芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

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2016年9月

【山岳館便り】

山梨百名山の標柱設置 北岳

 山梨県では、山梨百名山の山頂に設置されている101本標柱のうち老朽化が進んでいる73本について新たな標柱を作成して、これらの標柱の交換、設置作業のボランティア募集がありました。

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 NPO法人 芦安ファンクラブでは、地元の南アルプス「北岳」の応募をして、標柱の運搬から設置作業を行いました。

 去る、9月24~25日にかけて芦安ファンクラブの会員5名が参加して新しい標柱設置作業を終了しました。設置した当日には、すでに北岳の頂上にいた大勢の登山者が新標柱と共に記念撮影をしていました。

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 この標柱がこれから北岳を登山する人々の思い出作りに貢献できればと願っています。

 芦安ファンクラブメンバーの方々、お疲れ様でした。

【山岳館便り】

南ア市が災害時の初動対応で防災パンフを作成

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 南アルプス市は、大規模災害時に市民が適切に行動できるように防災パンフレットを作った。初動対応や各地区の避難所の位置などを記した。
 
 パンフレットはA4判で全29ページ。地震発生時の初動対応は、余震に注意して隣近所へ声を掛けるように求めている。高齢者や障害者ら避難時に支援が必要な住民への援助方法を明記。地域の自主防災会の組織的な活動方法を例示し、旧6町村ごとに指定避難場所を示した地図も付けた。
 
 3万部を印刷。全戸に配布しているほか、市役所窓口でも受け取ることができる。

【山梨日日新聞 9月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

中央市がトレラン大会を計画 「千本桜」登山道活用へ

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 中央市は、市内の山林などで、「トレイルランニング」大会の開催を計画している。コースは豊富地区の桜の名所「山の神千本桜」登山道付近を想定。コースの選定などを進め、早ければ来年度の開催を目指している。

 市によると、未舗装の山道などを走るトレイルランニング人気の高まりなどを受け、まちおこしの一環として企画することにした。

 コースは、市内の最高峰・たいら山(934メートル)の山頂付近まで続く千本桜の登山道を活用する方針。春は、登山道沿いに植えられた約千本のソメイヨシノを眺めながらトレイルランニングを楽しめる。甲府盆地や南アルプス、八ケ岳も見渡せるという。

 今後、トレイルランニングの運営に携わる団体に協力を要請し、開催時期や距離、ルートを決める。田中久雄市長は「市の魅力を多くの人に知ってもらえるよう、庁内で横断的に検討を進めたい」と話している。
 
(写真)トレイルランニング大会のコースに想定されている山の神千本桜の登山道=中央市大鳥居

【山梨日日新聞 9月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

三ツ峠を清掃登山 町内外40人が参加

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 西桂町は25日、ボランティアが三ツ峠を清掃しながら登る「三ツ峠山清掃登山」を行った。

 町内外の有志や町職員ら約40人が参加=写真。三ツ峠登山道の史跡「ダルマ石」を出発し、山頂まで空き缶や瓶、ペットボトルを拾いながら登った。約210キロのごみを集めた。

 国民の祝日「山の日」の制定などを受け、町民が自然環境保護の意識を高める機会にしようと初めて企画した。

【山梨日日新聞 9月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

南アルプス形成、地質学から解説

早川で講座

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 南アルプス、北杜、韮崎、早川の4市町でつくる南アルプス世界自然遺産登録山梨県連絡協議会は24日、早川町役場で「南アルプス学講座」を開いた=写真。

南アルプスの生物圏保存地域「エコパーク」の魅力や情報を発信する活動で20人が参加。山梨県立大の輿水達司特任教授が「南アルプスの形成史とフォッサマグナ」と題し講演した。

 輿水特任教授は地質学などの観点で南アルプスが形成されるまでの過程を解説。「形成史を知ることで、ライチョウや高山植物の希少性も分かり、より魅力を感じることができると思う」と話した。

 同講座は今後、来年2月までに学識経験者らを招いて10回開く。

 詳しくは、こちらをご覧ください。(パンフレット)

【山梨日日新聞 9月27日掲載】

【季節の便り】

富士山「初雪化粧」を宣言

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 富士吉田市は25日、富士山頂付近の冠雪を確認したとして「初雪化粧」を宣言した。甲府地方気象台が発表する初冠雪とは別に、2006年から市が独自に発表しており、昨年より16日早い。

