芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2020年9月

【山岳関連ニュース】

北杜の介護事業所、登山部が活動

再び山へ、気持ち充実

073003272874  認知症患者らに通所や訪問などで介護サービスを提供している、明山荘小規模多機能型居宅介護事業所(北杜市明野町上手、黒岩さおり管理者)は、若い頃に山登りを楽しんだ経験がある利用者らを対象に、甘利山(韮崎市、1731メートル)の登山に取り組んでいる。再び山に足を運ぶことで幸福感を得て、精神的な安定につなげてもらう狙いがある。9月初旬に行われた登山で、利用者は積極的に足を進め、会話を楽しみながら自然に親しんだ。

 「花がきれいね」「空気がおいしい」。山全体を霧が覆うあいにくの天気の中、足元の植物や他の参加者に目を向けながら緩やかな山道をゆっくりと歩く。鳳凰山や甲斐駒ケ岳など多くの山に登ってきたという参加者は「山はいいね。景色がとてもきれいで落ち着く。仲間との楽しい時間だね」。自然と笑みがこぼれた。

 同施設には「登山部」がある。2018年から甘利山登山に取り組んでいて、ツツジと紅葉シーズンの年2回楽しんでいる。今回は利用者3人、施設職員5人が参加。

 (写真)けん引車いすも利用して登山を楽しんだ=韮崎・甘利山

【山梨日日新聞 9月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

山岳遭難事故想定し救助訓練

234903361  甲府地区消防本部の消防署員による山岳遭難事故を想定した救助訓練が28日、甲府・県曽根丘陵公園で行われた=写真

 同本部南消防署の高度救助隊などから8人が参加。滑落したけが人を含む2人を地上から救助するという想定で行い、隊員は斜面を下り、担架にロープをくくり付けて登山口に運ぶまでの手順を確認した。

 例年秋はキノコ狩りなどで山に登る人が多いという。萩原正夫隊長は「自分の体力や体調などを考え、安全な登山計画を立ててほしい」と、登山者側の“備え”も求めていた。

【山梨日日新聞 9月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

韮崎観光パンフ、刷新

「名峰」「発祥」…6分野で紹介

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  韮崎市観光協会は観光パンフレット「韮崎ムーヴ」をリニューアルした。富士山のビュースポットをまとめた「名峰」や武田氏ゆかりの史跡や寺院を取り上げた「発祥」など六つの分野で市内の観光名所を紹介している。

 市観光協会によると、サイズはA4判で29ページ。情報を探しやすいよう、市内の山や寺院、史跡などを「象徴」「名峰」「叡智」「発祥」「歴彩」「偉業」の6分野で紹介している。

 「名峰」では鳳凰三山や甘利山などの登山コースや風景を写真付きで掲載。「叡智」は、ノーベル医学生理学賞を受賞した同市神山町出身の大村智さんを紹介。かつて大村さんが通学路として歩いた「幸福の小径」のルートなどを取り上げた。作家で国内外を旅しているキャメレオン竹田さんが選んだ、同市穴山町の大賀ハスや同市神山町のエドヒガンザクラ「わに塚のサクラ」などパワースポットについても載せている。

 2万5千部を印刷し、市役所やJR韮崎駅などで無料配布している。

 (写真)リニューアルされた観光パンフレット「韮崎ムーヴ」=韮崎市役所

【山梨日日新聞 9月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

「夜叉神峠」ステッカーに

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 南アルプス市芦安芦倉の民宿「なとり屋」(名取大介店主)は、ドライブして楽しめる国内各地の峠などをステッカーで紹介する「ジャパン峠プロジェクト」の「夜叉神峠」版を販売している。県内では5カ所目。発売日の10日は開店前から多くのファンが詰めかけ、ステッカーを買い求めた。

 ジャパン峠プロジェクトは、車やバイクのドライブで峠を訪れた記念に、近くの販売店でステッカーを購入してもらう企画。観光や地域のグルメを楽しんでもらい、地域おこしにつなげようと埼玉県のデザイナー野口浩之さん(49)が運営している。各地を回り、収集するファンもいる。

