芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2016年8月

【山岳関連ニュース】

登山の拠点 夫婦で守る 雲取山

七ツ石小屋 富山から移住「なじみの場に恩返し」

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 日本百名山の一つ雲取山の自然に魅せられた夫婦が、同山にある丹波山村営の七ツ石小屋の管理人として働いている。富山県から移住した藤本尭さん(34)と多美子さん(39)。4月から小屋を任され、登山者に疲れを癒やす空間を提供して山の安全を守っている。

 東京、埼玉の県境に位置する雲取山に2人で初めて登ったのは2013年秋。多美子さんが学生時代に登山サークルで通ったなじみ深い山だったため、尭さんを誘った。2人は同村に移住するまで、尭さんの好きな北アルプスがある富山県に住んでおり、登山は共通の趣味だった。

 雲取山への登山後、七ツ石小屋の前管理人が留守にするときの小屋番を探していたため、多美子さんが同県から通うようになった。4月から村が小屋を運営することになり、管理人を募集。「学生時代からお世話になった場所に恩返しがしたい」(多美子さん)と申し込み、夫婦で山小屋に移り住んだ。

 小屋は築80年以上が経過し、登山者が寝泊まりする約24平方メートルのスペースに管理人室を備えた簡素な造り。老朽化が進んでいるが、雲取山を目指す人にとって重要な登山拠点で、富士山の眺望も良いため、数十年間通い続ける常連客もいるほどだ。

 雲取山周辺の山域は初心者の登山も多く、2人が経験を生かして服装や計画の甘さに注意を促すこともある。

 2人は「売り上げで小屋を修理し、長く親しまれる場所にしたい。自分たちの一生の仕事として守っていきたい」と話している。

 【写真】七ツ石小屋の管理人を務める藤本尭さんと多美子さん=丹波山・七ツ石小屋

 

【山梨日日新聞 8月31日掲載】

【山岳関連ニュース】

やまなし登山講座 9月8日から開講

 日本山岳会山梨支部と山梨学院生涯学習センターは9月8日から、「山の日」を記念した「やまなし登山基礎講座」を開く。昨年に続いて2回目で、8月31日まで受講生を募集している。

 講座は全14回で、12月15日まで週に1回、甲府・山梨学院大をメイン会場に開かれる。支部の会員が講師を務め、登山中の傷病の応急処置のほか、山の気象や登山史などを話す。実践登山として11月3日には甲府市の湯村山、同17日には大月市と上野原市の境にある扇山に登る。

 全14回の受講が参加条件。定員40人で、受講料は6千円。問い合わせと申し込みは山梨学院生涯学習センター、電話055(224)1355。

 

 【山梨日日新聞 8月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

甲府で「山の日」記念シンポ

山梨が誇る魅力語る

 8月11日が国民の祝日「山の日」に制定されたことを記念し、「やまなしで過ごす『山の日』シンポジウム」が28日、甲府・山梨学院大で開かれた。フリーアナウンサーでNPO法人日本トレッキング協会長の国井雅比古さん=都留市出身=らが講演とトークセッションを行った。

 国井さんのほか、アウトドアエッセイストの木村東吉さん=富士河口湖町在住=、登山家で山岳ガイドの花谷泰広さん=北杜市在住=が登壇。県内にある山の魅力やそれぞれの活動について話し、「山梨が誇る山の魅力 再発見!」をテーマに対談した。

 3人は県内の山や自然の魅力を全国に広める方法について意見を出し合った。木村さんは「山梨の人が魅力に気づいていない」と指摘。国井さんは「山との距離をもっと近くする必要がある」と述べ、花谷さんは「山登りをする人が、自分のホームマウンテンを周囲の人に紹介して、はやらせてほしい」と提案した。

 県や市町村、森林整備に関わる団体などで組織する「やまなしで過ごす『山の日』実行委員会」が主催。山の日制定をきっかけに、県内の山と自然の魅力を知ってもらいたいと初めて企画した。

