芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

南アルプスNETホームページへ

プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

南アルプス芦安山岳館メール閲覧ページのURLアドレスが変わりました。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

http://sannichi.lekumo.biz/ashiyasu/

2019年1月

【山岳関連ニュース】

山岳遭難175人、高水準 昨年県内

450_p26_

 山梨県内で2018年に発生した山岳遭難の遭難者は175人で過去2番目に多かったことが24日、県警のまとめで分かった。70代が最も多く、60代以上が半数近くに上った。

 県警地域課によると、18年の山岳遭難の発生件数は145件。1965年の統計開始以降、最多だった2017年よりも16件減ったが、過去3番目に多かった。遭難者は17年より5人減。死者は25人で5人減少し、負傷者も67人で14人減った。

 年代別に見ると、70代が39人で最多。次いで60代の36人、50代の32人、40代は30人だった。遭難者のうち、60代以上が45.7%を占めた。

 山系別では、南アルプスが61人で最も多く、次いで八ケ岳・秩父が45人、富士・御坂36人と続いた。原因は道迷いが55人と最多で、滑落が40人、転倒27人、発病17人だった。

 遭難者のうち、登山計画書が未提出だった人は76.8%に上った。

 鶴田孝一生活安全部長は24日の定例会見で「山登りでは、道迷いや転倒、天候の急変など予想外の事態が起きうる。万全の備えをしっかりしてもらいたい」と話した。

【山梨日日新聞 1月25日掲載】

【山梨県内のニュース】

棚田の風景守ろう、住民有志が草刈り 南ア・中野地区

201801241

 南アルプス市中野の住民有志でつくる「ふるさとを錦で飾り隊」はこのほど、同所の棚田周辺で草刈りをした=写真。

 メンバー約20人が参加。草刈り機を使って、棚田や水路の斜面などの下草を刈り取った。

 同団体は、富士山や甲府盆地を一望できる棚田の風景を守ろうと活動。草刈りは年2回行っていて、耕作放棄地には花の種をまいている。

【山梨日日新聞 1月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

大地形成史など南アルプス解説 南アルプス学講座

201901242

 韮崎、北杜、南アルプス、早川の4市町でつくる南アルプス世界自然遺産登録山梨県連絡協議会は19日、韮崎市民交流センター「ニコリ」で「南アルプス学講座」を開いた=写真。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録された南アルプスの魅力や情報を発信しようと企画。市内外から約50人が参加した。地質学を専門とする山梨県立大の輿水達司特任教授と国土交通省富士川砂防事務所の万徳昌昭所長が講演した。

 輿水特任教授は「大地形成史から南アルプスの生物多様性を読み解く」と題し、地質学の観点から南アルプスが形成される過程や動植物の分布などを説明。万徳所長は土砂災害の特徴などについて解説した。

【山梨日日新聞 1月24日掲載】

【山岳館便り】

アマゴ復活願い育てた稚魚放流、芦安中

P20__2

 南アルプス市芦安地区の住民有志は、芦安中の生徒と地区内を流れる御勅使川にアマゴの稚魚を放流した。地元の川にアマゴを復活させる取り組みの一環で、生徒たちは集まって元気に泳ぐ稚魚の姿に歓声を上げていた。

 住民や市職員、芦安中の生徒18人が参加。同校敷地内の木箱で飼育し、約2センチに成長した稚魚を紙コップに移してから川に放した。

 取り組みは、激減したアマゴを復活させることで過疎化が進む同地区の活性化を図ろうと、1年ほど前にスタートした。昨冬はアマゴの卵を500粒購入して試験飼育。順調に生育したことから今回は1万粒入手し、昨年12月から同校敷地を含む5カ所で本格的に飼育している。

 参加住民の一人で、同地区の温泉旅館「白雲荘」の店主は「放流活動を通して、自然を大切に思う気持ちも育てていきたい」と話している。

【写真】アマゴの稚魚を放流する芦安中の生徒=南アルプス市芦安地区

【山梨日日新聞 1月22日掲載】

[南アルプス芦安山岳館]
「南アルプスNET」はこちらから

【山岳関連ニュース】

冬山巡りと温泉休憩を 山梨市観光協が紹介パンフ

P20_ 山梨市観光協会は、山梨百名山の兜山(笛吹市)から棚山(笛吹市、山梨市)を経由し、山梨市内の温泉施設に向かう山歩きコースの紹介パンフレットを作った。いずれの山も年間を通して登れるため、温泉と組み合わせた周遊プランとして提案し、課題となっている冬季の誘客を促す。

