芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

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2015年7月

【山岳館便り】

芦安中学校全校登山が行われました

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 芦安中学校登山は30年以上の伝統があります。

 3年間の在学中に「北岳」「鳳凰三山」「仙丈ヶ岳」を制覇できる全校登山です。

 今年は「仙丈ケ岳」を7月10~11日(1泊2日)で登山しました。

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Photo_4 9日まで梅雨の雨が続き心配した天気は10日には快晴となり、生徒、父兄、教職員、ガイドの芦安ファンクラブの方、総勢 30人が参加しました。

 先日7月上旬に、芦安ファンクラブより寄贈された一眼レフカメラ15台と共に!!

 生徒たちはこの登山で、登りの辛い時には声をかけあい、山頂では登り切った達成感、素晴らしい景色の感動を分かち合いました。この経験を糧にこれからの学校生活もよりすばらしいものになることでしょう。

【山岳関連ニュース】

登山ガイドグループ設立1年 “地元発”ツアー案内

2015073011 南アルプスの登山ガイドグループ「南アルプスガイドクラブ」(清水准一会長)が設立から1年が経過した。日本山岳ガイド協会に加盟し、北岳などを目指す団体ツアーの受け入れや、登山者のレベルに合った案内をしている。

 同クラブ設立までは南アルプスの山梨県側にはガイド組織がなく、他県のガイドが南アルプスのツアーを案内するケースが多かった。同クラブは“地元発”のツアーを実施しようと、南アルプス市など中部横断自動車道沿線の市町でつくる「南アルプス・ネイチャー王国協議会」が中心となり昨年4月に発足した。

 現在は県内のベテラン登山愛好家ら27人が所属。週末を中心に同市内の北岳や櫛形山などでツアー客らを先導し、動植物の生態などを解説している。希望に応じた登山コースを設定するほか、安全な登山を楽しむための講演会や講習会も開いている。

 同クラブ事務局の担当者は「今後はガイドするエリアを市内に限らず富士川町、早川町にも広げ、魅力を伝えていきたい」と話している。ツアーの問い合わせ、申し込みは同クラブ、電話080(6653)5418。

(写真)ツアー客をガイドする南アルプスガイドクラブのメンバー=南アルプス・夜叉神峠

 

【山梨日日新聞7月30日掲載】

【山梨県内のニュース】

富士入山料1~28日徴収を集計 協力率、低調43.7%

 県は29日、山開きの7月1日から28日までの富士山入山料(保全協力金)の徴収状況を発表した。期間中に6合目安全指導センター前を通過した5万866人のうち2万2229人が支払いに応じ、2143万7466円が集まった。支払った割合(協力率)は43.7%にとどまり、1~21日の前回集計分から0.7ポイント上昇した。

 発表したのは、1日午前0時から29日午前0時までの状況。納付場所の内訳は5合目ロータリーが1万8358人(1766万9366円)と8割を占め、6合目安全指導センター付近が3871人(376万8100円)だった。

 昨年同期は、登山者6万4231人のうち3万7109人(3584万1374円)が支払い、協力率は57.8%だった。

 県観光資源課によると、協力率アップに向け、5合目では新たに総合管理センター前にも納付場所を設けることを検討している。

 

【山梨日日新聞7月30

【山岳関連ニュース】

南アルプス臨時支局登山日記 やっぱり「山はいい」

201507307 「山はいいよね」。2日間の南アルプス臨時支局での取材活動を終えた22日、下山前に北岳山荘の前でそびえ立つ北岳を眺めていると、お世話になっている小屋の関係者に声を掛けられた。ちょうど自分の中にこみ上げてきた思いを代弁してくれていた。「はい、やっぱりいいですね」。一言返しただけだったが、心が和んだ。

 臨時支局での取材は昨年に続いて2回目。今回は初日から晴天に恵まれ、北岳から間ノ岳までの縦走では雄大な景色を存分に味わえた。夜叉神から広河原までの区間がマイカー規制となる「林道南アルプス線」が土砂崩落で通行止めだった昨年と比べると、登山者は目に見えて多く、夏山シーズンならではのにぎわいが戻っていた。

