芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2021年2月

【山梨県内のニュース】

GoToイート販売延長 5月末まで、利用は6月末

 県は24日、新型コロナウイルスで打撃を受けた飲食業界を国が支援する「Go To イート」について、3月末としていたプレミアム付き食事券の販売を5月末まで延長すると明らかにした。利用期間は変更せず、6月末まで。
 県産業政策課によると、農林水産省から販売期間を延長するかどうか判断するよう求められ、飲食業界を支援するため延長を決めた。
 県内で食事券を販売しているのは72施設。利用できるのは感染防止対策を講じた「やまなしグリーン・ゾーン認証」を受けている飲食店や宿泊施設など1804店舗となっている。
 食事券は8千円の購入額に25%上乗せした1万円分(千円券10枚)を1セットとし、35億円分の35万セットを用意。現在、約23万セットを販売している。
 長崎幸太郎知事は24日の記者会見で「店の感染防止策を守りながら積極的に利用してほしい」と呼び掛けた。

【山梨日日新聞 2月25日掲載】

【山岳関連ニュース】

トライアスロン選手 6時間かけ霊峰“走破”

 北杜市須玉町大蔵のトライアスロン選手栗原正明さんは23日、市内で富士山の標高と同じ3776メートル分の高さをロードバイク型自転車で走った。
 やまなし大使と北杜ふるさと親善大使を務めていることから、「富士山の日」をPRしようと企画。市須玉町大豆生田の大豆生田交差点から、市明野町上手のあけの農さん物直売所までの片道約3・7キロの坂道で実施した。
 あけの農さん物直売所を午前9時ごろスタートし、休憩を挟みながら約6時間かけてコースを15往復。上った高さの合計を表す「獲得標高」は富士山の標高と同じ3776メートルに達した。事前に自身のフェイスブックで告知しており、応援に駆け付ける知人の姿もあった。
 「アスリートの立場から富士山の日をPRできる取り組みを考えた」と栗原さん。目標達成後に「非常に風が強く下りも気が抜けなかった。同じ高さに到達するよう走ってみて、改めて富士山の高さを実感できた」と話していた。

【山梨日日新聞 2月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

山梨、静岡知事 夏山登山へ環境整備

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 2月23日は語呂合わせで「富士山の日」。山梨日日新聞と静岡新聞はこの日に合わせて、長崎幸太郎知事、静岡県の川勝平太知事にそれぞれインタビューした。両県知事は新型コロナウイルス対策を徹底した上で、今年は夏山登山を再開させたいと強調。年内には富士山を囲む形で両県を結ぶ高速道路網が整備されることを踏まえ、コロナ禍で活発化した山静連携を強化する考えも示した。
 昨年は新型コロナ感染拡大のため、史上初めて登山できない夏山シーズンとなった。長崎知事は今夏に向け「山小屋の3密回避など登山者の受け入れ態勢を整えることが重要」と指摘。救護所に換気設備や防護服を整備するほか、山小屋の感染防止ガイドライン策定を支援するとした。
 川勝知事は登山道の混雑を防ぐため、山小屋の予約状況を情報提供し、「登山者数の管理に努め、間隔を空けた登山を呼び掛ける」と話した。
 4月10日には須走道路・御殿場バイパスが開通。今夏には中部横断自動車道山梨-静岡間が全線開通する計画で、年内にも富士山を囲む形で高速道路網が整備される。
 長崎知事は道路網整備を機に「交流をさらに深め、魅力的な観光圏域の創出に取り組む」と説明。修学旅行など相互交流を活発化させる考えも示した。川勝知事は「中部横断道が全線開通し、往来が増えれば一体感は深まる」と強調。長野、新潟を含めた経済圏域を形成し、「ポスト東京」の時代を開いていくとした。

