芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2017年3月

【山岳関連ニュース】

甘利山の民話 絵本に

甘利小4年生 登山きっかけに制作

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 韮崎・甘利小の4年生17人は、甘利山などに伝わる市内の民話を基にした大型絵本を作っている。昨年6月に授業で甘利山に登った際、ガイド役の甘利山倶楽部のメンバーから市内に伝わる民話があることを聞き、図書館などで調べた。内容を形にして残そうと絵本作りを企画し、総合学習の授業や休み時間を利用して絵を描くなどしている。

 絵本作りに先駆け、昨年12月に色画用紙で紙芝居を制作。「今後も使えるように丈夫でもっと大きいサイズのものを作りたい」と、大型絵本作りに取り掛かった。

 絵本にするのは、民話の「蛇に嫁いだ娘」と「さわら池の赤牛」。「蛇に嫁いだ娘」は、悪い大蛇の嫁になることになった女性が、知恵を絞って大蛇を倒す話。「さわら池の赤牛」は、角が生えたことで村を追われたおばあさんが、甘利山にあるさわら池の主となり、主を探す人の前に赤牛となって姿を現すストーリー。

 絵本には2話を集録し、計24ページになる。サイズは縦65センチ、横45センチで、ベニヤ板にアクリル絵の具で登場する大蛇や赤牛などを描いている。1月から始め、毎週木曜日の「総合的な学習の時間」のほか、休み時間や放課後に作業をしている。

 4月中の完成を目指している。完成後に学校で、児童が読んで披露する予定。印刷業者に依頼してA5判サイズの絵本も300冊作る。学校の図書館などに置いて、新4年生の「総合的な学習の時間」の授業にも役立てる。

 石戸谷亮羽君は「みんなで一つの絵本を完成させるのはすごく楽しい。完成したら先生や後輩に見てもらいたい」と話している。

 【写真】市内の民話を基にした大型絵本を作る児童=韮崎・甘利小

【山梨日日新聞 3月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

山岳科学で山梨大など4大学連携

修士課程設ける

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 山梨、筑波、信州、静岡の国立4大学は29日、2018年度から4大学が連携し、新たに山岳科学分野の修士課程プログラムを設けると発表した。共同実習や単位互換などを実施、森林資源の保全・活用や防災など、山岳域のさまざまな分野で活躍できる人材の育成を目指す。国有林での研究教育などで支援を受けるため、林野庁の関東、中部両森林管理局との協定も結んだ。

 4大学はいずれも日本アルプスがある中部山岳域に研究拠点を構え、植物生態学や森林科学、治山学、大気科学など、それぞれ特徴ある研究教育活動を実施。連携によって、理学、工学、農学の領域から成り立つ山岳科学の教育を幅広く展開できるという。

 プログラムでは毎年度、4大学合わせて40人を目標に学生を募集する。学生は一つの大学に在籍しながら、ほかの3大学の講義や実習も履修。修了に必要な単位の3分の1を上限に、他大学での単位取得を認める。山岳地でのフィールド実習や修士論文発表会などは合同で実施。修了後の進路には公務員、研究機関、林業、アウトドア・観光関連企業などが想定されるという。

 筑波大は17年度から先行してプログラムを開講し、6人が受講する。ほかの3大学が加わる18年度から、連携によるプログラムが本格的にスタートする。山梨大は18年度、大学院生命環境学専攻の「山岳科学特別教育プログラム」として開講する。

 東京・霞が関の農林水産省で29日行われた締結式には、4大学の代表者や両森林管理局長らが出席。山梨大の早川正幸理事・副学長は「山岳域の複雑な課題の解決に貢献できる人材の育成を目的とした体系的な教育が可能となった。山岳に関わる幅広い分野で活躍してほしい」と述べた。

