芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

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2018年9月

【山岳館便り】

通行止めのお知らせ

 以下の道路(区間)は、台風接近の影響で土砂崩落の恐れがあるため、通行止めになります。

・県営林道南アルプス線(山の神G⇔夜叉神G⇔広河原⇔北沢峠・いずれも南アルプス市芦安芦倉)⇒9月29日(土)18:00~

・県道南アルプス公園線(早川町奈良田・開運隧道⇔南アルプス市芦安芦倉・野呂川橋)⇒9月29日(土)5:30~

 なお、規制解除は安全確認後となります。

[南アルプス芦安山岳館]
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【季節の便り】

富士山、早めの冬化粧

 甲府地方気象台は26日、富士山が初冠雪したと発表した。今夏は各地で記録的な猛暑となったが、富士山の初冠雪は平年より4日早く、昨年より27日早い。9月に初冠雪が発表されるのは6年ぶり。

 26日午後1時半ごろ、甲府市飯田4丁目の同気象台で、職員が目視で冠雪を確認した。富士山周辺を飛行していたヘリコプターからはわずかに雲からのぞいた山頂にうっすらと雪が見えた。

 気象台は、山頂の1日の平均気温が最も高かった日以降で、初めて山頂が雪や氷で白く見える状況を「初冠雪」として発表している。25日の富士山山頂は氷点下5.1~2.7度で推移しており、雪が降ったとみられるという。

 富士山5合目の佐藤小屋によると、25日夕方に冠雪を確認。担当者は「ずっと曇りだったが、一瞬見えた山頂は白くなっていた」と話していた。

【山梨日日新聞 9月27日掲載】

【山岳館便り】

東大生が芦安の教育環境調査 昨年度に続き市に提言へ

 東京大の学生が南アルプス市芦安地区を訪れて地域の現状調査を行った。過疎地域の活性化策を探る同大事業の一環で、住民への聞き取りなどを実施。本年度末までに若者の移住につながるような施策を立案し、市に提案する。
 
 調査したのは同大2年の2人と同大大学院1年の計3人。同大が全国で展開する「フィールドスタディ型政策協働プログラム」の一環で、芦安地区は昨年度に続き学生を受け入れた。

 3人は若者や子育て世代の移住策を考えようと、観光や自然教育などを重点的に調査。同地区の民宿に宿泊しながら10~21日の日程で、観光施設や小中学校を訪れ、外国人観光客の受け入れ状況や教育内容を確認した。

 大豆を材料にした同地区の郷土料理「しょうゆの実」を初めて知って「登山や温泉のほかに伝統食を組み合わせて外国人にPRできるのではないか」と指摘。芦安小の見学では「少人数教育は都会の子育て世帯も関心が高そう」と話していた。

 3人は調査結果を踏まえ、本年度末までに市側に施策を提案する予定。「大学生の視点を生かしたアイデアを出したい」と意気込んでいる。

【山梨日日新聞 9月26日掲載から】

[南アルプス芦安山岳館]
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【山岳館便り】

塩沢さん(芦安山岳館初代館長)しのび登山

一周忌、友人ら栗沢山へ

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 南アルプス山岳観光の拠点となる南アルプス市芦安芦倉の「南アルプス芦安山岳館」の館長などを務めた故塩沢久仙さんの追悼登山が一周忌に当たる24日、南アルプスの栗沢山で行われた。塩沢さんと親交があった関係者が集まり、思い出話に花を咲かせながら山を歩いた。

 塩沢さんは夜叉神峠小屋の管理人などを経て、2003年に芦安山岳館の初代館長に就任。北岳固有の高山植物の保護や遭難者の救助活動、山岳文化の発信などに力を注いだ。75歳の誕生日だった昨年9月24日、栗沢山の山頂付近でガイド中に意識を失い、甲府市内の病院で死亡が確認された。

 栗沢山への追悼登山には、県山岳連盟や環境省の関係者、市職員などが参加。登山に先立ち、出発地点となった北沢峠付近にある長衛小屋(同市芦安芦倉)で行われたセレモニーには60人が参列した。

 追悼登山を企画したNPO法人「芦安ファンクラブ」の清水准一会長は「(塩沢さんは)活動的だったので、北岳や甲斐駒ケ岳に行っているかもしれない。黙とうしてみ霊を呼び寄せてほしい」とあいさつ。塩沢さんの次男・顕慈さん(38)は「多くの人が集まり、親族としてもうれしい限り」と話した。

 参加者はセレモニー後に登山を行い、山頂で遺影に向かって手を合わせた。

 【写真】塩沢久仙さんの遺影の前で手を合わせる追悼登山の参加者=栗沢山山頂

【山梨日日新聞 9月25日掲載から】

[南アルプス芦安山岳館]
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【山岳関連ニュース】

余裕のある計画を

県警山岳警備隊長アドバイス

 山岳遭難を防ぐための準備や、秋山登山での注意点などを、県警山岳警備安全対策隊の志村一隊長に聞いた。

 -南アルプスでの遭難が目立つ。
 「標高が高く、登山者にとっては憧れの山。一方で夏山シーズンでも雪が残っている。急な岩場が多い上、傾斜がきつく、難易度は高い」

 -身の丈にあった山の選び方は。
 「県警などが作成し、登山の難易度を示した『山のグレーディング』が参考になる。過去の登山計画書を振り返ることも有効。当時の自分の体力や登山のペースが分かる。ただ、期間を空けると、以前は登れた山でも登れなくなることがある。注意が必要だ」

