芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

南アルプスNETホームページへ

プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

南アルプス芦安山岳館メール閲覧ページのURLアドレスが変わりました。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

http://sannichi.lekumo.biz/ashiyasu/

2017年10月

【山岳関連ニュース】

鳥獣被害と対策学ぶ シンポでジビエ料理も提供

201710302

 県は29日、南アルプス市飯野の桃源文化会館で、野生鳥獣シンポジウムを開いた。岐阜県で狩猟による地域おこしに取り組む人などが講演し、鳥獣について考えた。

 県民に野生鳥獣による農業被害と防止、生態系保護のための狩猟の重要性について理解を深めてもらうのが狙い。鳥獣被害が増える一方で、狩猟者が減っていることを受け2012年から開いている。

 県猟友会の関係者や狩猟に興味を持つ人ら約150人が参加。講演では、岐阜県郡上市で里山保全と狩猟の産業化に取り組むグループ「猪鹿庁」の興膳健太さんが、若手猟師の育成や狩猟肉を使った料理の開発、体験ツアーなどの活動について説明した。

 茨城県つくば市の森林総合研究所の中下留美子さんは「毛からわかる、クマの食生活」と題して講演。山と里山で捕獲されたクマの毛の炭素と窒素を比較分析し、農作物などへの依存度や食べていた期間などの研究結果を発表した。

 会場ではシカ肉のハヤシライスが無料で振る舞われたほか、ニホンジカやアナグマなどの毛皮、猟具などの展示もあった。
 
(写真)狩猟による地域おこしの講演をする興膳健太氏=南アルプス・桃源文化会館

【山梨日日新聞 10月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

甲斐駒ヶ岳で初冠雪を観測

P26_

 甲府地方気象台は25日、甲斐駒ケ岳で初冠雪を観測したと発表した。平年より2日、昨年に比べて7日早い。

 気象台の職員が同日午後4時半ごろ、谷筋を中心に山頂近くの山肌が白くなっているのを確認した。気象台によると、気圧の谷の影響で県内は同日、朝から夕方にかけて雨が降り、標高が高い場所は雪になったという。

 1928年の観測開始以降、甲斐駒ケ岳の最も早い冠雪は52年9月26日、最も遅いのは93年11月24日。

 (写真)初冠雪が観測された甲斐駒ケ岳=甲府市北口2丁目から(25日午後5時11分撮影)

【山梨日日新聞 10月26日掲載】

【山岳館便り】

武川小の5年生 エコパーク学ぶ

芦安山岳館で学習会

P22__2

 北杜・武川小の児童は、芦安山岳館で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」について学びました=写真

 総合的な学習の時間に、豊かな自然のあるエコパークがもたらす恩恵について勉強している5年生23人が参加。南アルプス市観光商工課の担当者から市内のエコパークの特徴について説明を受けたほか、芦安小の3人の児童から南アルプスの登山体験の様子などを聞きました。

 芦安小の児童にはお礼として、北杜市の水をPRするキャラクター「ミズクマ」をデザインしたシールやクリアファイルを贈りました。

【山梨日日新聞 10月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

エコパーク今月再申請 甲武信推進協

都の水源林など追加

 山梨、長野、埼玉の3県の関係自治体でつくる「甲武信ユネスコエコパーク登録推進協議会」は25日、秩父多摩甲斐国立公園を中心とする甲武信ケ岳周辺地域のエコパーク登録を目指し、10月末までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国内委員会に申請書を提出することを決めた。今年3月に国内委員会がユネスコ本部への推薦見送りを決めており、再挑戦となる。申請書では、雲取山周辺の東京都水源林などを申請地域に追加するほか、埼玉、長野両県を登録推進協の顧問に加えるなどの修正を行った。

 事務局である山梨県みどり自然課によると、新たに申請地域に加わったのは、雲取山周辺の東京都水源林など約8千ヘクタール。国内委員会の分科会から3月に、「申請エリアは国立公園の区域に準拠するよう再検討すべきだ」と指摘されたことを踏まえた対応。

 登録推進協は指摘を受け、秩父多摩甲斐国立公園の東京都部分の青梅など5市町村に対し、登録活動への参加を要請していた。ただ、5市町村とも時間的な余裕が無いことなどを理由に「参加は難しい」との意向を示したため、国立公園内にある雲取山周辺の水源林を申請エリアに加えることにした。都からはエリアに加えることについて了承を得ているという。申請する総面積は約19万ヘクタール。

 また、これまでは山梨県が主導で登録準備を進めていたが、分科会から「関係する自治体がイコールパートナーシップ(対等)な立場で意思決定に参加できる体制が必要」との指摘もあったため、長野、埼玉両県を登録推進協の顧問とし、連携して登録を進めていくことにした。