 【写真】協定書に署名する大学の代表者ら=東京・霞が関の農林水産省

【山梨日日新聞 3月30日掲載】

【山梨県内のニュース】

中央道・八代スマートIC供用 県内初本線直結

■観光、防災機能に期待

201703272 笛吹市八代町南に整備された中央自動車道笛吹八代スマートインターチェンジ(SIC)の供用が26日、始まった。県内のSICでは双葉SICに続き2カ所目で、一般道路から直接高速道路に乗り入れることができる「本線直結型」の開設は初めて。笛吹八代SIC供用開始により、石和温泉郷など市内への観光客の増加や物資輸送の強化、災害時の避難路などとしての効果が期待されている。

 同SICは、中央道一宮御坂IC-甲府南IC間にあり、中日本高速道路と県、笛吹市で整備を進めてきた。サービスエリアやパーキングエリアを介さずに高速道路と一般道路を直接つなぐ本線直結型を採用し、自動料金収受システム(ETC)を搭載する車両が上下線で24時間利用できる。1日あたり2200台の利用を見込んでいる。

 26日には笛吹市八代総合会館で記念式典を行い、後藤斎知事や山下政樹笛吹市長、国会議員ら約150人が出席。後藤知事は「周辺地域への観光客の増加や果樹の販売促進など、地域の活性化に大いに貢献してくれる。防災機能の強化にもつながると信じている」とあいさつした。

 その後、同SICの下り線に移動し、関係者がテープカットとくす玉を割って開通を祝った。一般車両の通行が可能となる午後3時になると、次々と車両がSICを通過していった。

 式典に参加した地権者の農業丸山さん(65)は「東京に行くことがあるので使いたい。災害時の避難路としても使えると思うので心強い」と話した。同SICの上り線脇にある八代町農産物直売所「グリーンファーム八代」の森満寿恵理事長(77)は「休みの日には多くの人が利用すると思う。品質の高い商品を提供してもてなしたい」と期待を寄せた。  

(写真)供用が始まった中央自動車道笛吹八代スマートインターチェンジ(画面上部は甲府南インター方向)=笛吹市八代町南、山日YBSヘリNEWSKY(ニュースカイ)から

【山梨日日新聞 3月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

エコパーク 甲武信、推薦見送り

国内委、最終段階で「尚早」

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国内委員会は23日、秩父多摩甲斐国立公園を中心とする山梨、埼玉、長野3県境の甲武信ケ岳周辺地域について、生物圏保存地域(エコパーク)としてのユネスコ本部への推薦を見送ることを決めた。委員会事務局は「甲武信ユネスコエコパーク」の名称で9月に推薦書を提出する見通しでいたが、分科会が最終段階で時期尚早と判断した。

 国内委員会事務局の文部科学省によると、メールなどで各委員から意見を聞いた結果、「(エコパークの)エリア設定について国立公園の区域に準拠するよう再検討すべきだ」との指摘があった。今回の申請エリアには秩父多摩甲斐国立公園のうち、東京都の部分がほとんど含まれていないことを踏まえた意見とみられる。協議会の体制について「関係する自治体がイコールパートナーシップ(対等)の形で意思決定に参加できる協働・参画体制の構築が必要」との意見もあったという。

 これらの意見を踏まえ、最終的に委員の総意として「推薦は見送ることが適当」と意見集約した。同省によると、エコパーク登録に向けた国内委員会への申請は例年5~6月ごろから受け付けていて、今回申請を提出した山梨県などでつくる協議会が再度申し込むことは可能という。

 協議会事務局の県みどり自然課は「委員から出た意見を分析した上で、協議会の構成自治体から意見を聞き、もう一度申請するか判断したい」としている。

 一方、エコパーク登録を推進していた市民団体の代表者らからは「今回推薦が見送られたことは残念だが、ぜひもう一度チャレンジしてほしい」との声が上がっている。

【山梨日日新聞 3月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

桜と梅500本 新名所に 富士吉田

66歳男性、所有の山に植樹 3年後の完成めざす

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 富士吉田市新西原3丁目の自営業渡辺茂さん(66)は、所有する西桂町の山林を桜や梅の花の名所にしようと整備を進めている。登山愛好家で、6年前に日本三百名山の単独登頂を達成したのを機に、「残りの人生を山仕事にかけ、登山の経験を生かした『絶景』を自分の手でつくりたい」と思い立った。約1万6千平方メートルを開墾し、約500本を植樹する。3年後の完成を目指している。