 【山梨日日新聞 8月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

西沢渓谷、景観を満喫 山梨市でラン&ウオーク

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 「第1回山梨みとみクリスタルトレイルラン&西沢渓谷ウオーク」が28日、山梨市の西沢渓谷周辺で開かれた。県内外から約350人が参加し、景観が豊かなコースを思い思いのペースで楽しんだ。

 埼玉県のNPO法人スポーツエイド・ジャパンと同市が主催。雨の影響で通行が危険な場所が出たため、コースの一部を変更して行った。トレイルランの参加者は西沢渓谷入り口を発着点に、ネトリ大橋や林道乾徳山線を通る約14キロのコースを駆け抜けた。ウオーキングは道の駅みとみを発着点に同渓谷を巡った。

 市内では2013年まで、雁坂峠など国立公園特別保護地区を走るイベントが開かれていたが、環境省が同保護地区でのコース設定を原則禁止とする指針を打ち出したことを受けて中止。同法人や市が協議し、同保護地区外の西沢渓谷を走るイベントとしてリニューアルした。
 
(写真)ウオーキングを楽しむ参加者=山梨市三富川浦

【山梨日日新聞 8月29日掲載】

【山岳館便り】

櫛形山に学びの場、エコパークPRへ 南ア

宿泊施設再整備

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 南アルプス市は、南アルプス・櫛形山にある同市上市之瀬の宿泊研修施設などを再整備する。小中学生の林間学校の受け入れ場所として活用し、南アルプスが登録された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」の理念を周知する。

 整備するのは、伊奈ケ湖周辺にある宿泊施設「ウッドビレッジ」や研修施設「グリーンロッジ」、レストハウスなど。市観光商工課によると、ウッドビレッジは内装を一新し、2段ベッドを導入する。グリーンロッジは、部屋を二つに仕切り、用途に応じて使い分けられるようにする。トイレを和式から洋式に変更する。

 運営は、指定管理者制度の導入を想定している。櫛形山の森林環境に詳しい業者を選び、利用者がエコパークの理念について学べるプログラムを提供する。

 ウッドビレッジは1995年、グリーンロッジは75年、レストハウスは91年に供用を開始した。老朽化が目立ち、近年は林間学校で利用するのは市内の2小学校にとどまっていた。

 市は、9月定例市議会に提出する一般会計補正予算案に、改修工事設計費(694万円)と再整備計画策定費(239万円)を計上する。金丸一元市長は「市内の子どもたちが、エコパークについて学べる最適な場所となるよう整備を進めたい」と話している。

 【写真】再整備するウッドビレッジ=南アルプス市上市之瀬

 

【山梨日日新聞 8月27日掲載】

【山梨県内のニュース】

山梨の水 冊子でPR

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 県は、県内の良質な水資源を国内外にPRするためのリーフレットを作成した。水のブランド化に向けた施策の指針「やまなし『水』ブランド戦略」に基づく取り組み。県内のミネラルウオーター生産量は日本一で豊富な水資源がある一方、ブランド力の向上が課題で、リーフレットを活用して国内外にPRする。

 リーフレットはB4判三つ折り。ミネラルウオーター生産量日本一や、良質な水で果実など農産物が生産されていることを写真付きで紹介。森林整備などで健全な水循環を保全する「育水」に取り組んでいることもPRしている。

 リーフレット1枚に日本語のほか、英語、中国語など6カ国語を併記。国内だけでなく、国外にも山梨の水の魅力をPRし、観光振興などにつなげたい考えだ。リーフレットは県がマレーシア、シンガポールの2カ国に設置予定の海外販売・情報発信拠点などで配布する。

 国内では東京・日本橋のアンテナショップ「富士の国やまなし館」、東京・有楽町の「やまなし暮らし支援センター」などで配布。観光物産展や各イベントでも山梨の水資源をPRする。

 県が水のイメージについて東京、名古屋、大阪圏域の住民に聞いたアンケートでは、「富士山の水」「南アルプスの水」などに魅力を感じる人は7~8割に上った一方、「山梨の水」など「山梨」を含むと、魅力を感じる人は5割前後に低迷。情報発信が課題となっている。県が2015年度に策定した「やまなし『水』ブランド戦略」では、水をPRしてブランド力を高めることなどを盛り込んでいる。
 