 25日に開かれた会議で、10月末までに再申請することが了承された。登録推進協の会長を務める後藤斎知事は「指摘を受けた部分はクリアができたと思っている。登録できるよう関係自治体と最大限努力をしていきたい」と話した。

【山梨日日新聞 10月26日掲載】

【季節の便り】

台風一過 富士山が初冠雪

P1_450

 甲府地方気象台は23日、富士山が初冠雪したと発表した。平年より23日遅く、昨年より3日早い。台風一過となった同日、上空からは山頂付近の山肌に点々と付いている白い雪が確認できた。

 同日午前10時半ごろ、甲府市飯田4丁目の気象台から職員が観測した。山頂の1日の平均気温が最も高かった日以降で、初めて山頂が雪や氷で白く見える状況を「初冠雪」として発表している。

 気象台によると、山頂は20~22日の気温が氷点下で、前線や台風の影響で雲が広がったため雪が降ったという。台風が接近した22日昼すぎは、山頂の気温が5度を上回ったため雨が降り、多くの雪は解けたとみられる。

 一方、富士吉田市も毎年独自に富士山の冠雪を観測した日に「初雪化粧」を宣言。23日は「雪がまばらな状態」として見送った。

  【写真】初冠雪した富士山。山頂付近の山肌に白い雪が付いている=山日YBSヘリ「ニュースカイ」(NEWSKY)から

【山梨日日新聞 10月24日掲載】

【山梨県内のニュース】

市の鳥や花、木… シンボル制定検討

 南アルプス市は、「市の花」や「市の木」など「市のシンボル」制定について検討する。来年で合併から15年の節目を迎えるのに合わせ、早ければ年度内に選考委員会(仮称)を立ち上げ、制定の必要性の有無を含めて議論する。

 市は2003年の合併以降、市のシンボルを決めていなかった。市によると、これまで市議会の質問戦でもたびたび取り上げられた。

 市側は、市議会で「市民の機運が高まり、盛り上がってきたときが(シンボルを制定するのに)一番望ましい」(16年6月定例会)と答弁。制定は見送ってきたが、庁内で協議を続け、来年迎える合併15周年に向けて、制定について検討することにした。

 選考委員会は、市民の代表や市内の各種団体の代表らで構成することを想定。市の鳥や花、木、オリジナルキャラクターを制定するかどうかや、活用策などを議論する。

 総務課の担当者は「市のイメージアップや市民の一体感醸成のためのシンボル。市民の声を聞きながら検討を進めていきたい」と話している。

【山梨日日新聞 10月24日掲載】

【山梨県内のニュース】

若き日の湛山 ゆかりの品で知る 南ア市図書館

201710212_2

 南アルプス市立中央図書館は、市内の長遠寺で育った元首相・石橋湛山(1884~1973年)をテーマにした企画展を開いている。湛山が同寺で実際に使っていた机、1948年に母校・旧制甲府中(現甲府一高)の生徒に宛てた激励の手紙など約30点を展示している。図書館の担当者は「石橋のふるさとへの思いや生き方を知ってもらいたい」と話している。
 
 展示は市ゆかりの政治家や文化人を紹介する展示「市ふるさと人物室」の第3弾。湛山の「生涯」「業績」「ゆかり」の三つのジャンルに分け、湛山と市とのつながりなどを浮かび上がらせている。

 湛山は日蓮宗僧侶の長男として生まれ、10歳の時に同寺に預けられ、10代の大半を過ごした。「ゆかり」では湛山が同寺で実際に使用していた木製の机や、寺が所蔵する湛山直筆の書を掲示する。

 母校の生徒へ宛てた手紙は「生涯」で展示。「益々御勉強下されんことを祈ってやみません 私も老年ながら諸君に負けず勉強するつもりです」と後輩たちを激励した。湛山が学校に贈った書に対して、当時の校長か生徒の代表が湛山に送った感謝の手紙に返信したとみられる。

 このほか「業績」コーナーでは、湛山が愛用していた腕時計やペンとペン立て、英語と日本語の名刺、印鑑を展示。政治家になる前、東洋経済新報社で働いていた湛山が、「更生日本の門出-前途は実に洋々たり」をテーマに終戦直後に発表した文書を掲載した雑誌も並ぶ。

 来年3月11日まで。入場無料。午前9時半~午後7時(土日祝日は同5時まで)。祝日の翌日、月末、年末年始は休館。問い合わせは図書館、電話055(280)3300。
 
(写真)湛山が母校の甲府一高生に宛てた手紙などが並ぶ展示スペース=南アルプス・櫛形生涯学習センター

【山梨日日新聞 10月21日掲載】

【山梨県内のニュース】

鉄道や蚕糸…功績に光 山梨近代人物館、9人紹介

201710191_3

 山梨近代人物館(甲府・県庁別館内)は第6回展示「日本の発展に貢献した山梨の人々」を開いている。近代化を遂げる過程で重要な役割を果たした鉄道網に関わった人物、山梨の産業振興に力を注いだ先人ら9人の功績に光を当てた。活動にまつわる写真や著書、愛用品など豊富な資料が人物ごとに並んでいる。