(写真)夜明けの富士山。河口湖の湖面に逆さ富士が映る=富士河口湖町大石

【山梨日日新聞 2月23日掲載】

【山岳関連ニュース】

新ゴンドラ壁画が彩り 身延山ロープウェイ運行始める

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 身延山ロープウェイを運営する身延登山鉄道(堀内光一郎社長)は22日、40年ぶりに導入する新型ゴンドラを公開した。23日午前9時から運行を始める。
 新型ゴンドラは2基。1号車「知恩号」は魔よけを意味する朱色を基調とし、2号車「報恩号」は神秘を意味する藍色となっている。天井には身延山久遠寺本堂の壁画「墨龍」(1号車)や七面山敬慎院の天井画(2号車)をそれぞれ描いている。
 大型のパノラマガラスも採用。ゴンドラ内の液晶モニターでは身延山の歴史や生息する動物、車窓から見える景色について、日本語と英語の2カ国語で案内する。
 この日は久遠寺の僧侶が新型ゴンドラを前に読経を行い安全運行を祈願。関係者がテープカットで新型ゴンドラの導入を祝った。
 身延山ロープウェイは山頂の奥之院駅と久遠寺駅を結ぶ全長1665メートルの路線で、高低差は763メートル、片道の所要時間は約7分間。

(写真)読経して安全な運行を祈願する僧侶=身延町身延

【山梨日日新聞 2月23日掲載】

【山岳関連ニュース】

セツブンソウ、かれんに咲く 早川・赤沢で見頃

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 早川町赤沢で、春の訪れを告げるセツブンソウが見頃を迎えている=写真。
 セツブンソウはキンポウゲ科の多年草。同地区は群生地になっていて、斜面に小さくかれんな白い花が咲いている。地元住民が鳥獣害対策としてネットを周囲に設置して保護している。
 地元住民によると、例年同様、2月初旬ごろに開花し始め、今月いっぱい楽しめそう。
 同町赤沢の男性は「季節感が楽しめる花で、いつもこの時季は咲くのを待ちわびている」と話していた。

【山梨日日新聞 2月23日掲載】

【山梨県内のニュース】

「のろし花火」有終 3日間、8市町リレー

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 「信玄公生誕500年記念花火リレー~復活ののろし花火」(同実行委員会主催)が19~21日、甲府や韮崎など8市町で打ち上げられた。最終日は北杜市の冬の夜空を花火が彩った。
 花火の打ち上げは11月3日の信玄生誕500年の節目を祝うとともに、新型コロナウイルス感染症の収束後に向けた観光振興の契機にしようと企画。19日は韮崎、笛吹、市川三郷、20日は甲府、甲斐、大月、都留を会場に開かれた。
 最終日の21日は北杜市大泉町西井出の県立まきば公園で打ち上げられた。午後7時から約5分間、冬の夜空に大輪が咲いた。
 山梨放送は花火の打ち上げの様子とともに、信玄と打ち上げ会場との関係や信玄の功績、過去の信玄公祭りの映像などを織り交ぜた特別番組を制作。3月19日午後7時から放映する。

(写真)夜空を彩る花火=北杜・県立まきば公園

【山梨日日新聞 2月22日掲載】

【山梨県内のニュース】

須走道路・御殿場バイパス開通へ

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 国土交通省と中日本高速道路は19日、静岡県小山町須走-御殿場市中畑間(全長5・2キロ)を結ぶ「須走道路・御殿場バイパス」について、4月10日に供用を開始すると発表した。新東名高速道路の新御殿場インターチェンジ(IC)-御殿場ジャンクション(JCT)も同日開通する。山梨県内の中央自動車道・東富士五湖道路が須走道路・御殿場バイパスを経由して新東名高速に接続し、山梨-静岡間の移動時間が短縮される。
 国交省沼津河川国道事務所などによると、須走道路は須走口南IC-水土野IC間の2・7キロ、御殿場バイパスは水土野IC-ぐみ沢IC間の2・5キロが開通する。御殿場バイパスの仁杉JCTから新東名高速の新御殿場ICに接続する。
 山梨県内の東富士五湖道路と新東名高速が高速道路網で接続し、富士吉田市役所から静岡県沼津市役所までは10分短縮の1時間4分、神奈川県箱根町役場までは5分短縮の1時間14分となる。
 国道138号は現在、静岡県小山町や御殿場市内で休日などを中心に交通渋滞が発生。須走道路・御殿場バイパスの整備で、渋滞緩和や観光周遊などの効果が期待される。中央道が通行止めになった場合、東名高速を経由して東京方面に向かうこともできる。
 長崎幸太郎知事は19日、「開通効果を最大限享受できるよう静岡県との連携を一層強化し、引き続きさまざまな施策を推進する」とのコメントを出した。