 -遭難を防ぐには。
 「余裕のある登山計画を立てることでリスクを減らせる。遭難した場合は、その場を動かず、110番をする。東経や北緯など位置情報が分かれば捜索が円滑になる」

 -遭難の可能性も考え、用意するものは。
 「ライトや雨具、予備の食料と飲料水。携帯電話は命綱になるので、バッテリーも準備するといい。無理をしない気持ちを持つことも大切だ」

 -紅葉シーズンを迎える。秋の登山の注意点は。
 「日の出が遅くなり、日の入りが早くなるので、夏山と同じ登山計画は通用しない。防寒対策が必要で、ライトの必要性が高まる」

【山梨日日新聞 9月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

山岳遭難者、最多ペース 県内

好天で登山者増/体力、技術を過信 65歳以上、4割占める

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 山梨県内の山岳遭難者数が過去最多ペースで推移している。登山ブームに加え、天候に恵まれて登山者数が増えたのが背景。北岳など南アルプス山系での遭難件数が最も多く、65歳以上の遭難者が約4割を占める。体力や技術を過信して、十分な装備がないまま身の丈に合わない山に登り、遭難する傾向が浮かぶ。紅葉シーズンを控え、県警の担当者は「自分のレベルに合った登山をしてほしい」と呼び掛けている。

 県警地域課によると、8月末現在の県内の山岳遭難者数は118人で、1965年の統計開始以降最多となった昨年の同時期を11人(10.3%)上回っている。遭難件数は94件で昨年同時期と比べて8件減、死者数は15人(同3人減)だった。登りで無理をして、下山中に遭難するケースが目立ち、「猛暑で例年よりも疲れやすかったことも影響した可能性がある」(同課)という。

 遭難件数を山系別に見ると、最も多かったのは南アルプスの38件で、40.4%を占めた。秩父が20件、大菩薩・道志が14件で続く。御坂は13件、富士山は6件、八ケ岳は3件だった。死者数は南アルプス8人、秩父5人、富士山2人となっている。

 年代別の遭難者は70代が27人で最多。次いで60代が26人、50代が24人、40代が19人で、中年以上の遭難者が目立つ。65歳以上の高齢者は43人(36.4%)となっている。

 原因は滑落が25件で最も多く、道迷いも20件に上った。同課の担当者は「体力不足やヘッドライトの不携帯など準備不足が原因の救助要請も目立つ」と指摘。日帰りを想定してヘッドライトを用意しない遭難者もいたといい、「自分のレベルを過信した無謀な登山計画や、装備不足は遭難に直結する」と続けた。

 秋山シーズンの本格化を前に、県警は対策を強化する構えだ。街頭指導所の設置や県警ホームページや短文投稿サイト「ツイッター」で登山計画書の提出などを呼び掛けている。昨年は9~11月の山岳遭難が約3割に上っており、担当者は「秋は日没が早く、視界も悪くなりやすい。気温も低くなるため、防寒具やヘッドライトなどの準備を徹底してほしい」と話した。

【山梨日日新聞 9月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

水抜いた湖で生き物観察

南ア・北伊奈ケ湖で29日 「生態系の大切さ学んで」

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 湖の水を抜いて生き物を観察しよう-。南アルプス市は29日、同市上市之瀬の北伊奈ケ湖で、改修工事に伴って水抜きが行われるのに合わせ、淡水生物観察会を開く。国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された南アルプスの生物圏保存地域「エコパーク」の生物相への理解を深めるとともに、環境保全への意識を高めてもらおうと初めて企画した。

 北伊奈ケ湖は周囲約400メートル。かつては発電用貯水池だったが、現在は周辺の農業用貯水池として利用されている。「核心」「緩衝」「移行」の3地域に分けて設定されているエコパークの対象地域のうち、教育や研修に生かす緩衝地域内にある。

 水抜きは、堤の老朽化に伴う県の改修工事のため行う。水位が下がり生物観察に適していることから、市は観察会を開くことにした。

 市ユネスコエコパーク推進室によると、湖にはヌマエビやドジョウ、ヨシノボリなどが生息。一方で、オオクチバス(ブラックバス)やブルーギルなどの外来種も確認されている。外来種は釣り客が意図的に放流したとみられていて、水抜きの際に駆除する計画。

 観察会は山梨淡水生物研究会や県の協力を受けて開催する。事前の調査で捕獲した淡水生物を参加者に説明するほか、水位が下がった水辺での観察も行う。同室担当者は「水を抜くのはめったにない機会。生態系を維持する大切さを学んでほしい」と話している。

