韮崎市教委はユネスコの生物圏保存地域「エコパーク」に認定されている南アルプスの小中学生向けガイドブックを作った。
市教委によると、ガイドブックはA4サイズの全4ページで約2500部を作り、市内の小中学生全員に配布した。鳳凰三山の地蔵岳のほか、韮崎エリアに生息するニホンカモシカや高山植物のホウオウシャジンなど動植物の写真を掲載している。
このほか、観光や野外調査に利用できるエリア「緩衝地域」の甘利山に咲くレンゲツツジを紹介。甘利山の自然環境を保護するNPO法人「甘利山俱楽部」が行う清掃活動や地域学習などの活動も解説している。
市教委の担当者は「南アルプスと韮崎市の関係を学び、自然環境を自分たちで守る意識を持ってほしい」と話している。
(写真)南アルプスに生息する動植物を紹介するパンフレット
【山梨日日新聞 10月31日掲載】