南アルプス・白根源小2年生は校内に「2年生郵便局」を設け、手作りのはがきや切手を貼った“郵便物”を児童や教員に配達している。授業で地元の郵便局を見学した児童たちの提案で企画された取り組みは、「手紙を書いたり、もらったりできてうれしい」と好評だ。18日には、活動を知った郵便局から感謝状が贈られた。
学校によると、2年生16人は昨年11月、生活科の授業で南アルプス市有野の白根源郵便局を訪れ、郵便の仕組みを学んだり、郵便局での仕事の様子などを見学したりした。見学後、児童たちから「郵便局の仕事を体験したい」などの声が上がり、12月に「2年生郵便局」が開局された。
郵便番号を1~2年生の教室や校長室、図書室など校内8カ所に設定。手紙を出したい人は、手作りの切手やはがきを受け取り、郵便番号や住所、宛名を記入した上で、2年生の教室前に設置したポストにはがきを投函する。2年生全員が順番で役割を分担し、週に2回、ポストのはがきを回収して配送先ごとに仕分け、消印を押して届ける。
はがきには、「今度いっしょにあそぼうね」や「いつもやさしくしてくれてありがとう」などのメッセージや、イラストなどを書く児童も多い。
18日は同校で感謝状贈呈式が開かれ、白根源郵便局の局長から児童に感謝状や記念品が贈られた。
(写真)2年生郵便局のポストにはがきを投函する児童=南アルプス・白根源小
【山梨日日新聞 1月25日掲載】