 観察会は29日午前9時~11時半。小学4年生以上の親子が対象。参加無料で定員は70人。25日以降に申し込みを受け付ける。先着順。申し込みは同室、電話055(282)7261。

 【写真】水を抜き、淡水生物の観察会が開かれる北伊奈ケ湖=南アルプス市上市之瀬

【山梨日日新聞 9月22日掲載】

【山梨県内のニュース】

水抜いた北伊奈ケ湖で29日に生き物観察

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 湖の水を抜いて生き物を観察しよう-。南アルプス市は29日、同市上市之瀬の北伊奈ケ湖で、改修工事に伴って水抜きが行われるのに合わせ、淡水生物観察会を開く。国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された南アルプスの生物圏保存地域「エコパーク」の生物相への理解を深めるとともに、環境保全への意識を高めてもらおうと初めて企画した。

 北伊奈ケ湖は周囲約400メートル。かつては発電用貯水池だったが、現在は周辺の農業用貯水池として利用されている。「核心」「緩衝」「移行」の3地域に分けて設定されているエコパークの対象地域のうち、教育や研修に生かす緩衝地域内にある。

 水抜きは、堤の老朽化に伴う県の改修工事のため行う。水位が下がり生物観察に適していることから、市は観察会を開くことにした。

 市ユネスコエコパーク推進室によると、湖にはヌマエビやドジョウ、ヨシノボリなどが生息。一方で、オオクチバス(ブラックバス)やブルーギルなどの外来種も確認されている。外来種は釣り客が意図的に放流したとみられていて、水抜きの際に駆除する計画。

 観察会は山梨淡水生物研究会や県の協力を受けて開催する。事前の調査で捕獲した淡水生物を参加者に説明するほか、水位が下がった水辺での観察も行う。同室担当者は「水を抜くのはめったにない機会。生態系を維持する大切さを学んでほしい」と話している。

 観察会は29日午前9時~11時半。小学4年生以上の親子が対象。参加無料で定員は70人。25日以降に申し込みを受け付ける。先着順。申し込みは同室、電話055(282)7261。
 
(写真)水を抜き、淡水生物の観察会が開かれる北伊奈ケ湖=南アルプス市上市之瀬

【山梨日日新聞 9月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

山岳遭難対応へ県境越え

南ア署、伊那署が山小屋でサミット 署長ら合同訓練を協議

 県境を越えて警察がタッグ-。南アルプス署と長野県警伊那署は20日、「山岳遭難防止サミット」を開いた。登山人気の高まりを背景に山岳遭難が相次ぐ中、隣接する両署がスムーズに対応しようと初めて企画。両署長らが県境付近の山小屋に集まり、合同での救助訓練を提案するなど連携策を話し合った。

 国内2位の高さを誇る北岳などがあり、登山者が多く訪れる南アルプス。両署の管内は仙丈ケ岳周辺などで接していて、県境を越えて登山者が行き来するケースが少なくない。

 一方で、近年の登山ブームで遭難件数は増加。山梨県内では2017年に161件発生し、過去最多を記録した。このうち南アルプス署管内は34件で、県内12署の中で最も多かった。伊那署によると、長野県内でも同様に増加傾向にあるという。

 両署はこれまでにも遭難者の情報をやりとりするなどしてきたが、相次ぐ遭難事故に迅速に対応するためにサミット開催を決めた。同日は県境に位置する北沢峠のこもれび山荘(長野県伊那市)で開催。南アルプス署の署長、伊那署の署長のほか、救助活動を担っている両署の署員が出席した。

 サミットではそれぞれの救助体制や訓練内容の報告があり、人材育成などの課題が話し合われた。両署合同での訓練、啓発活動の提案もあった。南アルプス署の署長は「登山者に県境は関係ない。協力関係を築き、安全安心な登山につなげていきたい」、伊那署の署長は「(サミットで)お互いに顔が分かれば連携も深まる。継続していきたい」と話した。

【山梨日日新聞 9月21日掲載】

【山岳関連ニュース】

25日から第4回 やまなし登山基礎講座

 日本山岳会山梨支部と山梨学院生涯学習センターが25日から、甲府・山梨学院大を主会場に開く。

 10月30日までの全8回。同支部会員らが講師を務め、山での服装や装備、気象や地形図の見方など、登山に必要な基礎知識を紹介する。10月14、28の2日間は終日、甲斐・茅ケ岳付近や甲府・八人山で、セルフレスキューや山の歩き方などを実践で学ぶ。

 定員30人で、全講座の受講が可能な人が対象。事前申し込みが必要で、講座名に郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を添えて、電話か同センターのホームページで申し込む。受講料5千円(全8回分)。

 10月16日「登山中の応急処置」と、同23日「山梨の山岳遭難」は受講者以外にも公開する。受講料は16日が千円、23日は無料。

 問い合わせ、申し込みは同センター、電話055(224)1355(平日午前9時15分~午後4時45分)。

【山梨日日新聞 9月19日掲載】