芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

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2018年8月

【山岳館便り】

南アルプス 夏

 南アルプス山開きした6月22日から2ヵ月余りが過ぎました。今年は例年になく猛暑が続き北岳山荘付近でも20度近い記録的な高温になった日もありました。でも、朝晩は2度程度まで冷え込みます。夏山シーズンは大勢の登山者が南アルプスの山々を目指しました。

 8月は台風発生が多く、登山に影響がありましたが、その後はお天気も回復して登山者も増えてきました。土日、連休は南アルプス市営駐車場は満車に近いほどになっています。
 
◇北岳山頂付近 今現在満開のお花
 ・ヤナギラン ・トウヤクリンドウ ・アカイシリンドウ
 ・サンプクリンドウ ・イワインチン
◇咲きはじめ 
 ・ヒメセンブリ

 まだまだお花も楽しめます!
 
 9月になると南アルプスの山々も少しづつ夏山から秋山に変わっていきます。高山では今年は昨年よりちょっと早めに色づき始めそうです。そろそろでしょうか。 

 秋の南アルプスもとてもいいですよ!!
 
 登山だけでなく登山しない方もバスに乗り換え南アルプスの山々を車窓から眺める。終点の広河原から北岳を見る上げてみるのも最高ですよ!!

 そんな南アルプスへ出かけてみませんか。

[南アルプス芦安山岳館]
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【山梨県内のニュース】

幻想的な炎、街染める 吉田の火祭り

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 400年以上の歴史を誇る「吉田の火祭り」が26日、富士吉田市上吉田地区で開かれた。世界文化遺産・富士山の夏山シーズンに終わりを告げる伝統行事。大たいまつに火がともされると、「御師まち」は赤く染まり、多くの観光客が幻想的な雰囲気を楽しんでいた。

 午後5時ごろ、「明神神輿」と「おやま神輿」の2基が北口本宮冨士浅間神社を出発。威勢の良い掛け声を上げながら国道139号(富士みち)を通って、上吉田コミュニティセンターの「御旅所」に到着した。

 たいまつの奉納者が世話人のサポートを受け、次々とたいまつに点火。高さ3メートル、重さ200キロ以上の大たいまつ92本が燃え上がると、観光客らはスマートフォンなどで思い思いに撮影していた。
 
(写真)国道139号に立ち並ぶ大たいまつ。多くの観光客がスマートフォンやデジタルカメラで記念撮影していた=富士吉田市内

【山梨日日新聞 8月27日掲載】

【山岳館便り】

通行止め解除のお知らせ

 以下の道路(区間)は、8月25日(土)通行止めが解除されました。

・県道南アルプス公園線(早川町奈良田・開運隧道⇔南アルプス市芦安芦倉・野呂川橋)

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【山岳関連ニュース】

入山料協力者に記念証 富士山5合目で配布

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 富士山保全協力金(入山料)の協力率アップを図ろうと、県から徴収業務を請け負う業者が、入山料を支払った登山者に富士登山記念証を配っている。中心部分は透明で、カード越しに風景などを撮影し、会員制交流サイト(SNS)に投稿できるようになっている。

 委託業務を受ける「日富士」(富士吉田市)によると、カードは縦13センチ、幅9センチで、1万枚を製作。今月4日から1日数量限定で5合目ゲートで配っている。カードの上部に「富士登山記念証」と記した。下部にはQRコードを入れ、入山料の活用実績などの情報を提供している。

 同社担当者は「登山者が入山料を納めるきっかけになれば。カードを活用してSNSで発信してもらい、多くの人々に環境保全や安全対策のために入山料を徴収していることを知ってもらいたい」と話している。
 
(写真)入山料の協力率アップのために配布しているカード=富士山5合目

【山梨日日新聞 8月24日掲載】

【山岳館便り】

通行止めのお知らせ

 以下の道路(区間)は、雨量規制のため、8月23日(木)21:30から全面通行止めとなっています。

・県道南アルプス公園線(早川町奈良田・開運隧道⇔南アルプス市芦安芦倉・野呂川橋)

 なお、規制解除は安全確認後となります。

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【季節の便り】

お灯籠祭り ちょうちん夕闇照らす

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 南アルプス市飯野の若宮八幡神社で19日、「お灯籠祭り」が行われ、多くの参拝者でにぎわった。

 参道に建てられた木組みの門「チョウマタギ」には武者などが描かれたちょうちんを飾り付け。夕闇の中、明かりがともされると辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。

 市教委文化財課によると、同所のお灯籠祭りは江戸時代に江戸を中心に流行した「祇園祭」がルーツの一つとみられる。少なくとも明治時代には行われていて、現在は盆明けの地域祭典となっている。チョウマタギは市内の他地域でも建てられていたが、残るのは同所だけという。
 
(写真)参道に並んだチョウマタギを通る参拝者=南アルプス市飯野の若宮八幡神社

【山梨日日新聞 8月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

幼鳥保護、ライチョウ繁殖

北岳周辺 絶滅回避へ有効策か

 南アルプス・北岳近くで生まれた絶滅危惧種のライチョウのひなを生息地にとどめたまま、約1カ月限定で人間が外敵から守る「一時保護」を行った結果、保護が終わった後も自然の中で成長し、子どもをつくったことが19日分かった。事業を行った環境省によると、この方法での繁殖成功は初。絶滅回避に有効な可能性があるという。

