南アルプス市中野地区の棚田周辺で、コスモスの花が見頃を迎えている。
住民有志でつくる「ふるさとを錦で飾り隊」(小野忠会長)のメンバーらが、耕作放棄地を花で飾ろうと毎年行っている取り組み。今年は8月中旬ごろに種をまき、10月に開花した。稲刈りが終わった棚田周辺がコスモス、マリーゴールド、ヒャクニチソウなどピンクや紫色、黄色に彩られ、訪れた人を楽しませている。見頃は11月8日ごろまでの見通し。
小野会長は「棚田で米を作ってみたいという人が出てくればうれしい」と期待し、「地域の人の生活の場なのでマナーを守って楽しんでほしい」と話していた。
(写真)棚田の休耕田で見頃を迎えたコスモスの花畑=南アルプス市中野
【山梨日日新聞 11月7日掲載】