 所有する山林は南向きの斜面で、尾根伝いに整備された町の散策路を登ると、目の前に富士山が広がる。昨年4月に開墾や植樹を始めた。

 渡辺さんは1995年から16年の歳月をかけて日本三百名山(計301山)を踏破した。さまざまな山の景観を見てきた経験を生かし、「人生の集大成として山に桜の名所をつくりたい」と、山林の整備を企画した。

 これまでに、雑木を伐採し、シダレザクラやソメイヨシノなどの苗木約100本を植えた。尾根伝いには手作りした木製のベンチを置いた。ほぼ毎日、現場に通っていて苗木などは自力で担いで運び上げているという。「富士山と一緒に楽しめる景観にしたいと考えて、桜やベンチの位置を工夫した」と話す。

 4~5月に計約500本の植樹を終える予定。南に富士山を見ながら斜面を横切るコースと沢伝いに頂上まで登るコースの二つの散策路を整備中で、最終的な完成は3年後になる見通し。完成後は無料で一般開放する。

 渡辺さんは「多くの人が富士山と桜を眺めに訪れる新しい観光名所になればうれしい」と話している。

 【写真】梅を植樹する渡辺茂さん=西桂町下暮地

【山梨日日新聞 3月23日掲載】

【山梨県内のニュース】

中部横断道 増穂-六郷が開通 峡南地域アクセス向上

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 中部横断自動車道の増穂-六郷インターチェンジ(IC)間の9.3キロが19日、開通した。中央自動車道と交わる双葉ジャンクション(JCT)から通行できる区間は25.3キロで、建設計画が進んでいる静岡・新清水JCTまでの約3割が開通となった。中日本高速道路は、増穂-六郷IC間の通行台数を1日平均約1000台と見込む。沿線住民からは観光や防災の面で効果を期待する声が上がった。
 
 市川三郷町上野の歌舞伎文化公園で開通式典を行い、後藤斎知事や国会議員ら約200人が出席。同社の宮池克人社長は「開通により峡南地域から甲府や峡中地域へのアクセスが向上する。県立中央病院への搬送時間も短縮され、医療、救助活動でも効果が期待できる」とあいさつした。

 式後は富士川町の増穂IC付近の本線上に移動し、地元自治体関係者らがテープカットで開通を祝い、車で六郷ICまでパレードした。一般車両は午後3時から供用開始となった。

 走行した富士川町長沢の長沢豊さん(71)は「9・3キロだけでも国道以外の道路ができ、防災面でも心強い。全線開通が待ち遠しい」と話した。「道の駅富士川」の居村一彦支配人は「ドライバーに立ち寄ってもらえるように、取り扱う商品や道の駅で開くイベントを充実させる」と語った。

 また六郷ICから約2キロと近距離にある身延町西嶋の「なかとみ和紙の里」の担当者は、「身延町にとって北の玄関口。観光客も訪れやすくなるはず」と期待を寄せた。

 増穂IC近くには上下線に増穂パーキングエリア(PA)を整備し、下り線のPAからは隣接する同道の駅が利用できる。六郷ICより南の区間は難工事が続き、2017年度内に予定されていた開通が約2年遅れる見込み。
 
(写真)(1)は道の駅富士川に隣接する中部横断自動車道の増穂PA(下り線)(2)は増穂IC料金所(3)は増穂PA(上り線)=山日YBSヘリ「ニュースカイ」(NEWSKY)で富士川町上空から

【山梨日日新聞 3月20日掲載】

【山梨県内のニュース】

実演や歴史紹介、和菓子作り体験 ふるさと文化伝承館

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 南アルプス市野牛島のふるさと文化伝承館は11日、市内の和菓子の歴史を学ぶイベントを開いた。

 同市飯野の和菓子店「つるや」の名執栄一店主が講師を務めた。市内外から参加した約30人は、桜餅やどら焼き、練り切りなどの作り方を見学して味見。実際に銅板で生地を焼いてどら焼きの皮を作るなど、和菓子作りを体験した=写真。同市小笠原の「村田屋本舗」の深沢剛店主からは、市内の和菓子の歴史や店の思い出話を聞いた。