 ライチョウは1980年代に国内に約3千羽いたが、現在は約1700羽に減少。巣から卵を取ってきて施設でふ化させる試みもあるが、死ぬことが多く、自然に返すことができていなかった。

 環境省信越自然環境事務所は6月、北岳近くの尾根を調査し、ひなを連れた親鳥を見つけた。足輪から、雄の親鳥は昨年、ふ化後間もなく一時保護した個体と判明した。雌は保護していない個体だった。

 一時保護は、提唱者の中村浩志・信州大名誉教授(鳥類生態学)の協力を得て、環境省が2015年度から北岳周辺で実施。悪天候のほか、テンやキツネなど外敵の襲撃で命を落とす危険性が特に高い生後約1カ月に限り、夜は縄張りの近くに置いたケージにひなと親鳥を誘導する。中には餌となる高山植物のプランターを置き、ネットを巻いて外敵から保護する。昼は外に出し、人が付き添って見守る。

 信越自然環境事務所の福田真係長は「ケージ保護の効果が証明された。生息域内での繁殖に向けた大きな成果だ」と話す。

 ニホンライチョウ 北アルプスや南アルプスなど本州中部の高山帯に生息する体長約40センチのキジ目の鳥で、国の特別天然記念物。植物の芽や種子を食べる。夏は茶褐色、冬は白に体毛が生え替わる。氷河期にユーラシア大陸から日本列島に渡り、気候が温暖になった後は高山帯にだけ定着した「氷河期の生き残り」と考えられている。外敵の増加や、植生の変化による餌の減少などが脅威だとされる。

【山梨日日新聞 8月20日掲載】

【山岳関連ニュース】, 【山岳館便り】

「幻の滝」歩道を再整備

芦安ファンクラブ観光資源化へ 秋から利用可能に

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 NPO法人「芦安ファンクラブ」(清水准一会長)は、南アルプス市芦安地区の「瀬戸千段の滝」に続く遊歩道の再整備を進めている。遊歩道は旧芦安村時代に完成したが、荒廃が進んだ結果、たどり着きにくい“幻の滝”となっていた。完成後はツアーなどを通して芦安地区の観光資源として活用する。

 同法人によると、滝は落差100メートルほどで御勅使川に架かる瀬戸大橋付近から山中を20分ほど進んだ場所にある。約20年前、旧芦安村時代に遊歩道が整備されたという。

 手入れがされなかったことから、土砂で道幅が狭くなり階段状になった部分や手すりに利用されている木材は老朽化。近年は利用されることもほとんどなく、近隣住民にも忘れられた存在となっていた。

 再整備は、同法人メンバーで芦安地区を拠点にしている地域おこし協力隊の中島紫穂さんが提案。芦安地区で観光客が楽しめる場を増やそうと、日本たばこ産業(JT)の助成金を活用して再整備を進めることにした。

 12日には1回目の活動を行い、ボランティアと同法人メンバー13人が参加。くわを使って道幅を広げる作業を行った。階段を整備するなどして、10月末ごろ完成させる予定。中島さんは「冬には滝が凍るので氷瀑ツアーもできる。観光客に芦安地区の魅力を届けたい」と話している。

 【写真】遊歩道の先にある瀬戸千段の滝=南アルプス市芦安安通

【山梨日日新聞 8月18日掲載】

【山岳館便り】

みどりの奨励賞に芦安の少年少女隊

 国土緑化推進機構の本年度のみどりの奨励賞に、県内から「芦安小緑の少年少女隊」が選ばれた。

 芦安小緑の少年少女隊は1999年に結成。小学3年から参加する夜叉神峠や栗沢山への登山では、炭焼きや林業といった地元の産業や歴史を学んでいる。学校林の間伐材を使って看板やコースターを制作するなど、樹木の活用にも力を入れている。

 同賞は緑や森林に関する活動で功績のあった団体などが対象。本年度は全国から15団体が推薦され、5団体が選ばれた。

【山梨日日新聞 8月16日掲載】

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【山岳関連ニュース】

富士登山転倒防げ 県研究員3年かけ実態調査

 富士山での登山者の転倒事故について実態を把握しようと、山梨県富士山科学研究所の主任研究員(生気象学)らが調査を進めている。世界文化遺産登録で登山者が増えている一方で、軽微なけがについては統計がなく、実態が分かっていなかった。数年かけた調査で登下山道の危険箇所を把握するとともに、転倒に至るケースを分析し、安全登山につなげる。
 
 富士吉田署によると、夏山シーズンの富士山での重傷事故は年間、数件発生しているが「軽微なけがは通報がない限り把握できない」という。ただ、宇野主任研究員によると、足を引きずりながら下山する登山者の姿は少なくないとされ、登山ガイドの聞き取りからも多くの人が途中で転倒している可能性があるという。

 調査は今夏から2020年夏までの3年間実施。1回目の調査は7月下旬に行い、5合目の登山道沿いで下山者約500人から聞き取った。8月にも2日間実施し、計千人分のサンプルを集める。

 今夏は下山してきた登山者を対象に年齢、登山経験のほか、転倒した場所や原因、回数、けがの程度などを聞いている。複合的な要因も調べるため、高山病や疲労度、心理的な関わりを問う項目も設けている。

 19年も千人分を集め、20年は進捗状況を見ながら調査数を決める。19年以降は転倒と装備の関連など質問項目を変更しながら詳細なデータを集め、年ごとに論文にまとめ発表する。

【山梨日日新聞 8月15日掲載】