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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

お知らせ

2014年1月1日、ヴィンヤード便りのURLアドレスが変わります。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

https://sannichi.lekumo.biz/vineyard/

2019年9月

2019年シーズン最後の作業

収穫を終え1週間、9月14日は今季最後の作業。畑にそのままになっていたレインカットのビニールと防鳥ネットの撤収です。当初、今月末の作業を予定していたのですが、今年は台風の当たり年なのでできるだけ早く片付けたほうがいいということで前倒しになったそうです。富士山を望みながらの作業となりました。

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作業はまず、ビニールのパッキン外し。この日は好天でしたが、蒸散のためかビニールの裏面には一部水滴が残っていました。このため、ビニールを乾かす必要があり、箱詰めは作業の最後となりました。

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メルローとシャルドネを一気に片付けるので、それなりの作業量になります。同時進行で防鳥ネットの撤収も始めました。ビニールも順次たたんで収納しました。ただ、作業は午前7時半から4時間で終了するスケジュール。ビニールの撤去は時間内に終わったものの、限られた人数で防鳥ネットは途中までとなってしまいました。こちらは管理部が後日片付けることとなりました。

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ブドウのなくなった畑での作業はモチベーションがいま一つ上がらないものですが、収穫しなかった第3房(結果母枝から離れたところになる小ぶりの房)を思いがけず見つけると何となくほっこりした気持ちになりました(笑)

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また、シャルドネでは台木の101-14がすくすくと育っているブドウ樹を見つけました。速攻で切り落としましたが、収穫後でしたので台木の栄養成長にいくらか持っていかれたかもしれません…。

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垣根はレインカットのビニールが外れて、すっきりしたように見えました。

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※ことしは10月5日(土)に防鳥ネットの片付け、肥料散布をしました。

2019年09月17日|個別ページ

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2019年収穫

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9月7日、今季の集大成である収穫を迎えました。メルロー、シャルドネの同時収穫は4年連続。収穫は昨年より6日遅く、収量はメルローが1050キロ(昨年比177キロ増)、シャルドネが2200キロ(同789キロ増)でした。メルローが1トンを超えたのは3年ぶり、シャルドネは過去最多の2トン超えとなりました。今季は7月が長梅雨で日照不足、梅雨明けした8月は一転して酷暑と極端なシーズンとなりました。防除も昨年より回数を増やしました。全体的に果粒が若干大きく感じました。豊作傾向ですが、不安定な天候が影響してか糖度は低めのビンテージとなりました。

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仕込み時の分析値は下記の通りです。

【メルロー】

比重 1.078

糖度 18.56%

pH 3.59

総酸 4.62g/l

【シャルドネ】

<フリーラン>

比重 1.081

糖度 19.37%

pH 3.53

総酸 6.35g/l

 <プレス>

比重 1.082

糖度 19.64%

pH 3.76

総酸 6.25g/l

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この日は午前5時に集合しました。朝焼けと富士山が印象的な朝でした。まず防鳥ネット下のバインド線を外し、メルローから収穫を始めました。NNSの坂田和久・制作局次長兼制作部長がカメラを持ち収穫の様子を撮影していました。

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続いてシャルドネの収穫です。このころになると日差しも徐々に強くなってきました。メルロー、シャルドネともごく一部ではありますが、防鳥ネットの中に食害が見られました。隙間にうまく入り込んだものとみられます。

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ブドウは収穫後、委託醸造先であるマンズワイン勝沼ワイナリー(甲州市)に運ばれました。シャルドネ、メルローとも選果台を使って選果をし、シャルドネは房よりでプレス機に入り、メルローは粒よりでタンクの中に納まり醸しが始まりました。

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昼食はシャルドネとメルローの選果作業の合間、午前11時半でした。お楽しみのお弁当、ことし筆者が手にしたのは幕の内弁当でした。マツタケが秋の雰囲気を醸し出しています。写真撮影は山梨文化会館の小林義徳・秘書室長にもご協力をいただきました。

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長い1日、お疲れさまでした。ワインの仕上がりが待ち遠しいです。

2019年09月11日|個別ページ

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