【山梨日日新聞 2月20日掲載】

【山岳関連ニュース】

山道自走ロボ開発 林業用へ応用目指す

 県産業技術センター(甲府市大津町)は、3Dセンサーで自らの位置を計測して地図を作製し、その地図を基に整地されていない山道を自動走行できるロボットを開発した。衛星利用測位システム(GPS)が届かない山間地で未舗装の林道を走行できるといい、林業用重機への応用を目指して実証実験を進める。

 開発したロボットは「LiDAR(ライダー)」と呼ばれる16本の赤外線レーザーを搭載しており、上下30度、左右360度回転しながらレーザー光を照射する。跳ね返ってくるまでの時間から、木や岩などの障害物とロボット自身との距離を計測し、3D地図化する。
 ロボットの脚部分はクローラ(走行ベルト)でできており、作製した3D地図を基にルートを指定すると、未舗装の林道でも走行できる。走行中はセンサーで周囲を計測しながら作製した地図と比較し、地図にはない障害物を感知した場合は自動停止する。
 開発を担当したシステム開発科の研究員は「林道での実験では正確な3D地図が作製できた。本年度、林道の走行試験を重ね、林業用重機への応用を目指したい」と話している。
 県林業振興課によると、県内の林業就業者数は、記録が残る1965年の3783人をピークに減少し続け、2005年には過去最少の809人となった。直近の15年は960人と微増したものの、「担い手不足の状況」(同課)が続いている。
 開発に協力した古屋製材(甲州市)の担当者は「林業では死亡事故が多く、人手不足や高齢化が深刻化している。伐採や搬出が自動化できれば少ない人数で安全に山に入ることができ、早期の実用化を期待している」と話している。

【山梨日日新聞 2月19日掲載】

【山岳関連ニュース】

競馬山山頂に幸せの鐘設置

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 西桂町下暮地の競馬山山頂に「幸せの鐘」が設置され=写真、ハイキングを楽しむ地域住民に親しまれている。
 競馬山は、富士急行線三つ峠駅から約500メートル北東の標高685メートルの山。町の観光名所にしようと、町民有志でつくる「競馬山桜の会」が2018年度から遊歩道を整備するなどしている。富士山を一望できる山頂に新たな観光スポットをつくろうと、町内の登山愛好家らが昨年10月に鐘を設置した。
 週1回ほど競馬山を散策している同町下暮地の主婦は「富士山を見ながら『カンカン』ときれいな鐘の音を鳴らすのは楽しい」と話す。鐘を設置した同所の会社員は「鐘を鳴らすため、登ってみてほしい」と話している。

【山梨日日新聞 2月19日掲載】

【山岳館便り】

芦安の輪カンジキ

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 厳冬期の登山ではアイゼン・ピッケル・スノーシューが必需品です。その昔、芦安では輪カンジキを作り輸出していました。

欧州のアルプスへ 芦安の輪カンジキ

 古くから中巨摩郡芦安村(南アルプス市)に作り伝えられていた冬山用の輪カンジキが、イタリア山岳会の若い登山家のお目がねにかない「ぜひ欧州のアルプスにも普及したい」ということで海を渡ることになった。日本だけにしかない古風な冬山道具が登山では大先輩のイタリア・アルプスで使われるとは―と地元ではさっそく入念な製作準備をはじめた。」(山梨日日新聞 昭和36年(1961年)4月24日7面より) A196104240070_2
山梨日日新聞 昭和36年(1961年)4月24日7面 掲載

 輪カンジキをイタリアに紹介しようとした青年は1960年にローマ大学から東京の地質調査所へ地震の研究で留学したダリオ・モンタナさん(当時25)。韮崎高校教諭で県岳連常任理事をしていた富沢盤さん(当時33)をはじめ教育大山岳部OBの一行と北アルプスの五竜岳に登ったさい、富沢さんらが使っていた輪カンジキを見て「こんな重宝なものとは知らなかった」と驚き、芦安村で作られていることを聞いて注文をした。

 芦安村の輪カンジキは昔から冬の猟などのために作られていました。とくに乾燥の度合や粘り強さが他の雪国のものより優れているのが特徴です。

 当時、製作を依頼された芦安村大曽利の青木義源さんは「代々伝えられたものが本物のアルプスの雪を踏むのは光栄だ」と言っていたようです。

 ヒノキで作られた輪カンジキ 履いてみたいと思いませんか。

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実物の10倍の大きさの輪カンジキ=芦安山岳館

[南アルプス市芦安山岳館]
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