、甲府・岡島百貨店3階にオープンする。県内初出店となる。
 同店を展開する好日山荘(神戸市)は1924年に登山用品専門店としてオープン。登山、アウトドア用品を扱う店舗やクライミングジムなど全国に63店(2月現在)ある。
 同社によると、新型コロナウイルス感染拡大によるテレワークの普及などで地方移住への動きが進み、今後、県内でもアウトドア商品の市場拡大が見込めることや、県内の山の魅力を再発見してもらいたいとして出店を決めた。
 売り場面積は約330平方メートル。バッグやウエアなどの登山用品を中心にラインアップし、取り扱うブランド数は100を超える見込み。同店が出店する3階は、婦人服や家具のフロアで「幅広い客層にアウトドアを含めた新たなライフスタイルを提案するフロアにしたい」(岡島百貨店担当者)としている。

【山梨日日新聞 3月5日掲載】

【山岳関連ニュース】

覚円峰、ドローン測量 観光の資料に

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 文化庁の日本遺産に認定された昇仙峡の活性化事業に役立てるため、甲府市や地元観光協会などでつくる「昇仙峡地域活性化推進協議会」は、ドローンによる覚円峰の測量調査を行った。2020年度から2年間かけて、自然や民俗芸能、文化財の3分野について報告書をまとめ、観光イベントなどの基礎資料として活用する。
 委託を受けた専門業者が1日、覚円峰の南東側からドローン1機を飛ばし、上空約150メートルから写真約20枚を撮影。今後、別の場所でも空撮を行い、収集した写真を基に高さ180メートルとされる覚円峰の正確な規模を算出する。
 市教委歴史文化財課によると、昇仙峡に関する情報を体系的にまとめられた書籍や資料は少ない。20年度は山梨県立大の輿水達司特任教授(地質学)が協力し、同エリアに生息する動植物や地質について調べている。
 報告書の完成は21年度以降になる見込み。市教委の担当者は「収集した情報やデータを使ってもらい、効果的な誘客戦略などに役立ててほしい」と話している。

(写真)最大で高さ150メートルまでドローンを浮上させ、覚円峰の写真を撮影する業者

【山梨日日新聞 3月4日掲載】

【山岳関連ニュース】, 【山岳館便り】

山小屋5施設営業へ 21年度、感染防止策を徹底

 南アルプス市は2021年度、市営の山小屋を営業する方針を決めた。昨シーズンは新型コロナウイルスの感染防止のため休業したが、利用人数の制限や客室にアクリル板を設置するなど感染予防対策をして営業する。

 営業する南アルプス市の市営山小屋は北岳山荘、白根御池小屋、広河原山荘、長衛小屋、両俣小屋の5施設。北岳山荘以外は指定管理者が運営している。例年は6月中旬から11月上旬まで営業している。
 昨シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、山小屋の感染予防対策が不十分だったことや、感染者が出た場合にクラスター(感染者集団)が発生する恐れがあることから休業した。
 21年度は市営の北岳山荘は、収容人数をこれまでの150人から最大70人に制限。テント場は最大80張りを、テント数ではなく合計で40人までとする。客室の布団の間や受付などにアクリル板を設置する。指定管理の山小屋も最大受け入れ人数を4~5割程度にする。
 市営芦安駐車場と野呂川広河原インフォメーションセンターにサーマルカメラを設置し、利用者の検温を徹底する。
 一方、市は北岳山荘について運営を市直営から民間委託に切り替える方針。市観光協会と連携し、インターネットを活用した予約制度を導入する。
 市の担当者は「コロナの状況が見通せないが、感染対策を万全に整えたい。希望者は予約をしてもらい、安全登山につなげてほしい」と話している。

【山梨日日新聞 3月4日掲載】

【山岳関連ニュース】

太公望、心弾ます渓流釣り解禁

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 山梨県内の7漁協管内の河川で1日、イワナやアマゴといった渓流魚の釣りが解禁された。
 峡北漁協管内の北杜市須玉町江草の塩川では、早朝からさおを振る釣り人の姿が見られた。漁協によると、この日は天気に恵まれ風も穏やかだったが、水温が低く魚の動きは鈍かったという。甲府市湯田1丁目の会社員男性(65)は「当たりはないけれど、さおを持っているだけで楽しい」と話した。
 県漁協連合会によると、1日は峡北、山梨中央、峡東、富士川、桂川、秋山、道志村の7漁協管内の河川で解禁。6日正午からは小菅村漁協で、15日には早川、丹波川、都留、忍草の4漁協で解禁する。

(写真)渓流魚を狙い、さおを振る釣り人=北杜市須玉町江草

【山梨日日新聞 3月2日掲載】