 同市富士山課によると、同日午前6時ごろ、職員が冠雪を確認した。24日午後の山頂付近の気温が氷点下となり、富士北麓地域で降った雨が山頂では雪になったとみている。

 富士吉田市上吉田の田んぼ近くでは25日朝、うっすらと冠雪した富士山の姿が見られた。

 一方、甲府地方気象台は同日、富士山頂付近が朝から雲に覆われ、甲府市飯田4丁目の気象台からは雪が確認できなかったとして、初冠雪を発表しなかった。

 市が初雪化粧の宣言を始めた06年以降、発表日が気象台の初冠雪より先になるのは初めて。昨年はともに10月11日だった。
 
(写真)山頂にうっすらと雪が積もった富士山=富士吉田市上吉田から撮影

【山梨日日新聞 9月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

遭難防止、都内で講習 紅葉期控え異例の対策 県警

山の事故 今年100件超、9割県外者

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 山梨県内で登山者の遭難が過去最悪のペースで推移しているとして、県警や山岳関係者が危機感を強めている。県警によると、今年に入り発生した遭難は100件を超え、既に昨年1年間に並んだ。昨年は遭難のうち3割が9月以降に発生しており、県警は秋の紅葉シーズンを前に警戒を強化。近く東京都内で安全な登山を呼び掛ける初のイベントを開き、県外から訪れる登山者をターゲットにした対策に乗り出す。

 県警地域課によると、今年に入り今月22日までの遭難件数は107件(前年同期比26件増)、遭難者数は114人(同28人増)。1年間の最多は遭難件数が13年の113件、遭難者数は14年の127人で、今年は過去最悪のペースで推移している。遭難による死者は15人。

 県警が遭難者の居住地を調べたところ、県外からの登山者が9割を占めていることが判明。65・8%に当たる75人が東京や埼玉、神奈川など県外の大都市圏から訪れる登山者だという。

 県山岳連盟の古屋寿隆会長は「今年は比較的天候が良くない日が多く、登山者が少ない印象を受けているが、山の知識や経験が乏しい登山者が遭難してしまうケースが目立っている」と指摘する。県山岳連盟は10月から、机上の講習会と実習をセットにした登山教室を開くという。

 一方、県警は10月5日、東京都港区で安全な登山を呼び掛ける初めてのイベントを開く計画。県警山岳救助隊員が遭難事故の発生状況を説明するほか、救助活動の動画を上映。2000年シドニー五輪競泳日本代表の萩原智子さんを「一日安全登山大使」に任命し、トークショーも予定している。

 昨年1年間に発生した遭難のうち、約3割に当たる35件は9~11月に発生。同期間には例年20~40件の遭難が起きていて、同課の担当者は「秋は日暮れが早くなり、気温差も大きくなるので、防寒着は忘れずに携行してほしい。万が一に備え、携帯電話の充電器やバッテリーも持ち歩いてほしい」と呼び掛けている。

【山梨日日新聞 9月24日掲載】

【山岳関連ニュース】

「都留アルプス」で誘客

登山愛好家ら地元の山々に命名 全長12キロ、遊歩道を再整備へ

 都留市内の登山愛好家らが市内の山々を「都留アルプス」と名付け、尾根伝いの遊歩道をトレッキングコースに再整備して観光振興を図る計画を進めている。全長約12キロの道中には道標、眺望ポイントを示す看板などを設ける。

 市内は東西に「白木山」「天神山」「深田山」など標高500~700メートル級の山が連なる。東京電力パワーグリッド大月支社によると、1980年ごろ、東京電力が都留市下谷1丁目から同市鹿留までの尾根伝いに鉄塔の巡視路を整備した。

 その後は遊歩道として道標などが設けられたが、近年は倒木や朽ちた看板が目立つほど荒れていたという。

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 「都留アルプス計画」は、市内の登山愛好家らでつくる「クレイン山の会」(藤本紘一会長)のメンバーが発案。藤本会長ら13人が8月、計画の実行組織として同会の分会「都留アルプス会」(内野一洋会長)を結成した。

 メンバーの長谷時利さん(76)は「約4時間半で踏破できるルートで険しくない。再整備すれば、市民や観光客が気軽に登山を楽しめる場所になるはずだ」と話す。

 同会は今後、10月中旬に遊歩道を歩いて危険箇所の確認と眺望ポイントの確認をする。今後は2年以内をめどにトレッキングコースに生まれ変わらせ、看板や道標を設ける予定。コースを載せたマップ作成も考えている。