 一番の収穫と言えば、快晴の下で間ノ岳に登れたこと。6年ぶりだったが、山梨、静岡の県境に位置する間ノ岳の頂上からは塩見岳、赤石岳など南へ連なる南アルプス山脈の長大なスケールを感じることができ、天候に心から感謝した。

 小屋の関係者と別れ、同僚と広河原を目指したが、間もなく雲行きは怪しくなり、あっという間に降雨に見舞われた。稜線から白根御池小屋に下りきった時はずぶ濡れに。自然の美しさと厳しさをあらためて知った2日間だった。

(写真)北岳山荘(右下)から北岳(中央)に続く稜線。快晴の時は頂上や登山道の様子がはっきり確認できる=南アルプス・北岳山荘周辺

 

【山梨日日新聞 7月30日掲載】

 

【山梨県内のニュース】

山小屋の注意掲載外国人向けパンフ 南ア市が作製

201507301_2 南アルプス市は、北岳の山小屋利用者への注意事項をまとめた外国人向けのパンフレットを作った=写真。南アルプスに訪れる外国人登山客が増えたことを受け、英語と韓国語、中国語に対応した。

 パンフレットには「就寝時間や早朝は無言で行動する」「ビニール袋の音は周りに迷惑になる」など31項目を掲載。過去に、韓国人がキムチを持ち込み、においが充満したことから、キムチを山小屋の中に持ち込まないとの注意書きもある。

 5千部を印刷し、山小屋や野呂川広河原インフォメーションセンターなどに置き、登山客に無料で提供している。

 

【山梨日日新聞 7月30日掲載】

【山岳関連ニュース】

南アルプス臨時支局登山日記 雄大な景色、縦走後押し

2015072913 南アルプス臨時支局として登山するのは昨年に続き2回目。体力的に厳しい登山だったが、周囲に広がる雄大な山々を眺めながらの登山は疲れよりも充実感が残った。

 昨年、天候不良と体力不足で間ノ岳の縦走を断念したこともあり、“今年こそ”との思いを強く持って広河原を出発した。1日目、順調に宿泊先の山小屋「北岳山荘」に到着。翌日、初めて間ノ岳山頂を目指した。午前6時すぎ、山小屋を出ると青空が広がり「これは山頂できれいな景色が見えるはず」と期待が膨らんだ。

 体力に不安はあったが、右手に仙丈ケ岳、左手に富士山、振り返ると北岳と甲斐駒ケ岳という雄大な景色にも助けられ、思っていたよりも軽やかに歩みを進めることができた。

 1時間半ほどでたどり着いた山頂は既に多くの登山者が景色を楽しんでいた。山梨、静岡、長野にある南アルプスの山々が見られ、360度に広がる絶景に思わず疲れも忘れた。今回の登山では取材でよく耳にする南アルプスの魅力「豊かな自然」を存分に味わうことができた。
 これで富士山、北岳、間ノ岳と日本で1~3番目に高い山を登頂。このことはちょっとした自慢にしたい。


(写真)間ノ岳山頂から見た甲斐駒ケ岳(左奥)と北岳(右)

 

【山梨日日新聞7月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

山小屋周辺でテント設営 広さと自由さ人気

2015072912 南アルプスは山小屋に宿泊して、山頂や縦走を目指す登山者が多い一方で、山小屋周辺にテントを張って宿泊する人もいる。テントや寝袋、食料持参となるため、持ち物は重くなるが、テント泊する登山者は「気の合った仲間と過ごすことができ、山小屋よりも窮屈感が少ない」と話す。
 山小屋は最盛期ともなれば、一つの布団を2人で使うこともあり、週末になるとテント場はカラフルなテントが並びにぎわいをみせる。

 北岳山荘のテント場で一夜を過ごした名古屋市の会社員熊谷圭祐さん(34)は「テントは広くて気を使わずに過ごせる。食事を用意するのも楽しいし、夜もすぐ外に出られるので、好きなときに星を眺めることができる」と魅力を語る。愛知県清須市の会社員橘和希さん(31)は「テントを背負いながらの登山はきついが充実感は重さに比例して増す」と話す。