(写真)山梨の豊富な水資源をPRするリーフレット

【山梨日日新聞 8月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

醍醐山頂にあずまや

身延・愛する会が整備

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 身延・醍醐山(634・8メートル)を活用し、地域活性化を目指す「醍醐山を愛する会」(依田武司代表)は、山頂にあずまやを建てた。

 休憩スペースを設け、登りやすくしようと建築。高さ約2.7メートル、幅約2メートル、奥行き約3メートルで、建設業の会員を中心に作業し、今月完成した。

 柱やはりに使ったクリの木は所有者の許可を得て山中で伐採し、屋根の木材やトタンは電動の手押し車で山頂まで運んだ。ベンチ2脚とテーブル1台も作り、醍醐山のデザインをあしらった記念スタンプと用紙も設置した。

 同会の醍醐山を通じた地域活性化事業は、2015年度に身延町が町民税1%の使い道を町民から募った「町民予算提案事業」で採択された。本年度は約300万円の補助を受け、整備に活用している。

 同会の磯野澄也さん(65)は「これからも醍醐山を整備し、誰でも登りやすい山にしていきたい」と話している。

 【写真】完成したあずまや=身延・醍醐山

 

【山梨日日新聞 8月26日掲載】

【山岳関連ニュース】

地元八ケ岳の自然に親しもう

山小屋泊、子ども無料 10月末まで

 八ケ岳観光協会(長野県茅野市)は10月31日まで、八ケ岳に登る北杜市と長野県内の11市町村の家族連れを対象に、小学生以下の子どもの山小屋宿泊料金が無料になる「八ケ岳キッズプロジェクト2016」を実施している。

 八ケ岳周辺の子どもたちに、登山や自然に親しんでもらおうと昨年から始めた。同協会に加盟する、北側の蓼科山から南側の編笠山まで32の山小屋が対象。同市を含む12市町村の子ども(同行する保護者1人に対して2人まで)が無料で泊まれる。

 利用時には対象市町村の小学校や自治体に事前配布した招待券が必要。「八ケ岳登山絵日記コンクール」への応募も参加条件になる。

 今年は対象市町村を2倍にして、実施期間を延ばした。問い合わせは同協会、電話0266(73)8550。

 

【山梨日日新聞 8月23日掲載】

【山岳関連ニュース】

鳳凰三山など水彩画で描く

南アで進藤春木展

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 南アルプス市小笠原の市立美術館(向山富士雄館長)は、画家進藤春木さんの作品を集めた「進藤春木展-山の移ろい 色彩の風-」を開いている=写真。

 進藤さん(1922-92年)は終戦後、旧小淵沢町に移り住み、南アルプスの山や静物を題材に水彩画を描いた。企画展では、鳳凰三山や茅ケ岳、八ケ岳を描いた作品や静物画など34点を展示。山の尾根を力強く描いて構図を引き締め、立体感を演出した作品が並ぶ。順路通りに歩けば、進藤さんが表現した山の春夏秋冬を楽しめる。

 10月6日まで。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは同館、電話055(282)6600。

 

【山梨日日新聞 8月23日掲載】

【山梨県内のニュース】

甲府駅南口 9月7日供用開始

■バス乗り場一部変更

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 県は22日、再整備を進めているJR甲府駅南口中央の公共交通ロータリーが完成する見通しとなり、9月7日に供用を開始すると発表した。このため一部のバス乗り場が同日の始発便から変更となる。

 県都市計画課によると、バス、タクシー用の公共交通ロータリーは一部が3月に供用を開始。まだ工事中のエリアがあるため、現在のバス乗り場は同ロータリー内に3カ所、山交百貨店西側に3カ所あり分散していた。9月7日以降は乗り場6カ所全てがロータリー内となる。一般車両の進入はできない。

 甲府駅南口の再整備は、2013年度に着工。15年7月に一般車両の一時待機場を含む一般車ロータリーの供用が始まった。今後、東側の広場や総合案内所の整備を進め、広場は来春に完成する予定。

【山梨日日新聞 8月23日掲載】