 藤本会長は「11月には道の駅つるがオープンする。自然豊かな山々を、市内に観光客を呼び込む資源として活用したい」と話している。

 【写真】遊歩道を再整備する計画を話し合うメンバー=都留市上谷2丁目

【山梨日日新聞 9月23日掲載】

【山岳関連ニュース】

ドライフルーツ 登山の携帯食に

■中央の業者が提案 手軽さ重視で包装一新

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 総合食品卸業の渡辺商店(中央市山之神、渡辺一社長)は、県産果実などを使った自社商品のドライフルーツ「甲斐の恵み」を、登山時の携帯食として売り込み、県内外のスポーツ用品店に販路を広げている。より気軽、手軽に味わえるよう、6月にパッケージのデザインや形を変え、チャックを付けるなど改良した。同社は「各店で若い男女を中心に好評」としている。

 甲斐の恵みは2010年に商品化。現在は巨峰、ピオーネ、桃、リンゴなどの計9種類の展開で、10月以降、シャインマスカットや柿も種類に加わる。砂糖や添加物を使わない独自製法で、水分量が多い半生の状態なのも特徴という。

 これまでは県内外のワイナリーや土産物店などに置いていたが、新たに都内を中心としたスポーツ用品店に照準。登山が趣味の社員から「エネルギー補給の携帯食として売り込むのはどうか」と提案があったという。6月以降、営業をかけて販路を広げ、9月16日時点で新宿、横浜市、松本市、甲府市など14店舗で扱っている。販売店は増える見込みで、都内の女性向け生活雑貨店も加わる予定という。

 購入者から寄せられた「一度に食べきれない」などの意見を踏まえ、6月にパッケージを一新。種類ごとに内容量をそれぞれ従来品より数十グラム減らした上、保存用に上部にチャックを付けた。ラベルは女性のイラストレーターに依頼し、白を基調とした、果実の水彩画を描いてもらった。従来のラベルは黒く、果実の写真を載せていた。同社は「より若い人にも手に取ってもらえるようなデザインを重視した」と狙いを語る。

 甲斐の恵みの8月の売り上げ個数は前年同月の1・4倍という。同社担当者は「新しい分野でも売れ行きは良く、手応えを感じている。詰め合わせの箱も作ったので、ギフトとしても売り込んでいきたい」と話している。問い合わせは渡辺商店、電話055(273)5511。

 【写真】パッケージのデザインや形を一新した「甲斐の恵み」。6月以降、スポーツ用品店に販路を広げた

【山梨日日新聞 9月22日掲載】

【山岳関連ニュース】

色彩豊か 山の情景

南アで進藤春木水彩画展

 南アルプスをはじめとする山梨の山や静物などを題材に、色彩豊かな水彩画を描き残した画家の進藤春木さん(1922~92年)。山梨では久しぶりのまとまった作品の展示が現在、南アルプス市立美術館で行われている。

 進藤さんは長野・富士見町生まれ。戦争から復員後、当時小淵沢町で画家として活躍していた叔父の進藤章さんの養子となり、絵の指導を受けるようになった。地元で中学の美術教諭として教壇に立つ傍ら、峡北地方から見える山の風景などを題材に創作を続け、創元会や山梨美術協会、峡北美術協会などに出品した。

 特徴の一つとされるのが、独特な色彩感覚。秋の山を描いたと思われる作品群は、赤紫色の力強い色味の中に、くすんだオレンジ色や緑色が所々のぞく。春の風景は単に明るいだけでなく、灰色がかった暗みのある暖色が印象的。一見青っぽい夏山も、強い色がふんだんに使われていて、厳しさも優しさもある自然の多様な側面を幅広い色彩で表現しているかのようだ。

 油彩画を思わせる骨太のタッチ、不透明感も持ち味。ダイナミックな筆遣いで、対象を画面いっぱいに大胆に表現していて迫力がある。同美術館は「山に囲まれた環境で暮らす中、自然の本質をよく見て、移ろいゆく風情を表情豊かに描いた」と説明する。

 展示は、旧白根桃源美術館で所蔵していた作品から34点を出品。季節の順を追うような展示構成で、花などをモチーフにした静物画や外国の風景なども並ぶ。

 10月6日まで。月曜休館。

【山梨日日新聞 9月22日掲載】