 大明小2年の知香さんは「初めて和菓子作りを見た。きれいな形でおいしかった」と話した。

【山梨日日新聞 3月17日掲載】

【山岳関連ニュース】

地域の鳥獣害を調査 南アルプス子どもの村中

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 南アルプス市徳永の南アルプス子どもの村中の生徒約20人は、市内の鳥獣害の解決策を探ろうと、調査学習を始めた。

 地域の歴史や文化を学ぶ、1~3年の縦割りグループ「歴史館」の生徒が、郷土学習を進める中で、市内の農家が直面している課題として鳥獣害があることを知り、調査学習の課題にした。

 鳥獣害防止に取り組む市内のNPO法人「甲斐けもの社中」の山本圭介理事長の協力を得て、2月から本格的に活動を開始。同市築山地区の栽培作物や、集落と山の間に設置されている電気柵の状況の確認などをしている。

 夜間でも撮影できるセンサーカメラを山中の獣道に設置。住民に対する聞き取り調査も行っていて、サルやイノシシ、シカなどの生息状況や行動範囲、被害に遭いやすい作物について調べている。電気柵も用意し、効果を検証する。

 学習の成果は市民を対象にした説明会や、会員制交流サイト「フェイスブック」にアカウントを開設して発表する。

 3年の長谷川さんは「農作物を守りつつ、動物の命も奪わない仕組みについて考えたい。長期的にいろいろなことを試して、生産者の方に解決策を伝えたい」と話している。

(写真)センサーカメラの設置場所を下見する生徒ら=南アルプス市築山

【山梨日日新聞 3月16日掲載】

【山岳館便り】

芦安渓流釣り祭り

 芦安渓流釣り祭が3月12日(日)に行われました。

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 第14回目になる恒例の釣り祭りです。親子、おじいちゃんと孫、仲間と、県内外の釣り客総勢120名ほどの方が参加しました。今年はなかなかの腕前の女性の方もいました。冷え込んだ朝でしたが振る舞われた豚汁で体を温め、また大物を狙いに糸を垂れていました。

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 イワナ、ヤマメの体長競い合いは誰が1番だったのでしょう。 まだまだ冷たい川風を受けながらでしたが、近づく春の気配を感じる一日でした。

【山岳関連ニュース】

冬の富士登山、自粛促す 山静両県

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 山梨、静岡両県と環境省は14日、静岡・富士宮市役所で富士山における適正利用推進協議会を開いた。夏山期間以外の遭難事故が相次いでいることを受け、新年度に都内で冬山登山の危険性を訴えるキャンペーンを展開することを決めた。登山用品店で冬山の状況を知らせるパネル展示やリーフレットの配布などをする。

 富士山では冬山での遭難事故が相次ぎ、昨年9月富士北麓の首長らが後藤斎知事に対し、遭難防止の対策を講じるよう要望。同11月の協議会で、夏山期間以外の富士登山の危険性を訴える「ネガティブキャンペーン」をホームページ(HP)などで展開することを決めていた。

 14日の協議会では、山梨県の担当者が、キャンペーンの実例としてHP「富士登山オフィシャルサイト」に今冬の遭難事故の発生状況や遭難の危険性について掲載したことを報告。新たな取り組みとして、登山者増加が見込まれるゴールデンウイーク(GW)や、秋に都内の登山用品店でネガティブキャンペーンを実施することを決めた。遭難者を救助している映像の上映や、凍結で滑落しやすい斜面状況などを伝えるパネル展示をする。

 GW期間に、日本山岳協会など山岳関連団体に、夏山期間以外の登山の自粛を求める要請文を送ることも決めた。山梨県の担当者は「富士登山の前に危険性を知ってもらえるよう取り組みをしていく」と話している。
 
(写真)冬山登山の危険性を訴えるキャンペーンの実施などを決めた協議会=静岡県富士宮市役所
 

【山梨日日新聞 3月15日掲載】