 南アルプスでは山小屋の周辺にテント場が設けられている。テント場以外での設営は禁止され、利用方法や料金は各テント場によって異なる。

(写真)テントでの宿泊を楽しむ登山者=南アルプス・北岳山荘テント場

【山梨日日新聞 7月29日掲載】

【山岳関連ニュース】

くつろぎの空間提供 「広河原山荘」2代目塩沢顕慈さん

2015072910 南アルプス北部の登山拠点・広河原にある「広河原山荘」(標高1530メートル)は、2代目の塩沢顕慈さん(35)が切り盛りしている。幼少期から山小屋に通い、なじみ深い場所だった南アルプスは「出掛ける所ではなく帰る所」。登山者にくつろいでもらえるよう、アットホームな落ち着ける空間を提供している。

 山荘が建てられたのは1985年。初代管理人となったのが現在、南アルプス芦安山岳館長を務める父・塩沢久仙さん(72)だった。旧櫛形町出身で、幼少のころから母裕子さん(66)に付き添って小屋に通い、山は「遊び場」(顕慈さん)だった。

 中学校時代に山小屋で仕事がしたいと考えるようになった。3人きょうだいの末っ子で、兄と姉は県外に出るなどして別の道を進んだが、父が情熱を注いだ山小屋の道を選んだ。県内の調理師学校に通うなどして料理の腕を磨き、20歳から小屋で働き始め、26歳のときに後を継いだ。

 小屋は6月中旬~11月初旬に営業。登山者がピークとなる7~8月には従業員8人態勢で、1日に300人ほどが訪れることもある。広河原という立地から、宿泊よりも食事提供が中心。仕入れ先の開拓からはじめ、地元産野菜を使うなどしたこだわりの「広河原ベジカレー」「甲州ワインビーフ丼」などは小屋の定番となった。

 遭難者の救助に携わる顕慈さんが近年、気掛かりなのが遭難者の増加だ。「昔に比べ、基礎的な知識や体力がない登山者が増えている」と、その原因を分析し、「山の厳しさを十分に理解してから入山してほしい」と呼び掛ける。

 「小屋を運営する者としては、指導よりもねぎらいの言葉を掛けたい。安全に南アルプスを楽しんでもらうために、これからも責任を果たしていきたい」


(写真)南アルプスへの思いを語る塩沢顕慈さん=南アルプス・広河原

 

【山梨日日新聞 7月29日掲載】

【山梨県内のニュース】

エコパーク登録をステッカーでPR イベントで配布

201507291_2 南アルプス市は、南アルプスの国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」登録をPRしようと、ステッカーを作った=写真。市内のイベントなどで配布している。

 ステッカーは直径8センチの円形で1万枚を作った。南アルプス世界自然遺産登録推進協議会のエコパーク推進部会が制定した、ライチョウや南アルプスの山々を描いたロゴマークをデザイン。

 南アルプス市は自然と共生したまちづくりを進めています」の文言を添えた。ステッカーは市の公用車などにも貼り、エコパーク登録をアピールしている。

 市政策推進課の担当者は「ステッカーを通じて、市内外の人に南アルプスがエコパークに登録されたことを知ってもらいたい」と話している。

 

【山梨日日新聞 7月29日掲載】

【季節の便り】

スモモ「貴陽」収穫ピーク 南アルプス市 作柄上々、量は少なめ

201507251_3 南アルプス市でスモモの収穫が最盛期を迎え、落合地区では7月中旬から高級品種「貴陽」の収穫作業に入った。同市湯沢の高石栄貴さん(53)の農園では、棚栽培の貴陽が、紫がかった濃い赤に色づいている。

 貴陽は1996年に同市で商品化した品種で、ほかの品種に比べ実が格段に大きく、酸味と甘みのバランスが良いのが特長。今年は長雨や高温の天候不順の影響もあり、高石さんは「作柄は上々だが、収穫量は例年よりも少ない」と話している。

 JAこま野によると、貴陽は京浜地方や関西地方などの市場に出荷し、1キロ当たり千円程度で取引されるという。貴陽の収穫作業は今月末ごろまで続く見通し。

(写真)収穫期を迎えたスモモの高級品種「貴陽」=南アルプス市湯沢

【山梨日日新聞 7月25日掲載】