南アルプス市立美術館は美術館のシンボルマークを作った。版画家でグラフィックデザイナーの遠藤享さん=甲府市出身=が美術館の発展を願い制作した。
来年1月12日の美術館リニューアルオープンを記念して遠藤さんに制作を依頼した。マークはシンプルな形だけで成り立っていて、点在する小さな三角形で南アルプスの山々や裾野に広がる森を表現。三角形、四角形、円形への変化は創造への飛躍を意味しているという。
遠藤さんは美術館を通じて「子どもたちにはつくることの喜びを伝え、さらに親しみと活気のある場になることを願いながらデザインした」とコメント。デザインの意図については「これからの美術館、その役割と発展の願いを視覚化すること」と説明している。
マークは美術館のパンフレットやポスターなどで使う予定という。
(写真)南アルプス市立美術館のシンボルマーク
【山梨日日新聞 12月14日掲載】