 兜山は標高913メートル、市境に位置する棚山は1171メートル。協会によると、登山ブームを背景に近年、観光客らから両方の山に関係する問い合わせが増えているという。

 パンフレットは二つ折りのA4サイズで、3千枚を印刷。中面の地図は、兜山登山口から棚山につながるルートや各ポイント間の所要時間のほか、山梨市の「ほったらかし温泉」「やまなしフルーツ温泉ぷくぷく」などの場所を記した。国道140号やJR春日居町駅、山梨市駅の位置も示している。

 地図は協会事務局の山梨市観光課職員の手書き。表面は兜山と棚山の写真、裏面にはそれぞれの山の特徴、アクセス方法などを載せた。作成段階で笛吹市側と情報交換するなど連携したという。

 パンフレットは山梨市役所や市内観光案内所、笛吹市役所などに置く予定。協会担当者は「登山の後に温泉で休息し、滞在してもらう流れが望ましい」と話している。

【写真】里山と温泉施設周辺の地図を載せたパンフレット

【山梨日日新聞 1月22日掲載】

【山梨県内のニュース】

市道にニックネームを2月末まで募集

P22_

 甲府市は2月28日まで、JR甲府駅北口から同市荒川2丁目までの市道約3キロの区間について愛称を募集する。

 市道路河川課によると、対象路線は都市計画道路で愛宕町下条線の一部の3184メートル。朝日町ガード北交差点から市営荒川団地南側の甲斐市との境までは片側2車線で、2010年に開通した。

 愛称募集は、沿線に甲府工高などの学校や商業施設があり、交通量が多く通勤や通学で市内外の住民の利用があることなどから、より愛着を持ってもらおうと企画した。持参や郵送、ファクス、メールなどで受け付ける。3月に沿線の自治会連合会の役員や学生らでつくる「道路愛称名選定委員会」で選考し、4月に発表する。

 同課の担当者は「荒川にかかる富士見大橋からは、富士山をはじめ八ケ岳や南アルプス連峰が望める。雄大な風景にふさわしく、大勢に親しまれる愛称名を期待したい」と話している。

 同路線は、甲斐市が同市内を走る部分に「甲斐松ノ尾通り」との愛称を付けている。

【写真】愛称を募集する市道=甲府市富士見1丁目

【山梨日日新聞 1月22日掲載】

【山梨県内のニュース】

南ア市立美術館リニューアル

来館者オープン祝う ピカソの版画展開催

P22_2

 南アルプス市立美術館が12日、リニューアルオープンした。前身の市立春仙美術館開館から30年近く経過して建物が老朽化していたため、昨年2月から休館して改修工事を進めていた。

 初日は美術館前で記念イベントを開き、カウントダウンの後、来館者が風船を一斉に放ってリニューアルオープンを祝福。同日からピカソの版画を紹介する特別展が始まり、ピカソが影響を受けたレンブラントやゴヤといった巨匠の作品と共に見入っていた。

 同美術館は、1991年に開館した春仙美術館に白根桃源美術館の収蔵・展示機能を集約して2016年4月にオープン。リニューアルで約415平方メートル増床し、常設展コーナー、市民ギャラリー、多目的に使える研修室を設けた。

 ピカソ展は2月11日まで。一般500円、大学・高校生300円、中学・小学生200円。午前9時半~午後5時(金曜、土曜、日曜は午後9時まで)。問い合わせは同美術館、電話055(282)6600。

風船を飛ばしてリニューアルオープンを祝う来館者ら=南アルプス市立美術館

【山梨日日新聞 1月18日掲載】

【山梨県内のニュース】

高速バス静岡線増便へ 横断道全通で毎日運行検討

 山梨交通(甲府市飯田3丁目、雨宮正英社長)は16日までに、中部横断自動車道の全線開通に合わせ、高速バスの甲府-静岡線を毎日運行する方向で検討に入った。所要時間短縮に伴なう需要増加を見込む。開通時期が発表になった段階で本格的な準備を始める。