 ネットや通信販売など郵送による販売は行わず、現地に行かなければ買うことができない。サイズやデザインは統一されていて、これまで福島から兵庫までの57カ所が参加している。県内は夜叉神峠のほかに「大菩薩ライン」「柳沢峠」「道志みち」「鶴峠」がある。

 「夜叉神峠」については、名取さんが利用客からプロジェクトについて知り、運営者に連絡して販売が決まった。販売しているのは、通常の「峠ステッカー」と「切り抜き」「ミニ」の3種類。このうち峠ステッカーは縦4センチ、横12.5センチで「夜叉神峠」の文字と周辺道路のルートが描かれている。

 発売日の10日は、午前11時半の開店前から多くのファンが詰めかけた。

 名取さんは「夜叉神峠に来る途中で地域を見てもらい、夜叉神峠がある地域のファンになってもらいたい」と話している。

 (写真)「夜叉神峠」のステッカーを手にする名取大介さん=南アルプス・なとり屋

[南アルプス市芦安山岳館]
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【山梨県内のニュース】

笠松紫浪、南アルプス市立美術館で作品展

 浮世絵版画の伝統を生かしながら時代の感覚を取り入れた「大正新版画」運動の一角を担い、生涯を木版画制作にささげた笠松紫浪(1898~1991年)。戦後から晩年は自ら描き、彫り、刷り上げる「創作版画」に精力的に取り組んだ。南アルプス市立美術館で開かれている「笠松紫浪 木版画展」は、同美術館収蔵品から笠松の創作版画43点を展示。郷愁を誘う風景や心和ませる動物など、木版画独特の表現による温かみのある作品が並ぶ。
 笠松は東京の下町で生まれ、日本画家鏑木清方に師事。師の影響を受けながらも独自の世界を切り開き、1919年に渡辺木版画店から第1作「青嵐」を出版した。当時は版元が絵師・彫師・刷り師を指導し、浮世絵版画の技法を生かしながら画家の個性を発揮して制作する「新版画」時代。笠松は昭和初期の東京の風景など情緒あふれる作品を多く描いた。
 今展では、笠松が創作版画の技法に転じた55年から61年制作の作品を紹介。静けさが漂う京都や奈良の風景、寺社、仏像のほか、かわいらしい動物が多く描かれている。詩情豊かに花鳥風月を表現しながらも、大胆な色の構成によるモダン性も混在する作品群となっている。
 学芸員は「彫刻刀による太い彫り跡など制作過程がうかがえる作品もある。木の質感や色彩など、やさしい雰囲気の作品を見て心を和ませてほしい」と話している。
 10月25日まで。月曜休館。問い合わせは同美術館、電話055(282)6600。

【山梨日日新聞 9月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

日本遺産を記念、昇仙峡に油彩画 92歳の作品展示

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 日本遺産に「昇仙峡」が認定されたのを記念し、甲府市の昇仙峡ロープウェイ休憩所に、南アルプス市飯野新田の市川良一さん(92)が描いた覚円峰の油彩画が常設展示されている=写真。
 市川さんは81歳から絵の創作活動を続けていて、展示された作品は昨秋、昇仙峡エリアを訪れ、撮影した写真を見ながら約4カ月間かけて制作した。丁寧に色を塗り重ね、雄大な自然の造形美を色彩豊かに表現している。
 市川さんは日本遺産の認定を受け、「地元の観光振興に役立ててほしい」と昇仙峡観光協会に無償で作品を提供。「覚円峰は昇仙峡を象徴する場所。美しい紅葉の景色を、県内外を問わず多くの人に見てもらいたい」と話している。

【山梨日日新聞 9月26日掲載】

【山梨県内のニュース】

祖父母を描いた子どもの絵並ぶ 南アルプスの温泉施設

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 南アルプス市野牛島の温泉宿泊施設「湧暇李の里 樹園」は、「おじいちゃん・おばあちゃんの似顔絵展」を開いている=写真。
 21日の敬老の日に合わせて企画。市内の八田保育所、百田保育所、認定こども園みだい幼稚園の園児による似顔絵約120枚を展示している。絵の具やクレヨンなどで思い思いに描いた絵に、「またあそぼうね」「いつもありがとう」「ばあばだいすき」などのメッセージが添えられている。
 施設の担当者は「力作ばかり。笑顔の作品が多く、おじいちゃんやおばあちゃんのことが大好きだという思いが伝わってくる」と話している。展示は10月中旬まで。