 鉄道関連では、阪急電鉄創業者の小林一三(韮崎市)と、東武鉄道をはじめ全国の私鉄経営で手腕を発揮して「鉄道王」と呼ばれた根津嘉一郎(山梨市)、日本初の地下鉄を実現させた早川徳次(笛吹市)を紹介。早川ゆかりの品では、東京地下鉄の従業員教育に用いた自著「社員読本」(1939年)、本人のパスポートやシルクハットなどが展示されている。

 県内産業を支えた人物では、養蚕の技術改良に尽くした八田達也(山梨市)、山梨の機械製糸業の第一人者の名取雅樹(甲府市)、山梨中央銀行の前身である第十国立銀行頭取として殖産興業に努めた栗原信近(韮崎市)を取り上げた。

 またハンセン病医療に尽くした小川正子(笛吹市)、言論人で首相を務めた石橋湛山(現甲府一高卒)、東京タワーなどの設計を手掛け「塔博士」と称された内藤多仲(南アルプス市)の関連資料も並ぶ。

 来場者向けに写真撮影スポットも設けた。八日町(現在の甲府市中央2丁目付近)で1912年に撮影された甲府の街並みの写真が壁面に設置され、早川の等身大パネルが立っている。会期は2018年3月27日まで。

 11月12日午後1時半から、県庁別館・正庁で「栗原信近の生涯」と題した講座を開く。講師は山梨中銀金融資料館学芸員の亀井大輔さん。定員50人(申し込み制)で無料。申し込みは近代人物館、電話055(231)0988。
 
(写真)日本の発展に尽くした9人を紹介している展示=甲府・山梨近代人物館

【山梨日日新聞 10月13日掲載】

【山梨県内のニュース】

「レトボン」復活へ 巡回区域広げ試験運行

201710182_4

 甲府商工会議所は21日から、今年3月で運行を終了したレトロ調バス「レトボン」を使って市内循環コミュニティーバスの試験運行を始める。市民から運行再開を望む声があることから、利用者の居住地域や希望のルートなどを調査。結果を基に、来年度以降の本格的な運行開始を検討する。
 
 同会議所は1997年に、市中心街の活性化を目指してレトボンを導入。甲府商店街連盟などと連携し、今年3月末までの約20年間、週末に甲府駅と市中心街を結ぶ無料の買い物バスとして運行してきた。

 運行終了は利用客減少などが理由だが、地域住民の生活の足として利用されていたこともあり、4月以降も運行を求める声があったという。試験運行は来年度以降にレトボンを再び本格運行させることが目的で、利用者にはアンケートの協力を依頼する。

 試験運行日は10月21、28日、11月4、11、18日の計5日間。これまでより巡回区域を広げ、JR甲府駅南口、クリスタルミュージアム、県立美術館、武田神社、甲州夢小路、ジュエリーミュージアムを停留地とする。既存のバス停などを利用し、各地点には時刻表を置くという。

 黄と緑色のレトボン2台を使い、6地点を「北」「南」の2通りの回り方で巡る。利用は無料で1周約45分。1日計12便で、始発は甲府駅南口発の南回りで午前9時、終発は同駅発の北回りで午後4時。

 同会議所の担当者は「観光地周遊だけでなく、住民の移動手段としての運行も視野に入れている。多くの方に乗ってもらい、地域のコミュニティーバスについて考えてほしい」と話している。
 
(写真)21日からコミュニティーバスとして試験運行する「レトボン」
 

【山梨日日新聞 10月18日掲載】

【山岳関連ニュース】

山の魅力 映画で伝える

21日に北杜で上映会、トークも

 北杜市の長坂コミュニティ・ステーションで21日、インドヒマラヤ山脈メルー峰で撮影されたドキュメンタリー映画「MERU メルー」の上映会が開かれる。メルー峰の登頂経験がある登山家で山岳ガイドの花谷泰広さん=同市在住=のトークショーも予定している。

 上映会は、山の厳しさや魅力を知ってもらおうと神奈川県内の配給会社と花谷さんが社長を務める山小屋などの運営会社が企画した。

 映画は、3人の登山家が世界最難関の岩壁、メルー峰シャークスフィンに挑む物語。登山家自身が撮影していて「これ以上リアルに描かれた映画はない」(花谷さん)という。

 花谷さんは、映画とは別ルートで2006年に同峰を登頂。トークショーでは、当時の様子などを振り返るという。

 午後1時開場で、同2時上映開始。チケットは500円。予約、問い合わせは甲府市徳行4丁目のアウトドアショップ「エルク」、電話055(222)1991。

【山梨日日新聞 10月17日掲載】