 中部横断道は2019年度中に中央自動車道に接続する双葉ジャンクション(JCT)から新東名高速道路につながる静岡・新清水JCT(74・3キロ)の全線開通が予定されている。

 甲府-静岡線は、しずてつジャストライン(静岡市)と共同で12年7月に毎日の運行を開始。所要時間が3時間弱で「思うように乗車率が上がらなかった」(同社)ことから、17年2月から土・日曜、祝日のみの運行に切り替えた。

 現在は白根-増穂IC間で中部横断道を利用していて、開業区間が延長された場合は順次ルートを変更していく予定。全線開通すれば所要時間は1時間弱の短縮が見込まれ、「利便性が高まり、乗車率の向上が見込まれる」(同社)という。全線開通時期の発表後、本格的な運行準備に入り、開通後に国土交通省へ路線の認可を申請する予定だ。

 一方、同社は甲府-静岡線を3月31日まで片道運賃2550円のところ最大1050円割り引く。甲府-京都・大阪線は2月28日まで昼行便の片道運賃7800円を最大2800円割り引く。同社担当者は「中部横断道の開通を見据え、キャンペーンを通じて路線の周知を図りたい」と話している。

【山梨日日新聞 1月17日掲載】

【山岳館便り】

北沢峠 長衛小屋の年末年始

No1

【写真上】長衛小屋前(1月7日)

No2

 皆さんは新年をどこで迎えましたか。南アルプスの山々で迎えた登山者も多かったと思います。年末29日(土)から1月6日(日)まで営業していた北沢峠長衛小屋周辺では今年は比較的積雪が少なかったですが、強風の日と気温の低い日が多かったようです。天気は晴れの日が続いたため、登山者は、例年に比べると少し多かったです。 

 1月7日時点で雪は1800m付近から長衛小屋までの積雪が約20cm程でした。しかし、雪が少ない分凍結している所も多いので今後、厳冬期登山をされる方は十分注意が必要です。【写真左】北沢峠林道から小屋に向かう導入路(1月7日)

 現在、長衛小屋テント場は無料開放になっています。トイレも利用できます。

[南アルプス芦安山岳館]
「南アルプスNET」はこちらから

【山岳関連ニュース】

富士一望、西桂・競馬山に遊歩道 西桂

201901142

 西桂町の住民有志でつくる団体が同町下暮地の「競馬山」と呼ばれる山に遊歩道を設けた。富士山を一望できるようにするため山頂も整備。今後は山頂などに桜を植える。団体は「町の新しい観光名所として町内外に広くPRしていきたい」としている。
 
 町産業振興課によると、競馬山は富士急行線三つ峠駅から北東約500メートルに位置する標高685メートルの山。明治末期に娯楽として地域住民による競馬が行われていたという。山頂には1周約500メートルの馬場跡が残る。

 住民有志は競馬山を観光地にしようと「競馬山桜の会」を設立。昨年4月から高尾一男会長(73)らが町内外の地権者と交渉し、遊歩道の整備に当たってきた。

 最短ルートで登れるように麓からマツやスギ、ササで覆われていた斜面を切り開き、伐採で出た丸太約90本で階段を造った。昨年11月に登山口から山頂まで徒歩で約15分のルートが完成した。

 山頂では富士山を見られるように低木を伐採。山頂にあった「丸子神社」のほこらの周囲には丸太を立て、縄で結んで囲むなどした。また、山頂にあった桜の大木は恋人が寄り添った姿に見えることから「恋人桜」と名付けた。今後、斜面や山頂に桜約40本植える予定。

 昨年12月に完成報告式を行った。同会のメンバーや町民ら約30人が出席。高尾会長が「半世紀以上人の手が入らなかった競馬山を誰でも登れるようにした」と報告した。小林千尋町長は「富士山と町を一望できる観光名所として広くPRしていきたい」と話した。

 高尾会長は「春には富士山と桜が同時に楽しめる。多くの人が町を訪れるきっかけになればうれしい」と話している。
 
(写真)遊歩道を整備した高尾一男会長=西桂町下暮地

【山梨日日新聞 1月15日掲載】