【山梨日日新聞 9月26日掲載

【山岳関連ニュース】

コロナ下 県内山岳遭難6割減

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 今年7、8月の山梨県内の山岳遭難件数は20件で、48件だった昨年同時期に比べて6割近く減少したことが県警への取材で分かった。県警地域課によると、例年山岳遭難が多発する南アルプス、富士山で遭難が大幅に減り、県東部の低山の遭難が増加した。
 7、8月の遭難の内訳は死者2人(昨年同期比13人減)、重傷者2人(12人減)、軽傷者5人(4人減)。山系別では、県東部の大菩薩・道志山系が9件で前年から5件増加。秩父山系は7件(3件減)、御坂山系は1件(増減なし)、八ケ岳山系は1件(1件減)。新型コロナウイルスの影響で吉田口登山道を閉鎖した富士山はゼロ(3件減)、北岳に通じる登山道を通行止めにした南アルプス山系が2件(26件減)だった。
 大菩薩・道志山系では、大月市にある滝子山、高川山で4件の遭難が起きた。標高千メートル前後で首都圏から近いため、気軽に登りに訪れる人が増えているとみている。県警地域課の数野昭二次席は、低山は山全体が樹林帯で、コロナ禍で登山道の整備が行き届いていない可能性を指摘。「遭難者も準備が足りていない印象があった」と話す。
 大月市観光協会によると、今夏は単独登山者や、地図を持たずに午後から登ろうとした人が目立つという。大月周辺の低山の登山ピークは紅葉が見頃となる10、11月。大月市の登山道に詳しい元県職員は「今年の夏は遭難者が多かったが、そもそも登山道に安全な道はない。油断しないで登ってほしい」と注意を呼び掛ける。

(写真)今夏、遭難者が相次いだ滝子山の登山道入り口=大月市内

【山梨日日新聞 9月24日掲載】

【山梨県内のニュース】

小淵沢駅 懐かしの弁当立ち売り

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 弁当製造販売の丸政(北杜市小淵沢町)は22日まで、JR中央線小淵沢駅構内で、かつて行われていた弁当の立ち売りを再現している。
 19日は駅構内の連絡通路で、法被姿の販売員が首から弁当を入れた箱をつり下げる昔ながらのスタイルで販売。期間中は1970年に販売を始めた「高原野菜とカツの弁当」や、信州牛を使った御膳、鶏飯など10種類を取り扱っている。駅弁誕生135周年を記念した限定パッケージの天むすもある。
 興味深そうに弁当を購入する駅利用者も。東京都内から登山や温泉巡りで訪れた介護士の女性は「駅弁は電車で遠出する際の楽しみ。立ち売りは珍しく、思わず買ってしまった」と話した。
 同社によると、駅弁などの立ち売りは半世紀ほど前に途絶えたが、新型コロナウイルスの影響で観光客が減る中、駅や地域を盛り上げようと4連休に合わせて企画した。
 午前9時から午後3時まで毎日販売。売り切れ次第終了する。

(写真)駅弁の立ち売りをする丸政社員=JR中央線小淵沢駅

【山梨日日新聞 9月20日掲載】

【山岳館便り】

小さな侵入者

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 暑かった夏も終わりをつげ、暦どおりに周りは秋の気配につつまれます。
山岳館の庭に、小さな侵入者が現れました。「まあっ綺麗~」光の加減で背中の模様が、黄緑色に見えたり青紫に見えたり美しいです。

 調べてみると、「ルリボシカミキリ」コウチュウ目カミキリムシ科ルリボシカミキリ属。成虫は6月~9月にあらわれ越冬はしないとのこと。(では、あと少しの命…)短い命しっかり生ききってほしいものです。

 ブドウ農家にとっては、カミキリムシ(ブドウトラカミキリ)は生木の幹を食害する大敵で困ったものですが、ルリボシカミキリは、ブナやナラなどの雑木林によくみられ、幼虫は枯れ木をたべて分解し土に還元するという、林の掃除をしてくれています。

 こんなにきれいな色に生まれて、見る人を幸せにしてくれてありがとう!!

[南アルプス市芦安山岳館]
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