山梨県立博物館の開館15周年記念特別展「生誕500年 武田信玄の生涯」(同博物館、山梨日日新聞社、山梨放送主催)が13日、笛吹市御坂町成田の同博物館で開幕した。初日から多くの人が訪れ、信玄の足跡を伝える古文書や絵画、工芸品の数々にじっくりと見入っていた。
特別展では信玄ゆかりの資料計150点を紹介し、信玄の誕生から53歳で生涯を閉じるまでの歩みをたどる。信玄の肖像画や信玄と家臣団を描いた「武田二十四将図」のほか、「風林火山」で知られる信玄の軍旗「孫子の旗」などを展示。信玄が家臣らに宛てた書状や、上杉謙信や北条氏康、徳川家康ら信玄と争った武将の肖像画も紹介する。
両親とともに訪れた甲府・山梨大付属小2年生は「信玄が子どもの頃に使っていたと伝わる木馬や、ゆかりの太刀が見られてよかった」と話した。
5月10日まで。火曜休館(同4日は開館、同6日は休館)。会期中に展示替えがある。特別展観覧料は大人千円、大学生500円、高校生以下と県内在住の65歳以上、障害者と介助人は無料。
(写真)「孫子の旗」を見る来場者=笛吹・県立博物館
【山梨日日新聞 3月14日掲載】